途中出場の富樫敬真が後半ATに劇的決勝弾! 交代ズバリの鳥栖がC大阪に逆転勝ち【明治安田J1第20節】

2023.07.08 21:57 Sat
©︎J.LEAGUE
8日、明治安田生命J1リーグ第20節のサガン鳥栖vsセレッソ大阪が駅前不動産スタジアムで行われ、ホームの鳥栖が2-1で勝利を収めた。
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9位・鳥栖は前節ホームで浦和レッズと対戦。先制しながらも2点を許し、1-2の逆転負け。7試合無敗がここでストップしてしまった。上位に食らいついていくためにもここで再スタートを切りたいところ。前節メンバー外だった原田が右サイドバックに入った。対する5位・C大阪も前節のアビスパ福岡戦は0-1の黒星。早い時間に先制点を許し、その後もゴールを奪うことができなかった。福岡戦をケガで欠場した毎熊がスタメンに復帰。2試合ぶりの勝利を目指してこの一戦に臨んだ。
試合開始時点で雨は止んでいたものの、水溜りが目立つピッチ状況で立ち上がりからプレーへの影響が見られた。そんな中、先にチャンスを作ったのはC大阪。6分、左サイドでボールを受けたカピシャーバが左足で中央へクロス。レオ・セアラが頭で合わせたが、これは勢いがなくGK朴一圭が難なくキャッチした。

今度は鳥栖がC大阪ゴールを脅かす。7分、敵陣中央の右ハーフスペースでボールを持った堀米がゴールまでかなり距離があったが、ピッチコンディションも考慮したのか、思い切って左足でシュート。手前でワンバウンドすると、GKヤン・ハンビンがこぼしたが、相手に詰められる前にしっかりと抑え込んだ。
C大阪は13分、右ハーフスペースでパスを受けたレオ・セアラが股抜きで相手を抜いてから右足でシュート。相手DFにブロックされ、右CKを獲得した。すると、このCKから先制。キッカーのジョルディ・クルークスがショートコーナーを選択すると、香川からのリターンパスをダイレクトで中央へ。ファーにいたレオ・セアラが頭で合わせた。

一進一退の攻防が続く中、28分に鳥栖に惜しい場面。右サイドから崩すと、ボックス内の小野をめがけたクロスがボックス手前にこぼれる。これに長沼が反応し、右足でシュート。少し力が入ったか、ボールはバーの上を越えていった。

前半の終盤には先制点を奪ったレオ・セアラが相手と競り合った際に左ヒジのあたりを痛めたが、そのままプレーを続行。スコアは動かず、0-1のままハーフタイムを迎えた。

後半はジョルディ・クルークスのシュートから幕を開けた。右サイドでボールを受けるとカットインから左足で狙う。ショートバウンド気味の少し難易度の高いボールだったが、GK朴一圭がしっかりとキャッチした。

流れを変えたい鳥栖は62分、岩崎と手塚を下げて富樫と藤田を投入する。するとその2分後、鳥栖が同点に追いつく。小野が右サイドからクロスを入れると、ファーにいた堀米までボールが届く。相手DFと対峙した堀米は左足アウトサイドでのループシュートという意外性のあるプレーを選択。これが少しだけ相手に当たってディフレクションしながら、ゴール右隅に決まった。

流れを掴んだ鳥栖。66分には、途中出場の富樫が左サイドから仕掛けてクロス。中央に飛び込んだ小野が合わせたが、ゴール左に外れた。

71分にも鳥栖に大きなチャンス。左ポケットへのスルーパスに抜け出した小野が左足でシュート。これはGKヤン・ハンビンに弾かれたが、左サイドへのこぼれ球を堀米が拾い、すかさず左足でクロス。今度は小野がヘディングでシュートを放ったが、クロスバーに阻まれ、惜しくも逆転弾とはならなかった。

再びリードを奪いたいC大阪は、71分に上門と中原、77分に山中と北野、80分に鈴木をピッチに送り出しメンバーをガラッと入れ替えた。しかし、試合は膠着状態のまま終盤に入る。

後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。両チームともにゴールに迫る中での同3分、自陣から右サイド深い位置まで持ち上がった横山が対峙した相手DFを縦にかわし、右足でクロス。中で待っていた富樫が頭で押し込み、鳥栖が逆転に成功した。

交代が功を奏したホームの鳥栖が劇的な形で勝ち点「3」をゲット。あと一歩のところでゴールを許したC大阪は2連敗となった。

サガン鳥栖 2-1 セレッソ大阪
【鳥栖】
堀米勇輝(後19)
富樫敬真(後45+3)
【C大阪】
レオ・セアラ(前13)

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G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!

9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat
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鳥栖MF堺屋佳介、負傷によりU-19日本代表離脱【メキシコ遠征】

日本サッカー協会(JFA)は17日、サガン鳥栖MF堺屋佳介のU-19日本代表離脱を発表した。 堺屋は負傷のためメキシコ遠征中のチームを離脱。これに伴う追加招集はない。 U-19日本代表は11日から21日にかけてメキシコ遠征を実施。10日にはMF中島洋太朗(サンフレッチェ広島)のコンディション不良による不参加が発表され、MFニック・シュミット(ザンクトパウリU-19/ドイツ)が追加招集されていた。 13日にU-19クラブ・ウニベルシダ・ナシオナルとの一戦をゴールレスドローで終え、16日にはU-19メキシコ代表と対戦した日本。19日にU-19ベネズエラ代表との最終戦に臨む。 2024.11.17 17:35 Sun
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まだJ1からの降格をしたことがないチームってどこまで粘ってきたの?!の巻/倉井史也のJリーグ

J1から降格したことのない3チームってどこ? 鹿島と横浜FMと……実は鳥栖。その鳥栖が最下位ですからね。嘆きのメール、たくさんいただいております。まぁそういう嘆き方って正しいんですけどね。サッカークラブが売ってるのは、夢じゃなくてストレスなんだから。 ともあれ、先週の札幌の回でも書いたんだけど、やっぱり1試合あたり2失点以上というのはかなりヤバいんですよ。でもね、鳥栖って落ちてないけどかなり危ないときが過去何度もあったんじゃないかと思うんです。クラブが危ないときも多かったけど、残留もヤバイって時が。 ということで、ここでは鳥栖が昇格した2012年以降、最低順位と最高順位をピックアップしてみました。 2012年:最低順位13位/最高順位 3位 2013年:最低順位15位/最高順位 5位 2014年:最低順位 9位/最高順位 1位 2015年:最低順位14位/最高順位 3位 2016年:最低順位17位/最高順位 2位 2017年:最低順位17位/最高順位 8位 2018年:最低順位17位/最高順位 6位 2019年:最低順位18位/最高順位14位 2020年:最低順位17位/最高順位11位 2021年:最低順位 7位/最高順位 2位 2022年:最低順位12位/最高順位 5位 2023年:最低順位18位/最高順位 8位 ちなみに最終順位は 2012年: 5位 2013年:12位 2014年: 5位 2015年:11位 2016年:11位 2017年: 8位 2018年:14位 2019年:15位 2020年:13位 2021年: 7位 2022年:11位 2023年:14位 おお、確かにサポーターが騒ぐ気持ちもよく分かる。 2023年に18位だったのは第1節のみ。2019年は第1節から第3節、第7節から第11節、第15節から第16節、第19節から第20節って12節も最下位だったけど、ルイス・カレーラス監督を第9節のあとに解任。そこまで1勝1分7敗だったチームを金明輝監督が10勝6分18敗までもちこんで最終節に残留を果たしたって年でした。 鳥栖って今年も波瀾万丈ありそうね。これまでの奇跡の力に期待ってとこでしょうか。 2024.04.20 10:30 Sat

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