リーグ・アン最下位リヨンがブラン監督の解任発表…後任最有力はガットゥーゾ
2023.09.11 23:57 Mon
リヨンは11日、ローラン・ブラン監督(57)との契約を双方合意の下で解消したことを発表した。
これまでボルドー、フランス代表、パリ・サンジェルマン(PSG)などの指揮官を歴任してきたブラン監督は、昨年10月にピーター・ボス前監督の後任としてリヨンの監督に就任。
加入1年目をヨーロッパコンペティション圏外の7位で終えると、今シーズンここまでのリーグ・アンでは1分け3敗で最下位に低迷。この深刻な不振を受けてクラブは同監督の解任を検討していた。
クラブは「オリンピック・リヨンはローラン・ブランとそのスタッフのプロチームの指揮を執った過去11カ月間の献身とプロフェッショナリズムに感謝したい」と感謝の言葉を伝えながらも、事実上の解任となった。
なお、ジョン・テクストルオーナーらを中心に後任を探すクラブは、財政面の問題によってフリーの指揮官を複数リストアップ。すでに断られた前チェルシーのグレアム・ポッター氏や、前フランクフルトのオリバー・グラスナー氏に接触を図っていた模様だ。
これまでボルドー、フランス代表、パリ・サンジェルマン(PSG)などの指揮官を歴任してきたブラン監督は、昨年10月にピーター・ボス前監督の後任としてリヨンの監督に就任。
加入1年目をヨーロッパコンペティション圏外の7位で終えると、今シーズンここまでのリーグ・アンでは1分け3敗で最下位に低迷。この深刻な不振を受けてクラブは同監督の解任を検討していた。
なお、ジョン・テクストルオーナーらを中心に後任を探すクラブは、財政面の問題によってフリーの指揮官を複数リストアップ。すでに断られた前チェルシーのグレアム・ポッター氏や、前フランクフルトのオリバー・グラスナー氏に接触を図っていた模様だ。
しかし、フランス『レキップ』によると、現時点ではミランやナポリ、バレンシアの指揮官を歴任していたジェンナーロ・ガットゥーゾ氏の招へいが濃厚だという。
ローラン・ブランの関連記事
リヨンの関連記事
リーグ・アンの関連記事
記事をさがす
|
ローラン・ブランの人気記事ランキング
1
バルサ下部組織の20歳MFウナイ・エルナンデスがサウジアラビアのアル・イテハドに完全移籍!
サウジ・プロ・リーグのアル・イテハドは30日、バルセロナのスペイン人MFウナイ・エルナンデス(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約の詳細は明かされていないが、 サウジアラビア『Al Riyadiah』によると、3年契約を締結し、2年間の延長オプションがついているとのこと。移籍金は総額500万ユーロ(約8億円)になり、450万ユーロが先に支払われ、50万ユーロは追加で受け取る可能性があるとのことだ。 ジローナのアカデミーで育ったウナイ・エルナンデスは、2022年7月にバルセロナU-19に加入。2023年7月にバルサ・アトレティックに昇格した。 キャプテンも務めるウナイ・エルナンデスは、バルサ・アトレティックで59試合に出場し19ゴール10アシスト。ボランチや左ウイングでプレーしていた。 クラブとの契約は6月末までとなっていた中、若くして新天地にサウジアラビアを選択。チームは現在アル・ヒラルと勝ち点で並ぶ2位につけており、ローラン・ブラン監督の下でリーグ優勝を目指すこととなる。 2025.01.31 16:50 Fri2
ベンゼマが今季限りでの引退検討か…古巣レアルでの役職も確保済み
アル・イテハドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(36)は現役引退を視野に入れ始めたようだ。スペイン『Relevo』が報じた。 14シーズン在籍したレアル・マドリーを2023年6月に退団し、サウジアラビアのアル・イテハドへ移ったベンゼマ。加入1年目は指揮官との対立や練習欠席などが取り沙汰されたが、ローラン・ブラン監督が就任した今シーズンは、リーグ戦10試合で10ゴール3アシストと首位チームをけん引している。 しかし、ここ数週間で今シーズン限りでの引退を考え始めたとのこと。アル・イテハドが覚悟しているよりも1年早く現役に別れを告げる可能性が出ているという。 サウジアラビアの高い気温を考慮した夜7時からの練習など、日々の生活に嫌気が差し始めている模様。タフな1年目を過ごした精神的疲労もあると考えられている。 また,古巣マドリーとはアラブ圏をメインターゲットとするクラブのアンバサダーになることで合意済みとのこと。アル・イテハドも年俸約1億ユーロ(約161億7000万円)が浮くことから、今シーズン限りでの引退を全面的に悲観しているわけではないようだ。 2024.12.16 23:40 Mon3
ライプツィヒがグヴァルディオル後釜を確保! リヨンの逸材CBルケバを55億円で獲得
RBライプツィヒは11日、リヨンからU-21フランス代表DFカステロ・ルケバ(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「23」に決定。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。 なお、移籍金に関しては3500万ユーロ(約55億4000万円)となったようだ。 ライプツィヒは今月5日にクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルがマンチェスター・シティに移籍。すでにパリ・サンジェルマン(PSG)からU-19フランス代表DFエル・シャダイル・ビチャーブ(18)を確保しているが、クラブはグヴァルディオルの後釜としてルケバをトップターゲットに定めていた、 ライプツィヒ行きを熱望し、リヨンのジョン・テクストルオーナーと直接会談を行ったとされる20歳DFは、今回の移籍に満足感を示している。 「RBライプツィヒに加入してブンデスリーガに移籍することを心から熱望していたし、移籍が完了したことを本当に嬉しく思っているよ。練習場、スタジアム、街、そして何よりも多くの若い才能が揃うチームに興奮しているよ。ここでフットボールをするのが待ちきれないね」 「そういった背景もあって、ライプツィヒへの移籍が自分にとって絶対に正しいことだと確信している」 「エキサイティングなチーム、そして多くの野心を持ったクラブに参加することになった。RBライプツィヒは、特定のフットボールスタイルと絶え間ない上昇の旅を表している。過去に多くのフランス人プレーヤーがすでに証明しているように、ここは若いプレーヤーが最高レベルで成長するのに最適な場所なんだ」 「来週からリーグが始まるし、チームを助けるために早く慣れることがさらに重要になる」 ルケバはヨーロッパ屈指の育成組織を誇るリヨンが輩出した最新の有望株で、左利きで高いアスリート能力と攻撃センスを有するというプロフィールは、グヴァルディオルの後釜として適任だ。 昨シーズンはリーグ・アン34試合に出場し、2ゴールを記録。4バックと3バックを併用したローラン・ブラン率いるチームで、ディフェンスラインの主力として活躍した。 2023.08.12 06:00 Sat4
アル・イテハドがアワール獲得で合意、昨夏ローマ加入もポジション掴めず
ローマのアルジェリア代表MFフセム・アワール(26)は、サウジアラビア行きが決定したようだ。 リヨンのアカデミー出身であり、2017年にファーストチームデビューを果たしたアワール。以来、毎年のようにビッグクラブから関心がありながらもリヨンでプレーし続けていたが徐々に伸び悩むと、2023年夏にフリーでローマへ加入した。 新天地で大きな期待が寄せられていたアワールだが、ジョゼ・モウリーニョ前監督、ダニエレ・デ・ロッシ監督いずれの指揮官の下でもポジションを掴めず。昨シーズンはセリエAで16試合に出場するも、先発は9試合にとどまった。 不本意なシーズンを終えたアワールに対しては、サウジアラビアのアル・イテハドが接近。新たに指揮官に就任したローラン・ブラン監督はリヨン時代に指導したアワールを高く評価と報じられていた。 そんな中で、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ローマとアル・イテハドは移籍金1200万ユーロ(約20億6000万円)+ボーナスで合意に至ったとのこと。選手も移籍を受け入れたと報じられている。 今週末にはメディカルチェックが実施される予定。問題がなければ、近日中には正式発表がされる見込みとなっている。 2024.07.13 12:10 Sat5
ムサ・ディアビがアル・イテハド移籍へ…昨夏アル・ナスル行き蹴るもサウジ入りへ
アストン・ビラのフランス代表FWムサ・ディアビ(25)が、アル・イテハドに完全移籍する可能性が高まっている。 昨夏、サウジ・プロ・リーグのアル・ナスルのオファーを拒否し、レバークーゼンからアストン・ビラへ完全移籍で加入したディアビ。昨シーズンは公式戦54試合10ゴール9アシストを記録するなど、2トップの一角や左右のウイングでほぼフル稼働。クラブのプレミアリーグ4位フィニッシュに貢献した。 新シーズンにチームはチャンピオンズリーグにも出場するが、ディアビ自身はサウジアラビアでのプレーを決断したようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、先日にローラン・ブラン新監督の就任が発表されたアル・イテハドがディアビの新天地となる可能性が高いという。 クラブ間では6000万ユーロ(約103億4000万円)の金額で交渉が進められ、個人間では年俸などは不明であるものの、2028年までの4年契約での合意を目指しているという。 仮に、今回の移籍が実現した場合、ディアビはカリム・ベンゼマ、エンゴロ・カンテのレ・ブルー同僚と共に新生アル・イテハドの中核を担うことになる。 2024.07.14 15:15 Sunリヨンの人気記事ランキング
1
ラカゼットが2度目のリヨン退団…ホーム最終戦でクラブ通算200点目決めて美しいフィナーレとなるか
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(33)の2度目のリヨン退団が決定した。 生まれ故郷の名門リヨンの下部組織出身でプロキャリアもスタートしたラカゼットは、2017年7月にアーセナルへと完全移籍。その後、2022年7月に古巣帰還を果たし、以降は頼れるエースとキャプテンとしてパリ・サンジェルマンらライバルの後塵を拝するクラブを支えてきた。 クラブ通算390試合199ゴールの数字を刻み、今シーズンもここまで公式戦41試合17ゴールと健在ぶりを発揮していたが、クラブが深刻な財政問題を抱えるなかで高額なサラリーの影響もあって、今季限りの契約に関する延長交渉は行われずにいた。 サウジアラビアのネオムとの接触も報じられ、多くのリヨンファンは17日に本拠地グルパマ・スタジアムで行われるアンジェとのリーグ・アン最終節がエースのラストマッチとなることを察していた。 そんななか、15日に公式会見に出席したパウロ・フォンセカ監督はこの試合がラカゼットのリヨンでのラストマッチとなることを認めた。 「今日アレックス(ラカゼット)と話した。確かに、これが彼にとってここでの最後の試合になる。チームにとって更なるモチベーションになるはずだ」 「彼はこのクラブのために素晴らしいことをしてくれた。素晴らしいプロフェッショナルで、一緒に仕事をするのが大好きだった。彼のために素晴らしい試合をしなければならない。彼は素晴らしい形で旅立つのに値する」 また、会見に同席したFWラヤン・シェルキもチームメイトであり、兄と慕うレジェンドを最高の形で送り出したいと意気込む。 「彼はいつも僕を守ってくれた。兄よ、クラブのために、そして僕のためにしてくれたことに感謝しているよ。僕にとって彼はOLの最高のレジェンドだ」 「ラカゼットに11回目のアシストができたら、それは素晴らしいことだね。彼がまたゴールを決めてくれるよう、全力を尽くすよ」 逆転でのカンファレンスリーグ出場権獲得に望みを残すリヨンにとってホーム最終戦の重要度は間違いないが、レジェンドとの別れを白星で飾ることはもちろんのこと、それをラカゼットのクラブ通算200点目で達成できれば、これ以上ない最高の一戦となるはずだ。 2025.05.15 23:00 Thu2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.32“リヨン黄金期”ル・グエンのリヨン、完成形/リヨン[2004-05]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.32</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2004-2005シーズン/リヨン 〜リヨン黄金期〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2004-05lyon.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ポール・ル・グエン(40) タイトル実績:リーグ・アン優勝 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ル・グエンのリヨン、完成形</div> リヨンは2000年代に黄金期を迎えた。2001-02シーズンにリーグ・アン初優勝を飾ると、そこから7連覇という偉業を達成。一気にフランスの強豪へと伸し上がった。とりわけ、7連覇を達成したチームの中で重要な存在となったのが、2002年にクラブの指揮官に就任したル・グエン監督だ。 ル・グエン監督は、2005年にクラブを退団するまでの3シーズンすべてでクラブをフランス王者に導いた。特に、2004-05シーズンは、ル・グエン監督が作り上げてきたチームの集大成と言っていいだろう。 開幕から安定した戦いを続けたリヨンは、第22節でリールに敗れるまで21試合無敗を継続する。第10節で首位に立って以降、ポジションを譲らず。最終的に、2位のリールに勝ち点12もの差をつけてリーグ4連覇を達成した。また、チャンピオンズリーグでも準々決勝に進むなど、欧州にその強さを印象づけることに成功した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">圧倒的な中盤の構成力</div> 2004-05シーズンのリヨンは、チームの主力選手のほとんどが全盛期と言える状態だった。センターバックのカサーパとクリスは、個々の能力で見ると決してワールドクラスとは言えなかったものの、同じブラジル人同士だけに連携は抜群。徹底したチャレンジ&カバーで、中央ラインを守った。共に25歳のレベイエールとアビダルは豊富な運動量でサイドをアップダウンし、攻守に安定したパフォーマンスを続けた。 当時のリヨンにおける最大のストロングポイントは中盤だった。アンカーのマハマドゥ・ディアッラとセントラルMFのエッシェン、オフェンシブMFのジュニーニョの補完性は完璧。ディアッラは守備に集中し、エッシェンはボックス・トゥ・ボックスで働く。そして、ジュニーニョはショートパスとロングパスでリズムを形成。また、強烈な無回転FKは、相手GKを恐怖に陥れた。 攻撃の中心は、ヴィルトール、マルダ、ゴヴというスピード豊かなアタッカー3選手。センターフォワードでは、20歳のブラジル人FWニウマールも途中出場からしっかりと攻撃を活性化する力を備えていた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFマイケル・エッシェン(22)</span> 10代の頃はサイドバックやセンターバックとしてプレーする機会が多かったが、2003-04シーズンにリヨンへ加入した後、セントラルMFにコンバートされて才能が開花。すぐさまチームの主力となり、2004-05シーズンはリーグ・アンの最優秀選手に選出された。エッシェンのパフォーマンスはすぐに欧州にスカウト陣の目を引き、2005年には3800万ポンドという高額移籍金でチェルシーに移籍。プレミアリーグでも素晴らしい活躍を続け、ワールドクラスのMFとしての地位を確固たるものにした。 2019.04.19 12:00 Fri3
財政問題抱えるリヨンに暫定的なリーグ・ドゥ降格処分…DNCGとの会談も不調に終わる
フランスのリーグ・アンに所属するリヨンに暫定的なリーグ・ドゥ降格、補強禁止、給与の監督という厳しい処分が科された。フランス『レキップ』が伝えている。 フランスリーグに所属するクラブの財務状況を監視する全国経営監査委員会(DNCG)は15日、財政問題を理由にリヨンに対して厳しい処分を言い渡した。 クラブの負債が4億5800万ユーロ(約745億円)から5億800万ユーロ(約826億円)に増加したと報じられているリヨン。 クラブのオーナーを務めるジョン・テクスター氏は、15日に行われたDNCGとの面談を通じて、財政改善へ選手売却や、マルチ・クラブ・オーナーシップで保有するプレミアリーグのクリスタル・パレスの株式45%売却による資金調達といった改善案を提案。 アメリカ人実業家は面談後の取材に対して、話し合いがうまくいったとの手応えを語っていたが、DNCGはクラブサイドの提案に納得せず、今回の処分を決断した。 現状においてリヨンは財政状況が劇的に改善されなければ、今シーズンのリーグ戦の結果に関わらず、リーグ・ドゥに強制降格となる。 そのため、テクスター氏が掲示した前述の改善案やクラブ売却の可能性に加え、U-21フランス代表FWラヤン・シェルキ、ベルギー代表FWマリク・フォファナ、ガーナ代表FWアーネスト・ヌアマら若手逸材を中心に今冬の移籍市場では主力の大量売却を余儀なくされる見込みだ。 2024.11.16 06:30 Sat4
リヨン、アメリカ人実業家テクストル氏による買収が決定…C・パレスやボタフォゴも保有
リヨンは20日、アメリカの実業家ジョン・テクストル氏との独占交渉に入り、同氏が経営する『Eagle Football Holdings』がクラブの筆頭株主となることを発表した。フランス『レキップ』が伝えている。 リヨンでは1987年以来、ジャン=ミシェル・オラス会長が率いる『OLグループ』がクラブの経営を担ってきた。 しかし、ここ最近になってクラブ身売りの可能性が取り沙汰されると、直近では元リバプールオーナーのジョージ・ジレット氏の息子であるアメリカ人実業家フォスター・ジレット氏による買収が決定的と報じられたが、最終的に同氏が資金を調達することができず、破談となっていた。 そういった中、もう一人の候補に挙がっていたテクストル氏は、資産価値が8億ユーロ(約1137億円)とも伝えられるリヨンの買収交渉を完了させた。 テクストル氏は、クラブの株式の約40%を保有していた『Pathé』社と『IDG』社の株式及び、オラス家が保有する一部の株式を取得。現時点で66.5%を保有することになり、今後は保有率が最大で88.55%に上昇する可能性もあるという。 なお、今回の買収によって筆頭株主から少数株主となったオラス会長だが、今後3年間はクラブ会長職を継続するという。また、同会長がこれまでクラブを運営してきた『OLグループ』は、すべての利害関係者の臨時総会の承認を待つ間、8600万ユーロ(約122億円)の資本増強が認められるようだ。 フランス屈指の名門の新オーナーとなるテクストル氏は、スポーツ中心のOTTストリーミング企業である『fuboTV, Inc.』の元CEOで、2016年にアメリカ『Forbes』によって「ハリウッドのバーチャルリアリティの第一人者」として紹介されたこともある実業家だ。 また、フットボール界との関わりではプレミアリーグのクリスタル・パレスの共同オーナー、ブラジルのボタフォゴやベルギーのRWDモレンベークのオーナーでもある。 先日にチェルシーが売りに出された際には、ジョシュ・ハリス氏、デイビッド・ブリッツァー氏と共に買収を試みていた。 2022.06.21 14:45 Tue5