ユナイテッド指揮官、出番増加中の20歳MFハンニバルを絶賛 「チャンスをものにしている」

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督がここ最近出番を増やしているチュニジア代表MFハンニバル・メイブリについて語った。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。2019年夏からユナイテッドのユースに在籍し、2021年5月にファーストチームデビューの攻撃的MF、ハンニバル。バーミンガムへのレンタル移籍から戻ってきた今シーズンはユナイテッドにとどまり、16日のプレミアリーグ第5節ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦で途中出場。ここで見事なゴールを決め、アピールに成功した。ピッチ外の諸事情でチームがアタッカー不足に陥っていることもあり、ハンニバルはその後の第6節バーンリー戦、EFLカップ(カラバオカップ)のクリスタル・パレス戦で2試合連続の先発。テン・ハグ監督はピッチ上を走り回って奮闘しているこの20歳の姿勢やプレーを称賛している。
「彼はチームの他のメンバーに非常に良いメッセージを送っていると思う。これが要求されていることであり、そういったポジションでプレーするときはこれが基準でなければならない。成功するためにチームに何かをもたらす必要があるということだ」

「特にポゼッションベースのチームと対戦するときに彼はぴったりだ。良いパフォーマンスと結果をもたらすことができる」また、ハンニバルのような若手の躍進が他の選手たちの刺激にもなるとテン・ハグ監督は主張した。

「(チームへの適応は)それほど早くなかったと思う。私がここに来る前から彼はすでにファーストチームにいて、デビューも飾っていた。昨シーズンはレンタルで出ていたが、今シーズンは進歩している」

「だからこそ、彼はチャンスを得るに値したし、今はそのチャンスをものにしていると思う。彼は常に向上しなければならず、プレーする価値があるという証拠も示さなければならなかった。しかし、それはチームのみんな、全ての選手にとって大事なことだ」

「数人の選手が優位に立つ状況もあるが、内部競争が存在するのは良いことだ。それが『もっと貢献しなければならない』『もっとがんばらなければならない』という風に他の選手を後押ししてくれることを願っている。彼はチームのために素晴らしい仕事をしてくれたし、直近の2試合ではチームのレベルを維持するのに本当に貢献してくれた」