D・オリヴェイラが2得点の活躍! 好調・名古屋を下したFC東京がクラモフスキー体制初陣を勝利で飾る【明治安田J1第18節】
2023.06.24 21:39 Sat
24日、明治安田生命J1リーグ第18節のFC東京vs名古屋グランパスが味の素スタジアムで行われ、ホームのFC東京が2-0で勝利を収めた。
リーグ戦折り返しのタイミングで、指揮官をアルベル・プッチ・オルトネダ監督からピーター・クラモフスキー監督へと代えた12位FC東京。クラモフスキー監督は試合前、短い期間の中でも「いい準備ができた」と語った。しかし、チームは現在リーグ戦3連敗中。18日に行われたYBCルヴァンカップの京都サンガF.C.戦は安間貴義ヘッドコーチ指揮のもと、3-1の勝利を飾っている。この勢いを維持することができるか注目となった。前節からスタメンは3人変更。俵積田が左ウイングで先発の機会を与えられた。
対するアウェイの2位名古屋は、リーグ戦4勝中と好調を維持。首位横浜F・マリノスとの勝ち点差は「1」であり、勝てば順位が逆転する可能性もあった。新体制になったばかりの未知数の相手と戦うことが懸念材料となったが、リーグ優勝を目指すのであればここでもきっちり白星が欲しいところ。前節負傷した丸山に代わり、野上がスタメンで起用された。
先にチャンスを作ったのはFC東京だった。7分、自陣内低い位置でボールを奪うと、最前線のディエゴ・オリヴェイラにボールが収まる。そのままディエゴ・オリヴェイラが単独で持ち上がり、ボックスに差し掛かろうかというところで右足でシュート。これ惜しくもゴール左へと外れた。
名古屋も機を見て、FC東京ゴールに襲いかかる。16分、永井が前線のユンカーへ浮き球のパスを送ると、ユンカーはこれを頭でフリック。ボックス内に走り込んだマテウスにボールが渡ったが、飛び出したGKスウォビィクが一対一を制した。
その後の18分、FC東京が先制に成功する。パスで中央を崩すと、渡邊からボックス内のディエゴ・オリベイラへボールが渡る。ディエゴ・オリベイラは反転して倒れ込みながら左足でシュートを放ち、これがゴール左隅に決まった。
前半も中盤に差し掛かると、やや激しいプレーが目立つようになる。長友は2度ほど相手選手との接触によりピッチに座り込んだが、プレーを続行。ところが、足を痛めた様子の仲川は負傷交代となり、34分に塚川がピッチに送り出された。
激しい攻防が繰り広げられる中、名古屋がハーフタイム前にFC東京ゴールに迫る。42分、永井が左サイドの敵陣深くから中央へパスを送ると、マテウスが左足ダイレクトでシュート。これはバーの上を越えた。44分には右サイドから細かくパスを繋いで崩し、ボックス内右からユンカーが折り返す。永井が右足でシュートを放ったが、相手DFにブロックされ、枠内に飛ばすことはできなかった。
1-0で迎えた後半、名古屋はイエローカードをもらっていた米本に代えて、山田を投入する。しかし、後半頭からチャンスを迎えたのはFC東京。46分、俵積田が左ハーフスペースでフリーでボールを受けると、カットインからシュート。これは名古屋DFがブロックし、CKに逃れた。
追加点を狙うFC東京が積極的に攻め立てる。51分、ボックス手前でパスを受けたFC東京の安倍が、思い切って左足でミドルシュートを放つ。これはGKランゲラックがセーブした。58分、今度は左CKにディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせる。このシュートはバーの上を越えた。
65分、和泉と永井がベンチに下がり、重廣と河面が途中出場。重廣はトップ下の位置に入り、ユンカーとマテウスの2トップのような並びとなった。
それでも大きく流れを変えることはできず、決定機を迎えるのはFC東京。77分、ディエゴ・オリヴェイラがボックス左角付近で相手のバックパスを拾うと、ドリブルで中央へ向かいながらGKランゲラックもかわしてシュート。あとは決めるだけだったが、ゴールの左へと外れてしまった。
80分、FC東京が追加点を奪い、試合の行方を決定づける。左サイドからの安倍のクロスがファーまで届くと、待っていたディエゴ・オリヴェイラがヘディングシュート。左のサイドネットを揺らし、この試合2点目を決めた。
名古屋も最後まで諦めない。84分、貴田が左サイドからカットインし、ゴール左下へシュート。GKスウォヴィクがセーブしたが、こぼれ球をユンカーが押し込んだ。しかし、貴田のシュート時のユンカーのポジションがオフサイドだったため、ゴールは認められなかった。
後半アディショナルタイムにも、名古屋がゴールまであと一歩というところまで迫ったが、結局は2-0のまま終了。ディエゴ・オリヴェイラの2ゴールの活躍により、FC東京がクラモフスキー体制初陣を勝利で飾った。一方の名古屋はリーグ戦連勝記録が4で止まった。
FC東京 2-0 名古屋グランパス
【FC東京】
ディエゴ・オリヴェイラ(前18、後35)
リーグ戦折り返しのタイミングで、指揮官をアルベル・プッチ・オルトネダ監督からピーター・クラモフスキー監督へと代えた12位FC東京。クラモフスキー監督は試合前、短い期間の中でも「いい準備ができた」と語った。しかし、チームは現在リーグ戦3連敗中。18日に行われたYBCルヴァンカップの京都サンガF.C.戦は安間貴義ヘッドコーチ指揮のもと、3-1の勝利を飾っている。この勢いを維持することができるか注目となった。前節からスタメンは3人変更。俵積田が左ウイングで先発の機会を与えられた。
対するアウェイの2位名古屋は、リーグ戦4勝中と好調を維持。首位横浜F・マリノスとの勝ち点差は「1」であり、勝てば順位が逆転する可能性もあった。新体制になったばかりの未知数の相手と戦うことが懸念材料となったが、リーグ優勝を目指すのであればここでもきっちり白星が欲しいところ。前節負傷した丸山に代わり、野上がスタメンで起用された。
名古屋も機を見て、FC東京ゴールに襲いかかる。16分、永井が前線のユンカーへ浮き球のパスを送ると、ユンカーはこれを頭でフリック。ボックス内に走り込んだマテウスにボールが渡ったが、飛び出したGKスウォビィクが一対一を制した。
FC東京はディエゴ・オリヴェイラの勢いが止まらない。17分、ディエゴ・オリヴェイラが左サイドからドリブルでえぐると、中央の渡邊へグラウンダーのクロスが通る。渡邊は左足ダイレクトでシュートを放ったが、左ポストをかすめるに留まった。
その後の18分、FC東京が先制に成功する。パスで中央を崩すと、渡邊からボックス内のディエゴ・オリベイラへボールが渡る。ディエゴ・オリベイラは反転して倒れ込みながら左足でシュートを放ち、これがゴール左隅に決まった。
前半も中盤に差し掛かると、やや激しいプレーが目立つようになる。長友は2度ほど相手選手との接触によりピッチに座り込んだが、プレーを続行。ところが、足を痛めた様子の仲川は負傷交代となり、34分に塚川がピッチに送り出された。
激しい攻防が繰り広げられる中、名古屋がハーフタイム前にFC東京ゴールに迫る。42分、永井が左サイドの敵陣深くから中央へパスを送ると、マテウスが左足ダイレクトでシュート。これはバーの上を越えた。44分には右サイドから細かくパスを繋いで崩し、ボックス内右からユンカーが折り返す。永井が右足でシュートを放ったが、相手DFにブロックされ、枠内に飛ばすことはできなかった。
1-0で迎えた後半、名古屋はイエローカードをもらっていた米本に代えて、山田を投入する。しかし、後半頭からチャンスを迎えたのはFC東京。46分、俵積田が左ハーフスペースでフリーでボールを受けると、カットインからシュート。これは名古屋DFがブロックし、CKに逃れた。
追加点を狙うFC東京が積極的に攻め立てる。51分、ボックス手前でパスを受けたFC東京の安倍が、思い切って左足でミドルシュートを放つ。これはGKランゲラックがセーブした。58分、今度は左CKにディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせる。このシュートはバーの上を越えた。
65分、和泉と永井がベンチに下がり、重廣と河面が途中出場。重廣はトップ下の位置に入り、ユンカーとマテウスの2トップのような並びとなった。
それでも大きく流れを変えることはできず、決定機を迎えるのはFC東京。77分、ディエゴ・オリヴェイラがボックス左角付近で相手のバックパスを拾うと、ドリブルで中央へ向かいながらGKランゲラックもかわしてシュート。あとは決めるだけだったが、ゴールの左へと外れてしまった。
80分、FC東京が追加点を奪い、試合の行方を決定づける。左サイドからの安倍のクロスがファーまで届くと、待っていたディエゴ・オリヴェイラがヘディングシュート。左のサイドネットを揺らし、この試合2点目を決めた。
名古屋も最後まで諦めない。84分、貴田が左サイドからカットインし、ゴール左下へシュート。GKスウォヴィクがセーブしたが、こぼれ球をユンカーが押し込んだ。しかし、貴田のシュート時のユンカーのポジションがオフサイドだったため、ゴールは認められなかった。
後半アディショナルタイムにも、名古屋がゴールまであと一歩というところまで迫ったが、結局は2-0のまま終了。ディエゴ・オリヴェイラの2ゴールの活躍により、FC東京がクラモフスキー体制初陣を勝利で飾った。一方の名古屋はリーグ戦連勝記録が4で止まった。
FC東京 2-0 名古屋グランパス
【FC東京】
ディエゴ・オリヴェイラ(前18、後35)
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