【EL開幕節まとめ】強豪は順当に白星発進! “死の組”は混戦予感させる初戦に
2023.09.22 06:46 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ開幕節が21日にヨーロッパ各地で行われた。
優勝候補筆頭のリバプールは、久々のEL初戦でオーストリアの強豪LASKと対戦。直近のリーグ戦から先発全員を入れ替えた影響もあり、前半に先制を許す難しい展開に。それでも、後半に入ってエンジンを上げたクロップのチームは、FWルイス・ディアスがPK獲得に逆転ゴールを決める活躍を披露。さらに、後半終盤には途中出場のエースFWサラーがトドメの3点目を奪い、終わってみれば3-1の順当な勝利に。
昨シーズンの準優勝チームでリバプール同様に本命に挙げられるローマは、モルドバ王者のシェリフとアウェイで対戦。前半終盤にオウンゴールで先制に成功も、後半立ち上がりに追いつかれる。それでも、直後に投入したFWディバラが流れを変えると、FWルカクが公式戦2試合連続ゴールを挙げる決定的な仕事を果たし、苦しみながらも2-1で白星スタートを飾った。
今シーズンのブンデスリーガで首位に立つ好調のレバークーゼンは、ELの舞台でも好調を維持。スウェーデンのBKヘッケンをホームで迎え撃った一戦をMFヴィルツや絶好調のFWボニフェイスのゴールなどで4-0の快勝を飾った。
昨季のカンファレンスリーグ(ECL)王者のウェストハムも白星発進。格下と思われたセルビアのTSCに先制を許したものの、オウンゴールで追いつくと、70分にはMFクドゥスに加入後初ゴールが生まれ、最終的に3-1で逆転勝利。
アヤックスvsマルセイユは壮絶な打ち合いの末に3-3のドロー決着。ホームのアヤックスが前半半ばまでに2点を先行したが、マルセリーノ監督電撃退任でそのパフォーマンスが注目されたマルセイユもここから底力をみせ、MFアリが演出した2ゴールで前半の内に追いつく。その後、後半序盤にアヤックスがMFテイラーのゴールで勝ち越したものの、マルセイユも後半半ば過ぎの78分にFWオーバメヤンがこの試合2点目を決め切って追いすがる。その後、試合終盤には退場者を出したホームチームを相手にマルセイユが攻勢を仕掛けたものの、逆転まで持っていくことはできなかった。
また、ブライトンvsAEKアテネはプレミアリーグで好調を維持する大会初出場チームの優勢が予想されたが、セットプレー2発にカウンターから見事なゴールを決めたギリシャ王者が3-2の勝利を収めた。
その他ではアタランタやスポルティングCPといったチャンピオンズリーグ(CL)クラスの強豪が順当に白星発進を見せた一方、今大会を得意とするスペイン勢のビジャレアル、ベティスはいずれも黒星スタートとなった。
■ELグループステージ開幕節 結果
◆グループA
ウェストハム 3-1 TSC
オリンピアコス 2-3 フライブルク
◆グループB
アヤックス 3-3 マルセイユ
ブライトン 2-3 AEKアテネ
◆グループC
スパルタ・プラハ 3-2 アリス・リマソール
レンジャーズ 1-0 ベティス
◆グループD
アタランタ 2-0 チェンストホヴァ
シュトゥルム・グラーツ 1-2 スポルティングCP
◆グループE
サン=ジロワーズ 1-1 トゥールーズ
LASK 1-3 リバプール
◆グループF
スタッド・レンヌ 3-0 マッカビ・ハイファ
パナシナイコス 2-0 ビジャレアル
◆グループG
セルヴェット 0-2 スラビア・プラハ
シェリフ 1-2 ローマ
◆グループH
レバークーゼン 4-0 BKヘッケン
カラバフ 1-0 モルデ
優勝候補筆頭のリバプールは、久々のEL初戦でオーストリアの強豪LASKと対戦。直近のリーグ戦から先発全員を入れ替えた影響もあり、前半に先制を許す難しい展開に。それでも、後半に入ってエンジンを上げたクロップのチームは、FWルイス・ディアスがPK獲得に逆転ゴールを決める活躍を披露。さらに、後半終盤には途中出場のエースFWサラーがトドメの3点目を奪い、終わってみれば3-1の順当な勝利に。
昨シーズンの準優勝チームでリバプール同様に本命に挙げられるローマは、モルドバ王者のシェリフとアウェイで対戦。前半終盤にオウンゴールで先制に成功も、後半立ち上がりに追いつかれる。それでも、直後に投入したFWディバラが流れを変えると、FWルカクが公式戦2試合連続ゴールを挙げる決定的な仕事を果たし、苦しみながらも2-1で白星スタートを飾った。
昨季のカンファレンスリーグ(ECL)王者のウェストハムも白星発進。格下と思われたセルビアのTSCに先制を許したものの、オウンゴールで追いつくと、70分にはMFクドゥスに加入後初ゴールが生まれ、最終的に3-1で逆転勝利。
今グループステージの最激戦区となったグループBは開幕節から今後の熾烈な争いを予感させる戦いに。
アヤックスvsマルセイユは壮絶な打ち合いの末に3-3のドロー決着。ホームのアヤックスが前半半ばまでに2点を先行したが、マルセリーノ監督電撃退任でそのパフォーマンスが注目されたマルセイユもここから底力をみせ、MFアリが演出した2ゴールで前半の内に追いつく。その後、後半序盤にアヤックスがMFテイラーのゴールで勝ち越したものの、マルセイユも後半半ば過ぎの78分にFWオーバメヤンがこの試合2点目を決め切って追いすがる。その後、試合終盤には退場者を出したホームチームを相手にマルセイユが攻勢を仕掛けたものの、逆転まで持っていくことはできなかった。
また、ブライトンvsAEKアテネはプレミアリーグで好調を維持する大会初出場チームの優勢が予想されたが、セットプレー2発にカウンターから見事なゴールを決めたギリシャ王者が3-2の勝利を収めた。
その他ではアタランタやスポルティングCPといったチャンピオンズリーグ(CL)クラスの強豪が順当に白星発進を見せた一方、今大会を得意とするスペイン勢のビジャレアル、ベティスはいずれも黒星スタートとなった。
■ELグループステージ開幕節 結果
◆グループA
ウェストハム 3-1 TSC
オリンピアコス 2-3 フライブルク
◆グループB
アヤックス 3-3 マルセイユ
ブライトン 2-3 AEKアテネ
◆グループC
スパルタ・プラハ 3-2 アリス・リマソール
レンジャーズ 1-0 ベティス
◆グループD
アタランタ 2-0 チェンストホヴァ
シュトゥルム・グラーツ 1-2 スポルティングCP
◆グループE
サン=ジロワーズ 1-1 トゥールーズ
LASK 1-3 リバプール
◆グループF
スタッド・レンヌ 3-0 マッカビ・ハイファ
パナシナイコス 2-0 ビジャレアル
◆グループG
セルヴェット 0-2 スラビア・プラハ
シェリフ 1-2 ローマ
◆グループH
レバークーゼン 4-0 BKヘッケン
カラバフ 1-0 モルデ
レバークーゼンの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
レバークーゼンの人気記事ランキング
1
バイエルンが2季ぶり34度目の優勝、ケインが待望のキャリア初タイトル【ブンデスリーガ】
4日、バイエルンの2季ぶり34度目のブンデスリーガ優勝が決まった。 同日、ブンデスリーガ第32節フライブルクvsレバークーゼンが2-2の引き分けに終わり、残り2試合で首位バイエルンと2位レバークーゼンの勝ち点差が8となり、バイエルンのマイスターシャーレ奪還が決まった。 今季、ヴァンサン・コンパニ監督を迎えたバイエルンは開幕から安定した強さを発揮して首位を快走。第3節に首位に立って以降、一度もその座を明け渡すことなく優勝を果たすこととなった。 今季24ゴールを挙げ、バイエルンの優勝に大きく貢献したFWハリー・ケインは待望の自身キャリア初タイトルとなった。 2025.05.05 04:32 Mon2
レアル行き噂のシャビ・アロンソ監督がレバークーゼンを退団! ブンデス初優勝&カップ優勝など多大なる功績「素晴らしいチームワークの賜物」
レバークーゼンは9日、シャビ・アロンソ監督(43)今シーズン限りで退任することを発表した。 現役時代はレアル・ソシエダ、エイバル、リバプール、レアル・マドリー、バイエルンでプレーしたアロンソ監督は、引退後に指導者の道を歩んだ。 レアル・マドリーのユースやレアル・ソシエダのBチームを指導したのち、2022年10月にレバークーゼンの監督に就任する。 2023-24シーズンは偉大な成績を残し、ブンデスリーガを無敗優勝しクラブに初のリーグ優勝をもたらす。DFBポカールでも優勝すると、ヨーロッパリーグ(EL)も決勝に進んだが、アタランタの前に準優勝に終わっていた。 今シーズンも残り2試合で2位につけているが、バイエルンの優勝は既に決定。それでも、在籍2年半で大きな成績を残していた。 2026年夏まで有効だった契約だが、アロンソ監督からの契約解除の申し出があり、レバークーゼンはこれに応じることとなったという。 退任するアロンソ監督は、クラブを通じてコメントしている。 「レバークーゼン、選手とスタッフ、クラブの全従業員、そして最後に、素晴らしいファンのみんなに多大な感謝を申し上げる。我々の成功は、素晴らしいチームワークの賜物だ」 「私に並外れた信頼を寄せてくれたこのクラブは、まさにブンデスリーガ初優勝にふさわしかった。ベルリンでのカップ戦優勝を含め、この勝利の実現に尽力してくれたすべての人々に、感謝と愛情を捧げる」 「レバークーゼンは未来に向けて準備が整っている。今後も前向きな歩みが続き、私は興味深く見守っていく」 なお、アロンソ監督には古巣であるレアル・マドリーの監督就任が噂されており、今後の発表に注目が集まる。 2025.05.09 21:45 Fri3
バイエルンがライバル主砲に関心? 来季に向けエースのバックアップ探す
バイエルンがレバークーゼンのチェコ代表FWパトリック・シック(29)獲得に興味を示しているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 今シーズンのブンデスリーガで2シーズンぶりの覇権奪還に成功したバイエルン。しかし、DFBポカール、チャンピオンズリーグ(CL)ではタイトル獲得を逃しており、新シーズンに向けては手薄なポジションにテコ入れを図る見込みだ。 そのなかでディフェンスラインとともに緊急性が高いポジションは、イングランド代表FWハリー・ケイン(31)のバックアップを担うセンターフォワード。今季は元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーや2列目を本職とする選手をスクランブルで起用してきたが、ケインも今年7月に32歳を迎える点を鑑みれば、有事に備えたバックアッパーの補強は急務だ。 そんななか、現在候補の1人となっているのが、ライバルのレバークーゼンで主軸を担うチェコ代表FWだ。 以前にマンチェスター・ユナイテッドからの関心も伝えられたシックは、レバークーゼンとの現行契約が2027年夏までとなっているなか、今夏に移籍を選択する可能性があると言われている。 選手本人はプレミアリーグ行きに関心を示し、ケインのバックアップという部分もネックで獲得は非現実との見方もある。 ただ、バイエルンというブランドに加え、ケインの万能型のプレースタイルを考えれば、共存も十分に可能と見られている。 報道によれば、バイエルンはシックの代理人とすでに接触し、今夏の移籍の可能性を探っている段階にあるという。 バイエルンとレバークーゼンではドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ、同DFヨナタン・ターの移籍も噂されているが、今季リーグ戦29試合19ゴールの左利きCFもライバルへの移籍を考慮することになるのか。 2025.05.07 23:10 Wed4
「いつか居心地の良い環境を抜け出す」ビッグクラブ関心のヴィルツが将来について言及「お金よりもスポーツ観点の方がずっと重要」
今夏の移籍市場で注目を集めているレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(22)が、自身のキャリアについて言及した。ドイツ『Sports Illustrated』が伝えた。 ケルンの下部組織からレバークーゼンの下部組織に移籍。2020年7月にファーストチームに昇格したヴィルツは、22歳にしてすでにチームの中心に君臨。公式戦195試合で57ゴール63アシストを記録している。 2023-24シーズンはブンデスリーガの無敗優勝に貢献し、DFBポカールとの2冠に貢献。ドイツ代表としても29試合で6ゴールを記録するなど、順調なキャリアを歩んでいる。 レバークーゼンとは2027年夏までの契約がある一方で、ビッグクラブからは熱視線が。今夏はレアル・マドリーやバイエルンも関心を持っているとされる中、『Sports Illustrated』のインタビューでキャリアについて言及した。 「ホームのすぐ近くに素晴らしいクラブが数多くあり、ドイツ、そしてヨーロッパ屈指のクラブでプレーできることは、本当に幸運だ。例えば南米やアフリカなどからやってきて、キャリアのために家族や環境を捨ててきたレバークーゼンの選手たちには、大きな敬意を抱いている」 「いつか自分の居心地の良い環境を抜け出し、新しい経験をしたいと思っている。サッカーのロッカールームはよく知っているし、どこでもすぐに自分の居場所を見つけられると確信している」 ステップアップにも関心があるヴィルツだが、遺跡を決める理由はお金ではないという。 「ケルンからレバークーゼンに移籍した時、給料のことなど一瞬たりとも考えず、自分のキャリアにとって何が最善かだけを考えていた。口座にいくら貯まっているか、将来いくら稼げるかなんて、全く考えていない。もちろん、良い契約を結ぶことは重要だけど、僕にとってはお金よりもスポーツ観点の方がずっと重要だ。お金に執着しすぎたら、両親はきっと怒るだろう」 「16歳でレバークーゼンに移籍してからは、両親が僕の給料を管理し、毎月150ユーロを送金してくれた。それが僕を形成しました。両親にとって、僕が給料を無謀に使いすぎないことは重要だったみたいだ」 サッカーに集中するためという理由もあるのか、お金には執着がないというヴィルツ。両親を含めた家族との関係についても語っている。 「家族は僕にとって常にとても大切な存在で、いつも支えてくれた。両親は僕と妹が夢を追いかけることを励まし、その道のりをずっと支えてくれた。僕には多くの自由があったけど、試合前に友達の家や来客の家に長く滞在しないように気を配ってくれた。たとえ当時は認めたくなかったとしてもね」 「両親は僕に、自分に合ったライフスタイルを送り、勉強を怠らないように教えてくれた。僕がプロサッカー選手になる上で、両親は大きな役割を果たしてくれた。両親は毎試合観戦に来てくれたし、母は練習にも毎回来てくれた。このような家族に恵まれて、僕はとても幸運だと思う」 ヴィルツの人間形成に大きく影響を与えた家族の支え。故郷を離れて海外へ挑戦するのか、それともドイツ国内での移籍を選ぶのか。ヴィルツの去就には注目が集まる。 2025.05.08 21:25 Thu5