FIFA会長がルカクの人種差別被害に声明 「人種差別やその他いかなる差別も許されない」
2023.04.06 07:00 Thu
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクに対する人種差別問題を受けて声明を発表した。
この試合でベンチスタートとなったルカクは68分に途中出場。チームは1点ビハインドとなった中、後半アディショナルタイムにPKを獲得。ルカクはキッカーを任されると、しっかりと決めて95分に同点に。しかし、その後にイエローカードをもらい、2度の警告で退場となっていた。
しかし、ルカクの退場に関しては不当な退場だったと擁護の声が多く挙がっている。同選手はPKを決めた後に、ユベントスゴール裏に向かって口に指を当て、「黙れ」というジェスチャーを示していたが、この試合では猿の鳴き真似による差別と、人種差別的なチャントが浴びせられており、それに抗議したが、主審はイエローカードを提示していた。
このユベンティーノの愚行に対しては、ユベントス、インテル、そしてセリエAが声明を発表。地元警察と連携し、人種差別行為を働いた当該人物特定への動きを約束している。
「4月4日にトリノで行われたユベントスとのコッパ・イタリアの試合で、インテルのストライカー、ロメル・ルカクに対する侮辱を見たことは、単純に受け入れがたいことでした」
「FIFAと私個人は、ルカクをはじめ、人種差別やその他の差別の被害を受けたプレーヤー、監督、試合関係者、その他フットボールゲームに関わるすべての人に寄り添います」
「すべての当局は、これらの虐待の加害者を厳しく罰する必要があります」
「私は、今年の初めに発表した、ファンが声を上げ、人種差別主義者を黙らせることを期待するアピールを繰り返します。同時に、フットボール界では、同様の事件に対処するために、厳しいスポーツ制裁を適用することを保証しなければなりません」
「これを最後にきっぱりと、人種差別とあらゆる形態の差別にノー を突きつけます」
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インテルは4日、コッパ・イタリア準決勝1stレグでユベントスと対戦。1-1の引き分けに終わった。しかし、ルカクの退場に関しては不当な退場だったと擁護の声が多く挙がっている。同選手はPKを決めた後に、ユベントスゴール裏に向かって口に指を当て、「黙れ」というジェスチャーを示していたが、この試合では猿の鳴き真似による差別と、人種差別的なチャントが浴びせられており、それに抗議したが、主審はイエローカードを提示していた。
このユベンティーノの愚行に対しては、ユベントス、インテル、そしてセリエAが声明を発表。地元警察と連携し、人種差別行為を働いた当該人物特定への動きを約束している。
そういった中、FIFAのインファンティーノ会長は今回の一件に対して、公式声明を発表。「フットボールでは、人種差別やその他いかなる差別も許されない」と強い口調で遺憾の意を表した。
「4月4日にトリノで行われたユベントスとのコッパ・イタリアの試合で、インテルのストライカー、ロメル・ルカクに対する侮辱を見たことは、単純に受け入れがたいことでした」
「FIFAと私個人は、ルカクをはじめ、人種差別やその他の差別の被害を受けたプレーヤー、監督、試合関係者、その他フットボールゲームに関わるすべての人に寄り添います」
「すべての当局は、これらの虐待の加害者を厳しく罰する必要があります」
「私は、今年の初めに発表した、ファンが声を上げ、人種差別主義者を黙らせることを期待するアピールを繰り返します。同時に、フットボール界では、同様の事件に対処するために、厳しいスポーツ制裁を適用することを保証しなければなりません」
「これを最後にきっぱりと、人種差別とあらゆる形態の差別にノー を突きつけます」
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