なでしこ清水梨紗と林穂之香が在籍、ウェストハム女子のコンチェスキ監督が今季限りで退任
2023.05.28 22:30 Sun
ウェストハムは28日、女子チームの指揮を執るポール・コンチェスキ監督が退任すること発表した。
コンチェスキ監督は現役時代、リバプールやレスター・シティなどで左サイドバックとしてプレーし、イングランド代表のキャリアも持つ。
2017年に古巣のウェストハムで指導者としての歩みをスタートさせ、ビラリキー・タウンFCを経て昨季再びハマーズのアシスタントコーチに就任。今季から2年契約で女子チームの監督の椅子に座っていたが、満了を迎える前の退任となった。
コンチェスキ監督は退任に際し、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「このクラブを経営する機会を得られたことを誇りに思い、光栄に思う。選手やスタッフは常に私に100パーセントの力を出してくれたし、今シーズンは残念な結果もあったが、コンティカップの準決勝進出など、誇りに思うことはまだたくさんある。クラブの将来の成功を祈っています」
なでしこジャパンのメンバーでもあるDF清水梨紗、MF林穂之香も指導を受け、初の海外挑戦となった清水はFAWSLで22試合に出場。林も21試合に出場し1ゴールを記録していた。
コンチェスキ監督は現役時代、リバプールやレスター・シティなどで左サイドバックとしてプレーし、イングランド代表のキャリアも持つ。
2017年に古巣のウェストハムで指導者としての歩みをスタートさせ、ビラリキー・タウンFCを経て昨季再びハマーズのアシスタントコーチに就任。今季から2年契約で女子チームの監督の椅子に座っていたが、満了を迎える前の退任となった。
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コンチェスキ監督はハイプレス戦術を採用し、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)の第10節までは5勝5敗とまずまずのスタートを切ったかに思われたが、徐々にブレーキ。3バックと4バックの併用、攻撃面ではポゼッションにもトライしたが、結局はヴィヴィアン・アッセイかダグニー・ブリニャールスドッティルをターゲットにした長いボール以外に打開策を見いだせないまま、10試合未勝利と長いトンネルに。2023年ではわずか1勝しか挙げられず、最終成績は6勝3分け13敗の8位に終わっていた。
なでしこジャパンのメンバーでもあるDF清水梨紗、MF林穂之香も指導を受け、初の海外挑戦となった清水はFAWSLで22試合に出場。林も21試合に出場し1ゴールを記録していた。
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「私はファンに望まれていなかった」かつてリバプールで失格の烙印押されたDFコンチェスキ…当時を振り返り「ブーイングを浴びるのは辛かったけど…」
かつてリバプールに所属していた元イングランド代表DFのポール・コンチェスキ氏が、批判にあふれていたリバプール時代を振り返った。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。 コンチェスキ氏は現役時代、チャールトン・アスレティックやウェストハムでプレーし、フルアムでは左サイドバックの主軸に定着。そこで指導を受けたロイ・ホジソン監督がリバプールに引き抜かれると、後を追うように2010年にリバプールへ完全移籍した。 しかし、リバプールでは力不足を露呈してしまい、ファンからは批判の的に。こうした批判に対して同氏の母親がSNSに「リバプールのクズども」と投稿し、火に油を注ぐ一幕などもあった。そしてホジソン監督が半年足らずで解任となると、コンチェスキ氏も居場所を失いノッティンガム・フォレストへ去ることとなった。 その後はレスターなどでプレーし、2018年に現役引退となったコンチェスキ氏。『リバプール・エコー』のインタビューでリバプール時代を振り返り、批判を受けた辛さはあったとしつつも、当時の決断に後悔はないと語っている。 「聞いてほしい、私は自分のキャリアで後悔していることはあまりないんだ。今振り返ったら、後悔するだろうか。でも私は当時29歳で、素晴らしい歴史を持つ最大のクラブの一つに行くことになったんだ。そのチャンスを断れはしないよ」 「今振り返ってみると、当時彼らはロイ・ホジソンを監督として本当に望んでいなかったように思う。そして私は、そんなロイが契約した選手の一人だった。だから、常に大変だったんだよ。分かってくれるだろう?」 「本当に良い成績を収めたいと願って加入したんだ。でも、すぐロイにとって少し不利な状況になった。そんな彼に望まれた私は、ファンが期待していたような契約ではなかったと思う。彼らはビッグネームが好きで、ここはビッグクラブだからね」 「ビッグクラブであれば、ビッグネームや大物選手の獲得が期待されるものさ。そして、おそらく私はその条件に当てはまらなかった。大変だったよ」 「でも、もし誰かが29歳で、リバプールのような長い歴史を持つクラブからオファーが来たら、誰だって喜んで受けるだろう。それは夢の実現だった。そしてそこから、多くを学んだよ。素晴らしい選手たちと一緒にプレーして、その過程で素晴らしい人々に出会えた」 「スティービー(スティーブン・ジェラード)は素晴らしい選手だとわかっていた。そして彼は、いわばマネージャーのような存在だったと思う。彼の基準に全員が従わなければならず、そうでなければ彼はすぐそれを告げてきて、クラブで嫌われることとなる」 「それでも、私はそこで素晴らしい選手たちと一緒にプレーした。ルーカス・レイバは素晴らしい選手だったがあまり注目されていなかったね。ラウール・メイレレス、マルティン・シュクルテル、ダニエル・アッガーとのプレーは大好きだった。当時の全員の名前を挙げられるよ。素晴らしいグループだった。だから、うまくいかなかったのは残念だ」 「もちろん、加入時に私を応援してくれたファンには今でも感謝している。おそらく大多数の人は私がそこにいることを望んでいなかったと思うが、中には望んでくれる人もいた。そして望んではいなくとも、私を支持してくれた人たちに心から感謝しているし、彼らの幸運を祈っている」 「(母親の投稿について)確かストークとのアウェイ戦だったと思う。起きたら誰かがメールを送ってきていて、母がこう言っていたと知った。その日、私は練習場に行き、広報担当者と座ってそれを確認しなければならなかったんだ」 「おそらく母も後悔しているし、それは過ちだった。でも彼女は、可愛い息子を擁護したかっただけかもしれない。今はみんなが言いたいことを言い、逃げ切ってしまうからね。私はそれに対処しないといけなかったが、うまくいかなかった」 「ファンからブーイングを浴びるのは辛かった。個人としてだけでなくグループとしてとても悪い時期を過ごしていれば、選手は簡単に標的にされる。私は標的にされやすい一人だった。ブーイングに対処しなければならないのは、良いことではない。でも、それもフットボールの一部だ」 「それでも、アンフィールドでリバプールのためプレーするのは信じられないことだった。アンフィールドがどんなところか、誰もが知っている。ピッチに出れば、KOPが歌っているんだ。リバプールの選手としてそれを聞くと首筋の毛が逆立ち、誰もが立ち上がれる。信じられないことだった」 「最初の6カ月間、本当に楽しかった。すべての試合に出場したが、ロイが去ってからはもちろん大変だったよ。でも、たくさんのことを学び、より強い人間、より強い選手になれたと思う」 2025.03.06 18:25 Thuウェストハムの人気記事ランキング
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