セルタがローマからカルレス・ペレスを獲得! 買取OP行使見送るも再交渉で完全移籍に移行

2023.07.01 13:31 Sat
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セルタは6月30日、ローマからスペイン人FWカルレス・ペレス(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月39日までの4年となる。

昨夏の移籍市場でレンタル加入したペレスは、クラブが買い取りオプション行使を見送ったが、クラブ間での再交渉の結果、完全移籍に移行する形となった。

バルセロナのカンテラ出身のペレスは、2019年7月にファーストチームに昇格。2020年1月にローマへとレンタル移籍し、2020年9月に完全移籍していた。
ローマでは公式戦75試合で8ゴール7アシストを記録も、メインキャストにはなれず。2年半ぶりの母国帰還となったセルタでは2022-23シーズンの公式戦で38試合に出場し、5ゴール6アシストを記録。本職のウイングだけではなく、インサイドハーフでもプレーした。

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お金のないチームには苦労が多い…/原ゆみこのマドリッド

「リーガ開幕の実感があまりないわね」そんな風に私が嘆いていたのは金曜日、今季は6年ぶりにマドリッド勢1部5チーム体制となり、身構えていたにも関わらず、最初の週末が意外とヒマなことに気がついた時のことでした。いやあ、1節が猛暑の8月半ばとあって、昼間に試合が組めず、午後7時と午後9時半の1日2カード設定で、木曜から月曜まで開催という、ダラダラしたスケジュールを作ったリーガもリーガなんですけどね。何より最悪だったのはマドリッドのチームが揃ってアウェイゲームとなったことで、私がスタジアム観戦デビューするのも来週末までお預けになっちゃったんですよ。 まあ、その辺の話はまた後ですることにして、この水曜、先陣を切って、UEFAスーパーカップで今季の公式戦をスタートさせたレアル・マドリーがどうだったから、お伝えしていくことすると。ワルシャワでの前日スタジアム練習中、チュアメニとぶつかったカマビンガがヒザを痛め、全治4~6週間となってしまったせいで、これは何かの悪い前触れじゃないかと恐れた私ですが、大丈夫。ええ、例年、この時期は市内の多くのバル(スペインの喫茶店兼バー)がバケーション入りするため、暑い中、試合を流しているお店を見つけるために歩き回り、挙句に満員で立ち見という苦行も今年はせずに済みましたしね。 というのも先週のアトレティコの親善試合を見るため、営業しているバルを探して、以前、行きつけだったお店を訪ねたところ、いつの間にかオーナーがチェンジ。この8月は休業しないとわかったため、少し早めに行って、席を確保することができたから。ただ、待望のエムバペ(PSGから移籍)もスタメンデビューしたEL王者アタランタとの試合の前半はやや低調で、うーん、彼を含め、ベリンガム、バルベルデ、カルバハル、チュアメニ、メンディと、ユーロやコパ・アメリカのせいで、練習を始めてから、たった1週間という選手が大量に入ったせいもあったんですかね。一応、先制のチャンスはエムバペ、ビニシウス、ベリンガム、ロドリゴと何回かあったものの、0-0のままでハーフタイムに入ることに。 前半はせいぜい、デ・ローンのシュートがミリトンに当たったボールがゴールバーを直撃したぐらいだったアタランタも後半はまだ、失点していないことに自信を得たか、再開2分にはパサリッチが絶妙のヘッドを放ったんですけどね。そのボールに飛びついて指先で弾き、paradon(パラドン/スーパーセーブ)でチームを救ったのはご存知、GKクルトワ。当人も後で「He tenido que llegar muy lejos y usar mis dos metros para sacarla/エ・テニードー・ケ・ジェガール・ムイ・レホス・イ・ウサール・ミス・ドス・メトロス・パラ・サカールラ(とても遠いところに手が届くよう、ボクの身長2mを使わないといけなかった)」とお馴染みの長身自慢をしていましたが、まあねえ。 私など、いっそアタランタが先制して、マドリーの根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)精神を目覚めさせてくれた方が0-0のまま延長戦、更にはPK戦で決着という、迷惑展開への恐れを一掃してくれんじゃないかと思ったぐらいでしたが、そこはこの夏、エムバペとエンドリック(パルメイラスから移籍)の2人しか補強がなくても、得点力には不自由していないマドリー。14分にはベリンガムのスルーパスをビニシウスがエリア内右奥からゴール前に送り、そこに駆けこんで来たバルベルデが決めて、先制点を挙げているんですから、ユニ着用でバルに応援に来ていたファンたちも喜んだの何のって。 ちなみにこのベルベルデのゴールには、アンチェロッティ監督も「Es sorprendente que estuviera allí/エス・ソルプレンデンテ・ケ・エストゥビエラ・アジー(あそこにいたのは驚きだった)。ウチのアタッカーたちから考えて、彼はもっと後方にいるべきだったからね」と告白していたんですけどね。そう、昨季CL決勝をプレーしたメンバーからクロースが現役引退して抜け、代わりにエムバペがCFとして入ったため、この日は移籍1年目だった昨季、23得点を挙げ、MFの皮を被ったFWではないかと疑われたベリンガムですら、下がり目の位置に移動。バルベルデなど、言うに及ばずですが、背番号8の後継者に指名してくれたクロースへのリスペクトからか、金髪に染めただけでなく、ゴールまで捧げることができたのは、当人にも大きな喜びだったかと。 その後、更に追い打ちをかけようと、ビニシウスやベリンガムが撃ったシュートはGKムッソに弾かれてしまったマドリーですが、23分には追加点が入ります。そう、3トップの右側でスタートしたロドリゴがヒエンから自陣でボールを奪い、エリア内のビニシウスを経由して、反対側にいたベリンガムへ。そこからまるで測ったような折り返しのラストパスがエムバペに送られ、彼がデビュー戦をゴールで飾ることになったんですが、いやあ、今季のマドリーたるや恐るべし。ロドリゴが言うには、「前から同じことをビニとジュードとやっていて、今はそれが1人増えただけ。El míster nos pide cambiar mucho la posición, no quedarnos parado/エル・ミステル・ノス・ピデ・カンビアル・ムーチョ・ラ・ポシシオン、ノー・ケダモス・パラードー(監督はボクらに何度もポジションを変えるように、止まらないように頼んでくる)」そうなんですけどね。 こんな動きをされては今季、マドリーのSeptete(セプテテ/7冠優勝のこと)を阻めるチームはいないんじゃないかと思ってしまう程、4人の連携が取れているのには舌を巻いたのは私だけではないかと。2-0となった後はモドリッチ、ブライム、残り1分にもギュレル、セバージョス、ルーカス・バスケスらが顔見せ交代出場して、準備期間が短かった選手たちは下がったものの、そのままスコアは動かず、マドリーは新シーズンを白星でスタート。ナチョ(アル・カーディシーヤに移籍)の退団で第1キャプテンとなったモドリッチがトロフィーを掲げ、マドリーで選手として個人最多の27タイトル獲得となったんですが、入団して1試合目で、これまで無縁だったヨーロッパのクラブ大会優勝を果たしたエムバペなど、もしや、もっと早く移籍しなかったことを後悔していた? 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「大きな逆転劇の一つ」 フリック監督は優勝に向けて「シーズン終盤でのとても重要な勝利」と歓喜

バルセロナのハンジ・フリック監督が19日にホームで行われ、4-3で打ち勝ったラ・リーガ第32節セルタ戦を振り返った。 2位レアル・マドリーに4ポイント差を付ける首位バルセロナ。4日前にはチャンピオンズリーグ準決勝進出を決めた中、ラ・リーガ優勝へ向けて臨んだセルタ戦。 12分にFWフェラン・トーレスのゴールで先制したバルセロナだったが、後半17分までにFWボルハ・イグレシアスにハットトリックを許し、1-3の状況に。 それでもMFダニ・オルモとFWハフィーニャのゴールで試合を振り出しに戻すと、後半追加タイムにダニ・オルモがPKを獲得。これをハフィーニャが決めて劇的勝利とした。 フリック監督はシーズン終盤での逆転劇に大きな価値を見出している。 「1-3とされた後、まさかまさかの逆転劇だった。簡単ではなかった。勝ち点3を獲得できたことを誇りに思う。非常に重要な勝利だ。これが我々の選手たちの姿勢、メンタリティだ。本当に素晴らしい。厳しい戦いだった。ポイント獲得のためにあらゆる手を尽くし、やり遂げた。素晴らしかったよ」 「大きな逆転劇の一つだ。シーズン終盤でのとても重要な勝利。最高の気分だ。チームが決して諦めないのが素晴らしい。11月は不調に陥り、ネガティブなエネルギーが蔓延していた。しかし今は違う。ポジティブなエネルギーが湧いている。前進する」 一方でハムストリングを痛めて負傷交代したFWロベルト・レヴァンドフスキについては「明日まで待たなければならない。様子を見るのが最善だ」とし、検査結果を待つと話すに留めた。 2025.04.20 08:45 Sun
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レヴァンドフスキがハムストリング負傷、少なくとも3週間の離脱でコパ決勝クラシコやCLインテル戦を欠場へ

バルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが左ハムストリングを負傷した。スペイン『アス』によると少なくとも3週間の離脱になるとのことだ。 レヴァンドフスキは19日にホームで行われ、4-3で打ち勝ったラ・リーガ第32節セルタ戦に先発。75分にプレスバックした際、左ハムストリングを痛めた様子で交代を要求し、3分後にピッチを後にしていた。 バルセロナは今後、ラ・リーガでマジョルカ戦を戦った後、26日にコパ・デル・レイ決勝のレアル・マドリー戦を、30日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのインテル戦を控えるが、今季公式戦40発の主砲を欠いてビッグマッチを戦うことになることが濃厚となってしまった。 2025.04.20 08:00 Sun
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【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出

2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat

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