唯一の3連勝に導いた代行指揮リージョ、一時追いつかれるも「チームからはそれでもなお生気と強さを感じた」
2023.08.28 09:30 Mon
マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めるフアン・マヌエル・リージョ氏が試合を振り返った。
シティは27日のプレミアリーグ第3節でシェフィールド・ユナイテッドのホームに乗り込み、2-1で勝利。1-0の85分に追いつかれるが、88分のロドリ弾で振り切り、唯一の3連勝を達成した。
腰の手術で9月の代表ウィーク明けまでジョゼップ・グアルディオラ監督が不在となり、代わって指揮するリージョ氏はイギリス『BBC』の番組『Match of the Day』で勝利結果に安堵した。
「(チャンスに恵まれなかったのは)前半だけだったと思う。ボールを保持するものの、最後のスペースを見つけるのに苦労した。だが、後半は違った展開になり、より良いエリアでボールを持てて、プレッシャーも継続的にかけていけたね」
「試合の大半を支配しながらワンチャンスで追いつかれ、フェアではなかったが、チームからはそれでもなお生気と強さを感じた。前半にPKもあり、ゴールの気配があったしね」
また、試合中におけるグアルディオラ監督とのやりとりを問われ、「ペップはいつだってここにいる」と語り、自身は普段と変わらずの立ち回りだったようだ。
「テクニカルスタッフや私に話しかけてくることもあったが、私がすべきは席を1つ移動するだけ。私は移動したくなかったが、そうしないと、ベンチに収まり切らなかったことだろうね! 彼はずっとそこにいたよ」
シティは27日のプレミアリーグ第3節でシェフィールド・ユナイテッドのホームに乗り込み、2-1で勝利。1-0の85分に追いつかれるが、88分のロドリ弾で振り切り、唯一の3連勝を達成した。
腰の手術で9月の代表ウィーク明けまでジョゼップ・グアルディオラ監督が不在となり、代わって指揮するリージョ氏はイギリス『BBC』の番組『Match of the Day』で勝利結果に安堵した。
「試合の大半を支配しながらワンチャンスで追いつかれ、フェアではなかったが、チームからはそれでもなお生気と強さを感じた。前半にPKもあり、ゴールの気配があったしね」
「スコアラインがこれほど僅差だと、我々コーチが試合を楽しむのはとても難しい。でも、いくつかの瞬間があったし、このチームのプレーを楽しまないわけにもいかない」
また、試合中におけるグアルディオラ監督とのやりとりを問われ、「ペップはいつだってここにいる」と語り、自身は普段と変わらずの立ち回りだったようだ。
「テクニカルスタッフや私に話しかけてくることもあったが、私がすべきは席を1つ移動するだけ。私は移動したくなかったが、そうしないと、ベンチに収まり切らなかったことだろうね! 彼はずっとそこにいたよ」
フアン・マヌエル・リージョの関連記事
マンチェスター・シティの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
フアン・マヌエル・リージョの人気記事ランキング
1
グアルディオラ監督が成長著しいロドリを称賛 「昨シーズンの彼は動き過ぎていたが…」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がスペイン代表MFロドリを称賛した。クラブ公式サイトが伝えている。 ロドリは2019年夏にアトレティコ・マドリーから移籍。加入初年度はプレミアリーグへの戸惑いも見られたが、徐々にフィットしていくと、今シーズンはここまでで公式戦20試合に出場しており、チームの主軸として安定感を発揮している。 グアルディオラ監督もチームで3年目を迎えたスペイン代表MFを絶賛。アシスタントコーチを務めるフアン・マヌエル・リージョ氏と共にポジショニングなどの改善に取組んだ成果が出ていると喜んだ。 「彼は25歳でまだ若く、そのメンタリティ、競争力はすべてのトレーニングや試合で発揮されている。すでにプレミアリーグでも、完璧な体制を整えているだろう。昨シーズンのような、最後の落ち込みを避けられることを願っている。とはいえ、今の彼が最高レベルでプレーしているのは間違いない」 「我々は彼がゲームを理解し、特にホールディング・ミッドフィルダーが何をする必要があるか理解するため、ファンマ(リージョ)と一緒に助けようとしてきた。昨シーズンの彼は動き過ぎていたと思う。ホールディング・ミッドフィルダーはそのポジションにいる必要があるのだ」 「車を運転しているのに後部座席に移動すれば、事故につながるのと同じだ。運転手は前にいなければならない。彼は状況を読むのがうまくなってきており、守備面でも存在感が増している」 「ボールを持ったとき、彼は攻撃するためのスペースがどこにあるか、我々がプレーしなければならないテンポはどのようなものかを正確に把握している。ホールディング・ミッドフィルダーは5回のタッチが必要なときもあれば、1回や3回のときもあるだろう。彼は今、我々のゲームを助けるリズムを持ってプレーしている」 「これまでのところ彼は素晴らしい活躍をしているが、いつものように私は彼に『もっと良くなる』と言っているよ。それを望むかは本人次第だが、我々は彼を助けるためここにいる」 2021.12.14 17:56 Tue2
指揮官ペップも「本当に、本当に嬉しい」と大歓迎! リージョがシティ復帰
マンチェスター・シティは4日、フアン・マヌエル・リージョ氏(57)がバックルームスタッフに加わる旨を発表した。 母国スペインを中心に指導者キャリアを紡ぎ、かつてヴィッセル神戸の監督も歴任したリージョ氏。2020年6月にアシスタントコーチとしてシティのコーチ陣に入閣したが、昨夏にアル・サッドを率いるために退団した。 それから1年が経ち、指導者の腕を極めるにあたって自身を師とも仰ぐジョゼップ・グアルディオラ監督のもとに戻ってくる格好に。グアルディオラ監督もリージョ氏の再加入を歓迎した。 「フアンマは他の誰も見ていないものを見ていて、信じられないレベルでフットボールを理解している。だから、私にとって、一緒に仕事をするのに最適な人物なんだ」 「彼からはいつも刺激を受けてきた。彼のフットボールにおける知識や、知性、そして人間性は私の人生で彼を特別な存在として際立たせる。彼は友人であり、同僚であり、インスピレーションの源さ」 「マンチェスター・シティに戻ってきてくれて本当に、本当に嬉しい。彼の試合に対する準備が本当に素晴らしいものがある。きっと基準を上げてくれるはず。彼は毎日のようにハードワークするからね」 昨季にチャンピオンズリーグ(CL)初制覇を成し遂げるなど、トレブルを達成したシティだが、アシスタントコーチのエンツォ・マレスカ氏がレスター・シティ監督就任で退団。そのなかのリージョ復帰となった。 2023.08.04 18:15 Fri3
シティ、リージョ氏の新アシスタントコーチ就任を発表!かつては神戸で指揮官を歴任
マンチェスター・シティは9日、新たなアシスタントコーチにフアン・マヌエル・リージョ氏(54)を招へいしたことを発表した。 シティのコーチングスタッフに加わったリージョ氏は、公式サイトで以下のように喜び語った。 <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJFY0lHeDNkciIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 「マンチェスター・シティのコーチングスタッフに加われてうれしく思っている。ペップとの関係は何年も前にさかのぼるが、彼の率いるエキサイティングなチームの一員に加われることに興奮しているよ」 「マンチェスター・シティは、クラブや監督が期待する美しいサッカーで近年多くの成功を収めてきた。そのグループの一員になれることを嬉しく思っている。今後のクラブの成功に私も貢献したいと思っているよ」 スペイン人指導者のリージョ氏は、1981年から監督業をスタートさせ、これまでレアル・ソシエダやアルメリアなど複数クラブを指揮。近年ではバルサ化をかかげるヴィッセル神戸の指揮官を務めたが、2019年4月に成績不振を理由に解任された。 その後、2019年8月に当時中国甲級リーグ(2部)に所属していた青島黄海の指揮官に就任すると、昨シーズンは中国甲級リーグで優勝を飾り、クラブ史上初となる中国スーパーリーグ昇格を決めた。 これを受け、青島黄海は1月にリージョ監督との契約延長を発表。しかし、新型コロナウイルスの影響により延期された新シーズン開幕前の今月5日に、同クラブはリージョ監督の退任発表していた。 2020.06.10 02:50 Wed4
シティ、21歳MFパーマー流出も若手へのスタンスを変えるつもりはなし 「妥協点を見いだすことはできない」
U-21イングランド代表MFコール・パーマー(21)がチェルシーへと移籍したマンチェスター・シティだが、若手選手をファーストチームでじっくり育てていく方針は今後も変えないようだ。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。 2020年9月にファーストチームデビューを飾り、昨シーズンは公式戦25試合に出場した下部組織出身のパーマー。今シーズンはコミュニティ・シールドのアーセナル戦、UEFAスーパーカップのセビージャ戦でゴールを決めるなど順調なスタートを切っていたが、移籍期限最終日にチェルシーへの完全移籍が決まった。 移籍に際し、パーマーはチェルシー行き決断の理由を「クラブの長期計画に感銘を受けたから」と明かしているが、チェルシー指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「彼がここに来ることを決めたのは、おそらくもっとプレーし、重要な存在になることを期待しているからだろう」とも述べた。 今後、パーマーと同じようにクラブ生え抜きのタレントが退団していくことも十分考えられるが、ジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントを務めるフアン・マヌエル・リージョ氏は時間をかけてファーストチームへ適応させていく若手選手へのアプローチを変えるつもりはないと語った。 「選手によってそのプロセスは違うし、妥協点を見いだすことはできない。すぐに成長する選手もいれば、少し遅れて才能を開花させる選手もいる。クラブはトップにいる監督のおかげで良い雰囲気を作り出すことができている。それが我々の進むべき道だ」 「ペップはいつだって、選手が何を望んでいるかという観点からこのことを示してきた。そしてその道はクラブの望みや経営陣の意向に沿う必要がある。クラブにフィットしないやり方は実現しないし、我々が関与することもない」 「選手が何を望んでいるのか、出て行きたいのかどうかを言葉にするのは難しい。ただ言えるのは、クラブが若い選手たちをうまくマネジメントしているということだ」 パーマーだけでなく、U-21イングランド代表MFジェームズ・マカティ(20)のシェフィールド・ユナイテッドへのレンタル移籍も決まり、シティのファーストチームに残っているこれからの若手はU-21ノルウェー代表MFオスカー・ボブ(20)くらいとなった。リージョ氏はボブ、そして他の選手たちにチャンスを掴むようにも促している。 「もちろん、数字上はそう(ボブのチャンスが増える)なるだろう。私はオスカーのことを以前ここにいた時から知っている。本当に目立つ選手だったし、他の選手もそうだ。コール、マカティ、多くの選手がそうだ。彼はペップやクラブに評価される特別な要素を持っている。そうでなければ、彼はここにいない。我々はそれをとても大切にしている。彼にそのプロセスを経験させなければならない。彼には素晴らしい要素がある」 「今、我々の下にいる最高の(若手)選手たちは、これから伸びてくる選手たちだ。そうなるかどうかは彼ら次第であり、ドアをノックして自分の居場所を求め、ここにいる資格があると言えるかどうかにかかっている」 2023.09.02 18:38 Satマンチェスター・シティの人気記事ランキング
1
「本当にひどい」 グアルディオラ監督が今季の低迷を自責「FAカップを優勝しても…」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が31日に行われるFAカップ準々決勝ボーンマス戦を前日に控えた会見で今季の低迷を自責した。 プレミアリーグ5連覇を狙った今季、残り9試合となった段階で5位と振るわず来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外に。そしてCLではレアル・マドリーの前に敗れてラウンド16に進出できず。 記者から今季の自身の仕事を問われ、グアルディオラ監督は「本当にひどい」と自ら断罪した。 「対戦相手は我々が過去にタイトルを獲得したことに敬意を示すようなレッドカーペットを敷いてくれることはなかった。私がやらなければならなかったことは状況をうまく克服することだけだった。来季はこのようなことが起こらないことを願う」 さらにグアルディオラ監督は仮にFAカップ優勝、CL出場権を獲得できたとしても失敗のシーズンに変わりはないと言い訳しなかった。 「もちろん、FAカップ決勝に進出し、CL出場権を得られれば素晴らしいことだ。それは大きな成功と言えるが、不振のシーズンだったことに変わりはない。あらゆる面で基準に届いていなかった。これが現実だ。我々が一つタイトルを取り、CL出場権を得てもそれは変わらない」 2025.03.30 11:45 Sun2
ビッグクラブが関心の19歳新星FWディブリング、サウサンプトンは194億円以上を要求か
サウサンプトンはU-21イングランド代表FWタイラー・ディブリング(19)の獲得を目指すクラブに対し、巨額の移籍金を要求する構えのようだ。 8歳でセインツの下部組織に入団したディブリングは、2022年7月下旬にチェルシーの下部組織へ移籍するも、約1カ月でセインツに復帰していた。昨季ファーストチームデビューを飾ると、今季はプレミアリーグに昇格したチームの中で大きく飛躍。チームは最下位に低迷するものの、各試合でインパクトを残しここまでプレミアリーグ25試合出場で2ゴールを挙げている。 プレミアリーグ29試合終了時点で9ptと断トツの最下位のセインツ。来季の降格が濃厚となっており、注目株であるディブリングの今夏の去就に注目が集まっているが、移籍には高いハードルがある模様。 イギリス『テレグラフ』によれば、契約を2027年6月まで残すセインツはディブリングを安価で手放すつもりはなく、1億ポンド(194億円)以上の移籍金を要求する構えだという。 昨年9月にU-19イングランド代表入りを果たし、その2カ月後に飛び級でU-21イングランド代表入りした将来を嘱望されるタレントには、現在マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、リバプール、トッテナムといった多くのビッグクラブが定期的にスカウトを派遣するなど、獲得に関心を締めている。 2025.03.27 12:00 Thu3
ハーランドに暴行容疑? クラブマスコットが警察に被害届提出…クラブは「徹底的に調査した」として否定
マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが暴行の問題で調査対象となっている。イギリス『サン』が伝えた。 問題が起こっていたのは2024年10月26日のホームでのサウサンプトン戦。ハーランドは、試合開始前の写真撮影時にクラブマスコットの「ムーンビーム」の後頭部をふざけて2度叩いたとのことだ。 「ムーンビーム」に扮していた女性は当初はサッカーボールが当たったと感じていたとのこと。ただ、同僚に尋ねたところ、ハーランドが頭を後ろから殴っていたことが分かったという。 女性は病院に行ったが、嘔吐し、首の痛みに苦しんだとのこと。CTスキャンでは損傷は見つからなかったが、ムチ打ちの症状になったという。 ただ、シティはハーランドが殴ったことは関係ないとし、負傷の原因ではなかったと結論づけたが、女性はこの態度に怒り。隠蔽したことを強く非難するとともに、警察へ被害届を提出したようだ。 女性は当時を振り返り「私はかなり動揺し、泣いていて、頭がドキドキして、ショックを受けていたと思います」。「後になって、彼が私の後ろに来て頭を殴り、そして私の頭に寄りかかっていたことに気づいたんです」とした。 なお、女性はその後チケット売りの仕事に戻ったものの、シティとの契約を更新するために面接を受けたが、不合格になり、職を失っていた。 ただ、シティの広報担当はハーランドの関与を否定。ビデオのチェックもしたが、女性の主張を裏付けるものはないとした。 「マンチェスター・シティは、この件に関してなされた苦情を否定する」 「クラブは徹底的に調査したが、ビデオ映像を含む証拠のいずれも、申し立てられたような負傷があったという主張を裏付けるものではなかった」 「グレーター・マンチェスター警察に苦情が申し立てられたが、警察もそれ以上の措置を取らなかったことも承知している」 シティの主張通り、グレーター・マンチェスター警察も「ハーランドが悪意を持って行動したわけではない」とし、暴行をしたとは言えないとしているようだ。 2025.03.29 23:10 Sat4
オライリー2Aでボーンマスに逆転のシティが7季連続4強入り! アストン・ビラはラッシュフォード初ゴールで2部撃破【FAカップ】
FAカップ準々決勝、ボーンマスvsマンチェスター・シティが30日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、1-2で逆転勝利したシティがベスト4進出を決めた。 今シーズン大不振に陥るシティは、唯一獲得の可能性があるFAカップにより注力を注ぐ。週明けのリーグ戦がレスター・シティという下位相手ということもあり、リーグ前回対戦で敗れた難敵ボーンマスとのベスト4進出を懸けた一戦では直近のブライトン戦から先発6人を変更。 負傷明けのGKエデルソンを起用したほか、リコ・ルイスとニコ・ゴンサレス、サヴィオ、ドク、マーモウニュに代えてマテウス・ヌネス、デ・ブライネ、コバチッチ、フォーデン、ベルナルド・シウバと昨季主力を担ったベテラン中心の陣容で臨んだ。 サスペンションや負傷者の影響でややメンバーを入れ替えたボーンマスに対して。序盤はアウェイのシティが攻勢を仕掛けていく。 12分にはボックス付近でベルナルド・シウバが浮かしたボールがアダムスの手に当たってPKを獲得。だが、キッカーのハーランドが右を狙って蹴ったシュートはGKケパに完全に読まれてキャッチされる。さらに、15分にはハーランドにPK失敗を挽回するGKとの一対一というビッグチャンスが舞い込むが、寄せられた状況で浮かせ気味に放ったシュートは枠の上に外れた。 一方、2度のピンチを凌いだボーンマスは相手のミスを見事に先制点に結びつける。21分、マテウス・ヌネスの軽率な内側への横パスをカットしたショートカウンターからボックス右のブルックスがファーへクロスを供給。クライファートのシュートがブロックされてゴール方向に向かうと、これに詰めたエヴァニウソンが押し込んだ。 PK失敗にミス絡みの失点と流れが悪いシティ。前半のうちに同点に追いつくべくここからボールを握って攻撃に出ていく。ただ、強度の高いボーンマスのプレスに苦戦し、効果的な前進には至らず。逆に、ホームチームの出足鋭いロングカウンターに手を焼いて幾度となく際どい場面も作られた。前半終了間際にはボックス付近でデ・ブライネにシュートチャンスが訪れたが、ここは枠に飛ばすことができなかった。 1点ビハインドで折り返した後半、クサノフを下げてオライリーを投入したシティ。これでグヴァルディオルが左センターバック、オライリーが左サイドバックに入った。すると、この交代策がものの見事に嵌った。 49分、中盤でルーズボールを制して中央のデ・ブライネが左サイドのスペースに走り込むオライリーへ完璧なスルーパスを供給。そのままボックス付近まで持ち込んだオライリーが冷静に折り返したボールを、ファーにフルスプリントで走り込んだハーランドが左足ワンタッチで合わせ、前半の2度の決定機逸をひとまず払しょくした。 だが、この直後にそのハーランドにアクシデント。接触プレーの流れで左足首を捻ったか、応急処置を受けて一度プレーに復帰も自ら座り込んでしまう。このアクシデントでマーモウシュのスクランブル投入を余儀なくされたが、結果的にこの交代が逆転に繋がった。 63分、相手陣内左サイドでの密集からプレスを回避して中央のギュンドアンが左で浮いたオライリーに展開。このパスは戻ったセメンヨに対応されるが、バランスを崩したところで奪い返したオライリーがボックス左に流したボールに抜け出したマーモウシュが右足シュート。これがGKケパの脇下を抜けてゴールネットに突き刺さった。 オライリーの2アシストによって試合を引っくり返したシティは、前半とは打って変わって安定したゲーム運びでコントロール。これに対してボーンマスはワタラやスコットらの投入で各選手の配置も変えながら攻撃の活性化を図る。 後半半ばから終盤にかけても安定したゲームコントロールでボーンマスに決定機はおろかシュートまで持ち込ませないシティ。ただ、グリーリッシュを起点にチャンスを作ったが、ギュンドアンのシュートがポストに阻まれるなどトドメの3点目を奪い切れず。 それでも、7分が加えられたアディショナルタイムを含め後半は隙を見せなかったプレミア王者が2-1でゲームクローズ。7シーズン連続でのベスト4進出を決めた。 また、同日行われたプレストン・ノースエンドvsアストン・ビラは、0-3で快勝したアストン・ビラが準決勝進出を決めた。 今ラウンド唯一のチャンピオンシップ勢(イングランド2部)のプレストンと、プレミアリーグの強豪アストン・ビラが激突した一戦。前半はプレストンが攻守に粘りをみせ、守勢のなかでも0-0のスコアを維持した。 しかし、後半に入ってギアを上げたアストン・ビラは58分、左サイド深くに抜け出したディーニュからの折り返しをボックス中央に走り込んだラッシュフォードがダイレクトシュートで決め切って加入後初ゴールを記録。さらに、ラッシュフォードは直後の63分にPKを決めて追加点も奪取した。 その後、71分にはラムジーがスピード、コース取り申し分ない中央でのドリブル突破から鋭いミドルシュートを突き刺し、ダメ押しの3点目も奪った。そして、チャンピオンシップ勢に完勝のアストン・ビラが4強入りを決めた。 ボーンマス 1-2 マンチェスター・シティ 【ボーンマス】 エヴァニウソン(前21) 【マンチェスター・C】 アーリング・ハーランド(後4) オマル・マーモウシュ(後18) プレストン 0-3 アストン・ビラ 【アストン・ビラ】 マーカス・ラッシュフォード(後13、後18[PK]) ジェイコブ・ラムジー(後26) 2025.03.31 02:30 Mon5