【ECL準決勝プレビュー】復調ハマーズと菅原AZが激突! ヴィオラFWが古巣バーゼルと初対峙
2023.05.11 18:30 Thu
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝の1stレグが11日に開催される。ファイナル進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。
《28:00》
ウェストハム vs AZ
フィオレンティーナ vs バーゼル
◆復調ハマーズと菅原が激突
★予想スタメン
◆ウェストハム◆
【4-2-3-1】
GK:ファビアンスキ
DF:ベン・ジョンソン、オグボンナ、アゲルド、クレスウェル
MF:ソウチェク、ライス
MF:ボーウェン、パケタ、ベンラーマ
FW:アントニオ
◆AZ◆
【4-2-3-1】
GK:ライアン
DF:菅原由勢、ベウケマ、ハツィディアコス、デ・ウィト
MF:クラジー、ラインデルス
MF:オドゴール、マイナンス、ファン・ブレデローデ
FW:パヴリディス
今シーズンのプレミアリーグでは開幕前の積極補強も実らず、開幕から深刻な不振に陥り、一時はモイーズ監督の去就問題も騒がしくなった。それでも、シーズン終盤を迎えて復調したハマーズは直近の試合でマンチェスター・ユナイテッドに1-0の勝利。順位は15位と厳しい状況は変わらずも、残り3試合で降格圏とのポイント差を「7」に広げており、ほぼ残留を決定させた。
リーグ戦の不振とは裏腹に、ECLでは準々決勝1stレグでヘントと1-1で引き分けるまで10戦全勝。また、準々決勝2ndレグではヘントを4-1の快勝で破り、優勝候補として安定したパフォーマンスを継続している。MFライスやMFパケタ、FWボーウェン、FWアントニオらワールドクラスのタレントがやや小粒が目立つ今大会において格の違いを見せつけている。
一方、日本代表DF菅原由勢を擁するAZは2度のエールディビジ優勝など国内では幾つかのタイトルを獲得してきたが、今回がヨーロッパ初タイトル獲得の大チャンスだ。
近年、国内で安定した戦績を残し、ヨーロッパリーグ(EL)やECLの舞台でも着実に経験を積むアルクマールを本拠地とするチーム。今季エールディビジでは一時優勝争いの主役の一角を担ったが、現在はフェイエノールト、PSV、アヤックスの3強に離されて4位に甘んじる。そのため、現状では今大会に全力を注げる状況だ。
今季のECLでは対戦相手のウェストハムほどではないが、ここまで13勝3敗と見事な数字を残す。ラウンド16ではEL敗退組で優勝候補筆頭に挙げられたラツィオを2連勝で撃破し、準々決勝では初戦を0-2で落とすも、ホームでの第2戦を2-0で勝利し、PK戦の末に逆転突破を決めている。主力左サイドバックのDFケルケスをサスペンション、前線の軸を担うFWカールションが負傷で不在となり、プレミアリーグの強豪でも苦戦するロンドン・スタジアムでの初戦は非常にタフなものとなりそうだが、粘り強く戦って最低限ドローという結果は持ち帰りたい。
なお、右サイドバックでの先発起用が濃厚な菅原は緩急自在のドリブルを持ち味とするFWベンラーマに加え、頻繁にサイドに流れるフィジカルモンスターのアントニオというタフな相手とのマッチアップが予想される。まずはサイドバックとして守備の安定に寄与しつつ、要所で攻撃に参加して高精度のクロスを供給したい。ここ最近の報道ではドルトムントからの関心も伝えており、ハマーズという注目度の高い相手との一戦で評価を高めたいところだ。
◆元エースFWカブラウが古巣と初対峙
★予想スタメン
◆フィオレンティーナ◆
【4-2-3-1】
GK:テラッチアーノ
DF:ドゥドゥ、クアルタ、イゴール、ビラギ
MF:アムラバト、マンドラゴラ
MF:ニコラス・ゴンサレス、バラク、イコネ
FW:カブラウ
◆バーゼル◆
【3-5-2-】
GK:ヒッツ
DF:ラング、ヌフ、ペルマール
MF:エンドイエ、ディウフ、バーガー、ジャカ、ミラー
FW:アムドゥニ、ゼキリ
今シーズンのヨーロッパコンペティションで躍動するイタリア勢の流れに乗ってベスト4進出を果たしたフィオレンティーナは、1960-61シーズンのUEFAカップウィナーズカップ以来のタイトル獲得を目指す。
やや浮き沈みが目立つセリエAでは、1桁フィニッシュの可能性は十分に残すものの、ここまで12位に甘んじる。それでも、ECLの舞台では多士済々なアタッカー陣の活躍もあって安定したパフォーマンスを継続。準々決勝では初戦4-1の大勝によって少し油断が出たか、ホームで2-3の敗戦を喫したが、レフ・ポズナンを破って4強入りを決めた。
対してスイス・スーパーリーグで通算20度の優勝を誇るバーゼルは、2012-13シーズンのEL以来のヨーロッパコンペティションでの準決勝進出を果たした。
今季はアレクサンダー・フライ前監督、フォーゲル現監督の下でリーグ戦では6位に低迷。カップ戦でも早い段階で敗退しており、クラブとしては今大会で何とか悲願のヨーロッパ初タイトルを掲げたいところだ。
フィオレンティーナは同じグループ2位通過も、バーゼルは前述の4強3チームとは異なり、決勝トーナメントで最もタフな戦いを経験してきた。プレーオフのトラブゾンスポル戦を2戦合計2-1の逆転で突破すると、ラウンド16ではスロバン・ブラチスラバをPK戦、準々決勝ではニースを延長戦の末に撃破。地力では最も力が劣るが、いわゆる“持っている”チームだ。
今回の対戦に向けてはフィオレンティーナのMFアムラバトやMFカストロヴィッリ、FWヨビッチ、バーゼルのGKヒッツやMFタウラント・ジャカ、FWアムドゥニらが注目プレーヤーとなるが、最注目は2022年1月末にバーゼルからフィオレンティーナに移籍したFWカブラウだ。
バーゼル在籍期間に公式戦106試合65ゴールを挙げたエースストライカーは、今シーズンに入って新天地でも徐々にフィット。ECLでは11試合6ゴールと同僚ヨビッチらと共に得点ランキングトップタイに立っており、古巣初対戦となるこの試合でのパフォーマンスに注目が集まる。
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◆ECL準決勝1stレグ▽5/11(木)《28:00》
ウェストハム vs AZ
フィオレンティーナ vs バーゼル
Getty Images
★予想スタメン
◆ウェストハム◆
【4-2-3-1】
GK:ファビアンスキ
DF:ベン・ジョンソン、オグボンナ、アゲルド、クレスウェル
MF:ソウチェク、ライス
MF:ボーウェン、パケタ、ベンラーマ
FW:アントニオ
◆AZ◆
【4-2-3-1】
GK:ライアン
DF:菅原由勢、ベウケマ、ハツィディアコス、デ・ウィト
MF:クラジー、ラインデルス
MF:オドゴール、マイナンス、ファン・ブレデローデ
FW:パヴリディス
イングランドの名門として知られるウェストハムは、1964-65シーズンのUEFAカップウィナーズカップ以来のタイトル獲得を目指す。
今シーズンのプレミアリーグでは開幕前の積極補強も実らず、開幕から深刻な不振に陥り、一時はモイーズ監督の去就問題も騒がしくなった。それでも、シーズン終盤を迎えて復調したハマーズは直近の試合でマンチェスター・ユナイテッドに1-0の勝利。順位は15位と厳しい状況は変わらずも、残り3試合で降格圏とのポイント差を「7」に広げており、ほぼ残留を決定させた。
リーグ戦の不振とは裏腹に、ECLでは準々決勝1stレグでヘントと1-1で引き分けるまで10戦全勝。また、準々決勝2ndレグではヘントを4-1の快勝で破り、優勝候補として安定したパフォーマンスを継続している。MFライスやMFパケタ、FWボーウェン、FWアントニオらワールドクラスのタレントがやや小粒が目立つ今大会において格の違いを見せつけている。
一方、日本代表DF菅原由勢を擁するAZは2度のエールディビジ優勝など国内では幾つかのタイトルを獲得してきたが、今回がヨーロッパ初タイトル獲得の大チャンスだ。
近年、国内で安定した戦績を残し、ヨーロッパリーグ(EL)やECLの舞台でも着実に経験を積むアルクマールを本拠地とするチーム。今季エールディビジでは一時優勝争いの主役の一角を担ったが、現在はフェイエノールト、PSV、アヤックスの3強に離されて4位に甘んじる。そのため、現状では今大会に全力を注げる状況だ。
今季のECLでは対戦相手のウェストハムほどではないが、ここまで13勝3敗と見事な数字を残す。ラウンド16ではEL敗退組で優勝候補筆頭に挙げられたラツィオを2連勝で撃破し、準々決勝では初戦を0-2で落とすも、ホームでの第2戦を2-0で勝利し、PK戦の末に逆転突破を決めている。主力左サイドバックのDFケルケスをサスペンション、前線の軸を担うFWカールションが負傷で不在となり、プレミアリーグの強豪でも苦戦するロンドン・スタジアムでの初戦は非常にタフなものとなりそうだが、粘り強く戦って最低限ドローという結果は持ち帰りたい。
なお、右サイドバックでの先発起用が濃厚な菅原は緩急自在のドリブルを持ち味とするFWベンラーマに加え、頻繁にサイドに流れるフィジカルモンスターのアントニオというタフな相手とのマッチアップが予想される。まずはサイドバックとして守備の安定に寄与しつつ、要所で攻撃に参加して高精度のクロスを供給したい。ここ最近の報道ではドルトムントからの関心も伝えており、ハマーズという注目度の高い相手との一戦で評価を高めたいところだ。
◆元エースFWカブラウが古巣と初対峙
Getty Images
★予想スタメン
◆フィオレンティーナ◆
【4-2-3-1】
GK:テラッチアーノ
DF:ドゥドゥ、クアルタ、イゴール、ビラギ
MF:アムラバト、マンドラゴラ
MF:ニコラス・ゴンサレス、バラク、イコネ
FW:カブラウ
◆バーゼル◆
【3-5-2-】
GK:ヒッツ
DF:ラング、ヌフ、ペルマール
MF:エンドイエ、ディウフ、バーガー、ジャカ、ミラー
FW:アムドゥニ、ゼキリ
今シーズンのヨーロッパコンペティションで躍動するイタリア勢の流れに乗ってベスト4進出を果たしたフィオレンティーナは、1960-61シーズンのUEFAカップウィナーズカップ以来のタイトル獲得を目指す。
やや浮き沈みが目立つセリエAでは、1桁フィニッシュの可能性は十分に残すものの、ここまで12位に甘んじる。それでも、ECLの舞台では多士済々なアタッカー陣の活躍もあって安定したパフォーマンスを継続。準々決勝では初戦4-1の大勝によって少し油断が出たか、ホームで2-3の敗戦を喫したが、レフ・ポズナンを破って4強入りを決めた。
対してスイス・スーパーリーグで通算20度の優勝を誇るバーゼルは、2012-13シーズンのEL以来のヨーロッパコンペティションでの準決勝進出を果たした。
今季はアレクサンダー・フライ前監督、フォーゲル現監督の下でリーグ戦では6位に低迷。カップ戦でも早い段階で敗退しており、クラブとしては今大会で何とか悲願のヨーロッパ初タイトルを掲げたいところだ。
フィオレンティーナは同じグループ2位通過も、バーゼルは前述の4強3チームとは異なり、決勝トーナメントで最もタフな戦いを経験してきた。プレーオフのトラブゾンスポル戦を2戦合計2-1の逆転で突破すると、ラウンド16ではスロバン・ブラチスラバをPK戦、準々決勝ではニースを延長戦の末に撃破。地力では最も力が劣るが、いわゆる“持っている”チームだ。
今回の対戦に向けてはフィオレンティーナのMFアムラバトやMFカストロヴィッリ、FWヨビッチ、バーゼルのGKヒッツやMFタウラント・ジャカ、FWアムドゥニらが注目プレーヤーとなるが、最注目は2022年1月末にバーゼルからフィオレンティーナに移籍したFWカブラウだ。
バーゼル在籍期間に公式戦106試合65ゴールを挙げたエースストライカーは、今シーズンに入って新天地でも徐々にフィット。ECLでは11試合6ゴールと同僚ヨビッチらと共に得点ランキングトップタイに立っており、古巣初対戦となるこの試合でのパフォーマンスに注目が集まる。
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