アンチェロッティ監督、マルディーニTDを退任させた古巣ミランを批判「ミランの伝統に対する敬意の欠如」
2023.06.08 18:32 Thu
レアル・マドリーで指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督が、古巣ミランの人事に言及した。
そんなアンチェロッティ監督は、古巣ミランの現状を気にかけているようだ。イタリア『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じる中で、テクニカル・ディレクター(TD)を務めていたパオロ・マルディーニ氏の退任に触れている。
「マドリードでは、クラブの歴史が常に尊重されなければならないということを学んだ。このクラブにおいて、(アルフレッド・)ディ・ステファノ、アマンシオ(・アマロ)、(フランシスコ・)ヘント、(フィレンツ・)プスカシュは、今でも尊敬の念を抱かせる唯一無二の存在だ」
「スポーツの精神よりもビジネスを優先しようとするサッカークラブは、失敗する運命にある」
マルディーニ氏は25年間の現役生活をすべてミランに捧げ、キャプテンとして黄金期を支えたクラブの象徴的存在。2019年6月からTDとしてチーム強化に努めてきたが、6日に退任が発表された。クラブオーナーを務めるジェリー・カルディナーレ氏と強化方針に相違があったといわれている。
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2021年夏に2度目のマドリー指揮官就任を果たし、ラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げたアンチェロッティ監督。今季はリーグ、CLともに優勝には届かなかったが、コパ・デル・レイのタイトルを獲得した。現役時代にミランでもプレーしたアンチェロッティ監督は、2001-02シーズンから2008-09シーズンまで指揮官としてミランを率いていた。その間にCLを2度制するなどチームに黄金期をもたらし、自らの監督としての評価も大いに高めた。「マドリードでは、クラブの歴史が常に尊重されなければならないということを学んだ。このクラブにおいて、(アルフレッド・)ディ・ステファノ、アマンシオ(・アマロ)、(フランシスコ・)ヘント、(フィレンツ・)プスカシュは、今でも尊敬の念を抱かせる唯一無二の存在だ」
「歴史を最高の状態で継承していきたいなら、昔の思い出を大切にしなければならない。マルディーニに起こったことは、歴史的な文化やミランの伝統に対する敬意の欠如を示している。歴史だけでは勝てないというのは本当だが、歴史が勝ち方を教えてくれるのも事実だ」
「スポーツの精神よりもビジネスを優先しようとするサッカークラブは、失敗する運命にある」
マルディーニ氏は25年間の現役生活をすべてミランに捧げ、キャプテンとして黄金期を支えたクラブの象徴的存在。2019年6月からTDとしてチーム強化に努めてきたが、6日に退任が発表された。クラブオーナーを務めるジェリー・カルディナーレ氏と強化方針に相違があったといわれている。
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「向上し続けないと、家で殺される(笑)」バルベルデが最も厳しい批評家の妻や恩人などの逸話明かす
レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが、ここ最近話題を集める妻やマドリー加入時、現チームへの想いなどさまざまなトピックを語った。スペイン『アス』が伝えている。 現在、リーダーグループの一人としてエル・ブランコの屋台骨を支えるバルベルデは、スペイン『Movistar Plus+』の番組『Universo Valdano』でクラブレジェンドであるホルヘ・バルダーノ氏との対談企画に参加し、さまざまなトピックについて語った。 先日のバロンドール授賞式後に収録されたインタビューの冒頭でエル・クラシコでの大敗や直近のチームの状態について率直に語った26歳。さらに、第4キャプテンを務める現状について、より大きな重圧や責任を感じたなかでプレーしていることを明かした。 「ここは世界最高のチームで、見返りにすべてを求められる。このクラブでプレーする感覚は最高で、他に類を見ないものなんだ。すべてにおいて最高でなければならないし、それをチームメイトに証明し、チームメイトに自分が最高だと信じてもらい、その気持ちに伝播していかないといけない。このバッジを着けることが世界一になり、このチームで誇りと名誉を持ってプレーする唯一の方法なんだ。このバッジは誰もが付けられるものではないからね」 そこからインタビューはバルベルデの10代の頃に遡り、アーセナルでの練習参加やマドリー加入前後の興味深いエピソードも披露された。 「(アーセナルでのトライアル)当時16歳だった。彼らは僕をトップチームで1週間トレーニングするように誘ってくれた。そこにある未来を想像したよ。その1週間は楽しかったよ。ディブ(当時在籍していたエミリアーノ・マルティネス)は、あらゆる面で最も助けてくれた人の一人だった。ベジェリン、アレクシス・サンチェス、カソルラと並んで、彼が最初に声をかけてくれた。その数カ月にはペニャロールのトップチームでトレーニングを始めていた」 「(マドリーからの連絡)母が興奮しているのを見るまでは、冗談だと思っていたよ」 「(デポルティボへの武者修行)両親は10分ほど離れたところに住んでいたけど、一人暮らしを始めたんだ。成長し、一人暮らしに慣れるために、自分のスペースも必要だった。フットボーラーとして、それは大きな成長だった。うまくいかない時期もあったけど、そのおかげで大きく成長できたんだ」 2018年のマドリー復帰の際にはフレン・ロペテギ新監督の下でファーストチーム定着の足がかりを掴んだ。 現在、ウェストハムを率いるスペイン人指揮官について「救世主(笑)」と今でも感謝の気持ちを強く抱いているという。 「彼には大きな恩義があるよ。彼は自信を与えてくれた人だ。僕はワールドカップに出場できず、ウルグアイにいた。それは自分にとって大きな痛手で、キャリアで最悪の出来事のひとつだった。1カ月半の休暇があり、一日中トレーニングに専念した。その努力の報酬がレアル・マドリーにたどり着いたことだね」 同じくエル・ブランコのトップチームに馴染む上で、ブラジル代表MFカゼミロの存在が大きかったと語るバルベルデ。 「到着すると、マルセロ、カゼミロ、ベイル、ベンゼマ、セルヒオ・ラモ…。そんなスーパースターがテーブルに座っているのが見えたんだ。そんななかでカゼミロは僕をサポートしてくれたんだ」 「彼は僕を抱きしめて『ここに座りな』って言ってくれたんだ。背番号のおかげで、ドレッシングルームでも僕らはとても仲が良かった。カゼミロはピッチで指示をしたり誰かを正したりするために大声を出す必要がなかった。彼は近くにいて、常に建設的な批判をしてくれた。現在、妻が僕に向かって話す批判は、カゼミロがドレッシングルームで常に言っていたことなんだ。『フェデ、もっと練習しなきゃ』ってね」 その流れでバルベルデは、先日にSNSを通じてカルロ・アンチェロッティ監督の起用法を批判したことで話題を集めた妻ミナ・ボニーノさんについても言及。バルベルデと結婚してマドリードに渡るまで、アルゼンチンでフットボールジャーナリストとして働いていたミナさんは、指揮官に対してだけでなく夫に対しても常に厳しい目を向けているという。 「アヤックスが簡単なプレーで僕らを負かした後、試合後に車に乗ると、妻は『なぜパスをするの? なぜゴールに向かわないの? なぜあのプレーで走らなかったの?』とまくし立ててきたんだ」 続けて17位に終わったバロンドールについて話を向けられると、「これからも向上し続けないと、家で殺されてしまう(笑)。もう少しいい順位を期待していたけど、個人的にはものすごく誇らしい気持ちになった。妻は泣き出しちゃったけど、それはそれでよかったよ。『あなたは自分が達成していることを高く評価していない』って言ってくれたし、それはすごくうれしかった。2、3位上位を期待していたけど、それ以上は求めていないよ」と、自身以上に妻が結果を悔しがっていたことも明かした。 最後に、バルダーノ氏から「10年後にもう一度インタビューして振り返ろう」と振られると、「ルカ・モドリッチから少し血をもらって、生き延びられるかどうか試してみようと思う(笑)。32歳まで生き延びられるかどうかも分からないけど、彼はもうすぐ40歳だ」と、未だ健在ぶりを示す鉄人をお手本にレジェンドとの再対談を約束している。 <span class="paragraph-title">【写真】指揮官とバルベルデにも噛みつく妻ミナ・ボニートさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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“絶対に不満をこぼさない男” ヘスス・バジェホも内心お怒り? CB需要高まるマドリーでも起用されず
レアル・マドリーのスペイン人DFヘスス・バジェホ(27)。スペイン『Relevo』がその忍耐強さに再びスポットライトを当てた。 マドリー所属でレンタル放出を繰り返すこと通算5回、新加入選手に背番号を奪われること通算2回…カルロ・アンチェロッティ監督のメイン構想に入ったことなど1度もないバジェホ。 それでも、たいへん高潔な人間性と人望の厚さで知られ、『Relevo』は「非の打ち所がないプロフェッショナル」と称賛。 どれだけ試合に使ってもらえずとも、練習には毎日一番乗りで現れ、ホームゲーム後は必ずピッチに出てコンディション調整に励むのだという。そして何より、現状への不満をこぼすような真似は絶対にしない男なのだという。 だが、どうしてもコーチ陣の信頼を得られず。 バジェホは9月27日、今季最初の出番としてアラベス戦の80分、3-0の状況でセンターバックとして出場したが、マドリーはそこから肝を冷やす2失点。これ以降、ウォームアップエリアのバジェホには一度も声がかかっていない。 ここ最近では、ミリトン重傷などでセンターバックの需要が高まるマドリーだが、バジェホよりもカスティージャ(Bチーム)登録の若手が優先されている状況。21歳DFラウール・アセンシオの登用が全てを物語っている。 バジェホも内心はさすがに怒っているよ…というのが関係者談。それでもなお、黙々と日々のトレーニングに励み、アンチェロッティ監督へのアピールを続けているそうだ。 2024.11.20 21:36 Wed3
「カンテラは準備ができている」レアル・カスティージャのラウール監督が若き才能たちに自信「世界最高の選手たちが揃っている」
レアル・マドリー・カスティージャのラウール・ゴンサレス監督がチームの才能を誇った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 現在、最終ラインに負傷者が続出しているマドリー。フリーの状況が続く元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの復帰案も話題に上っていた。 しかし、9日のラ・リーガ第9節オサスナ戦では、負傷したブラジル代表DFエデル・ミリトンに代わり、カスティージャ所属のスペイン人DFラウール・アセンシオが途中出場。ファーストチームデビューを果たすと、42分にはイングランド代表MFジュード・ベリンガムへロングフィードを送り込み、見事なアシストを記録した。 試合は4-0の大勝で終え、21歳DFはクリーンシートにも貢献。そんな状況を受け、自らもマドリーのカンテラで育ち、レジェンドまで上り詰めたラウール監督が、17日の試合後にコメントした。 「アセンシオが(ファーストチームに)加わったことにより、他のリーグや他のチームで成功を収めてきた選手たちと同様、ここの選手たちも準備ができていることが示された」 「ファーストチームの要求は簡単ではないが、レアル・マドリーのカンテラは準備ができていると信じているし、それが実証されている」 また、アセンシオを起用したカルロ・アンチェロッティ監督にもメッセージ。タレントは揃っていると強調した。 「我々はただ、状況によって与えられるチャンスを得るだけで良い。他のクラブではまた違った状況によってもたらされるものかもしれない」 「はっきりしているのは、世界最高のカンテラはマドリーにあるということだ」 「世界最高の選手たちが揃っているため、困難や需要に伴い、これからも素晴らしい選手がファーストチームに現れ続けるだろう」 2024.11.18 20:20 Mon4
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スペイン人DFヘスス・バジェホ(27)がレアル・マドリーでラストチャンスに懸ける。スペイン『Relevo』が伝えている。 かつて世代別のスペイン代表でキャプテンを担い、U-19時代も主将センターバックとして欧州王者となったバジェホ。 ただ、18歳で加入したマドリーに定着できず、23-24シーズンのグラナダを含め、レンタル移籍で放出されること通算「5」回。カルロ・アンチェロッティの眼中にない、と言っても決して大袈裟な表現ではない。 気づけば27歳…負傷が長引き、ラ・リーガ出場「3試合106分間」にとどまったグラナダでの1年を終え、バジェホは今月15日にマドリーのクラブハウスへ帰還予定。 すでにケガは治癒も、マドリー加入から10年目となる節目の24-25シーズンに残留を掴めるかは不透明。契約が残り1年となっており、今夏で安売りされる可能性が否めない状況だ。 しかし、そのパーソナリティを各方面から称えられ、人望も厚いというバジェホ。センターバック陣での序列が極めて低いことを理解しつつも、イタリア人指揮官に全力で存在をアピールするだろうと、『Relevo』は論じる。 そして、構想外となっても甘んじて受け入れ、今後も続くキャリアを歩んでいくという。 2024.07.01 15:30 Mon5
完全なる構想外も… バジェホがマドリー残留の意志、20歳&18歳の新加入2人に背番号を2度も奪われてまで…
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督はDF2人を戦力にカウントしていないようだ。スペイン『Cadena Ser』が伝えている。 8月12日にアスレティック・ビルバオとの2023-24シーズンのラ・リーガ開幕節を戦うマドリー。来年6月のブラジル代表指揮官就任が決まっているアンチェロッティ監督にとっては、今シーズンが集大成となる。 チームは10日から始動し、新加入のイングランド代表MFジュード・ベリンガム(20)、トルコ代表MFアルダ・ギュレル(18)なども早速練習に参加。一方で、昨シーズンの時点で指揮官から冷遇されていた元スペイン代表DFアルバロ・オドリオソラ(27)、スペイン人DFヘスス・バジェホ(26)は依然として構想外だという。 オドリオソラについては今夏の退団を希望しているようだが、マドリーでのキャリア続行にこだわりを見せているのがバジェホだ。 バジェホは2015年7月、18歳でマドリーへ加入。将来を大きく期待されたセンターバックだが、フランクフルトやウォルバーハンプトン、グラナダなどへのレンタル移籍を繰り返し、マドリーでの公式戦出場は8年間でたった31試合となっている。 昨シーズンも4試合88分間のみの出場で、先発はゼロ。また、背番号「5」を新加入のベリンガムに譲り、自身は「24」に変更。今度はギュレルに「24」を譲って「25」に。今夏だけで背番号を2度も奪われた格好だが、契約を2025年6月まで残していることもあってか、残留を望んでいるとのことだ。 『Cadena Ser』はバジェホについて「1年以上前からアンチェロッティに必要とされていないことを知りながら、新天地を探しておらず奇妙だ」としている。 来たる2023-24シーズンも出番が限られることは想像に難くないバジェホ。アンチェロッティ監督を振り向かせられるだろうか。 2023.07.11 16:35 Tueミランの人気記事ランキング
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