【ラ・リーガ第26節プレビュー】覇権争い決定づけるエル・クラシコ! 久保は7戦ぶり白星で代表合流なるか

2023.03.17 19:00 Fri
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先週末に行われた第25節はバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの上位陣が揃って勝利。一方、4位のレアル・ソシエダはマジョルカ相手に逃げ切れず、痛恨のドローとなった。

インターナショナルマッチウィーク前最後となる今節は、今季のラ・リーガの覇権争いを決定づける首位のバルセロナ(勝ち点65)と、2位のレアル・マドリー(勝ち点56)によるエル・クラシコが開催される。
バルセロナは前節、難所サン・マメスでアスレティック・ビルバオと対戦。好調のFWハフィーニャの2試合連続ゴールで前半に先制したところまでは良かったが、追加点奪取に苦戦したことで後半終盤は防戦一方の展開に。それでも、幸運なVAR判定や守護神テア・シュテーゲンを中心とする守備陣の奮闘で辛くもウノセロで逃げ切り、9ポイント差を維持してホームでの伝統の一戦を迎えることに。

今月初めに行われたコパ・デル・レイ準決勝1stレグでの対戦では1-0で勝利したものの、内容面では相手にボール支配、フィニッシュの数で圧倒された部分もあり、ホーム開催の一戦では守備のソリッドさを維持しながらもボール保持、攻撃の部分で修正を施したいところだ。

対するレアル・マドリーは前節、エスパニョールとホームで対戦。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のリバプール戦を控える難しいメンタル状態で臨んだ一戦では前半序盤に先制を許す苦しい入りとなったが、FWヴィニシウスの個人技やDFミリトンのセットプレーからのゴールで試合を引っくり返すと、後半は危なげなく時計を進めた上、試合終了間際にFWアセンシオのゴールでダメを押す3-1の快勝となった。
さらに、3点のアドバンテージを持って臨んだCLでは序盤こそ相手の脅威に晒されたものの、以降は守護神クルトワを中心とする守備陣の安定感抜群のプレーで相手に見せ場を与えず。その守備陣の奮闘にヴィニシウスとFWベンゼマの両エースがきっちり応えてゴールを奪い切り、会心のウノセロ勝利。クラシコに弾みを付ける2連勝でのCL8強入りとなった。ミッドウィークに試合がなかった首位チーム相手に中3日でのタフな戦いとなるが、良い雰囲気でカンプ・ノウに乗り込むことができるはずだ。

3位のアトレティコ(勝ち点48)は、残留圏内ギリギリの17位に位置するバレンシアをホームで迎え撃つ。前々節はセビージャ相手に今季最多6ゴールを奪って圧勝したシメオネのチームだったが、前節のジローナ戦は大勝後にありがちな難しい試合に。前半は好調を維持するFWグリーズマン、FWデパイの2トップを起点に再三の決定機を作ったが、徐々に攻めあぐねた後半は守護神オブラクの活躍が光る展開に。それでも、ここ数試合終盤の勝負強さが印象的なコルチョネロスは、91分に右CKの流れからFWモラタが決めた値千金のゴールによって2連勝を達成した。

一方、対戦相手のバレンシアは年明け以降続く得点力不足に悩まされながらも、前節は堅守オサスナを相手にFWクライファートのゴールでウノセロ勝利。バラハ新体制での2勝目を手にした。今節は引き続き粘り強く守りながら、難敵アトレティコを相手に新体制でのアウェイ初勝利を狙う。

MF久保建英を擁する4位のソシエダ(勝ち点45)は、最下位のエルチェを相手に公式戦7試合ぶりの白星を目指す。前節、マジョルカ相手にFWカルロス・フェルナンデスの約2年ぶりのゴールで先制に成功したラ・レアルだったが、後半に守備陣のミスから同点ゴールを奪われると、試合終了間際にはMFメリーノの退場などもあり、消化不良の内容で勝ち点1を持ち帰るにとどまった。また、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)ではローマの堅守を最後までこじ開けることができず、0-0のドローに終わってベスト16での敗退が決定した。

これにより、今季の目標がトップ4フィニッシュ1本に定められた中、エルチェとのホームゲームでは仕切り直しの勝ち点3が求められる。久保に関しては先日の会見で好調を語ったものの、マジョルカ戦、ローマ戦と2試合連続途中出場となってフラストレーションを溜めているはずだ。このオサスナ戦で先発復帰するかは分からないが、チームを久々の勝利に導く活躍を見せ、良い形で日本代表の活動に参加したい。

その他では一足早くヨーロッパの戦いから脱落することになった5位のベティスと6位のビジャレアル、EL最多優勝クラブの貫録を見せてベスト8進出を決めた13位のセビージャという名門クラブの戦いも要注目だ。

《ラ・リーガ第26節》
▽3/17(金)
《29:00》
バジャドリー vs アスレティック・ビルバオ

▽3/18(土)
《22:00》
アルメリア vs カディス
《24:15》
ラージョ vs ジローナ
《26:30》
エスパニョール vs セルタ
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バレンシア

▽3/19(日)
《22:00》
ベティス vs マジョルカ
《24:15》
オサスナ vs ビジャレアル
レアル・ソシエダ vs エルチェ
《26:30》
ヘタフェ vs セビージャ
《29:00》
バルセロナ vs レアル・マドリー

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バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が悔やんだ。スペイン『マルカ』が報じている。 ラ・リーガ前節を0-2からの逆転劇で飾り、首位に立ったバルセロナ。26日の第7節ではマジョルカとの敵地を2-2のドローで終えた。 2度のビハインドを追いついたが、勝ち越しゴールが遠く、今季2つ目の引き分けに。指揮官はミスによる失点続きを嘆いた。 「問題は自分たちのミスでスコアを進められてしまったこと。ハーフタイム前に全力を尽して追いたのに2失点目も喫してしまった。それらは自分たちの不用意なミスによるもので、あってはならない。失点しすぎだった」 また、初ゴールのフェルミン・ロペスに「大きな助けとなるだろうが、我々も注意深くなくては。彼の後見に満足だ」と話した。 そんな若手の活躍も力になるバルセロナだが、守りではここ2試合続いて複数失点。指揮官も改善すべきところをみているようだ。 「改善しないといけない。守備に集中すれば、強固になれる。今日もそうだったが、ミスがあった」 2023.09.27 10:55 Wed

バルセロナが“お得意様”マジョルカに痛恨ドロー…フェルミンに初ゴール生まれるもリーグ連勝が「5」でストップ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第7節、マジョルカvsバルセロナが26日にエスタディ・デ・ソン・モイシュで行われ、2-2のドローに終わった。 前節のセルタ戦では後半終盤まで2点のビハインドを背負う絶体絶命の窮地に追い込まれるも、レヴァンドフスキのドブレーテに、カンセロの値千金の土壇場逆転ゴールによって劇的な3-2の逆転勝利を収めたバルセロナ。 レアル・マドリーの開幕連勝ストップによって今季初めて首位に浮上したブラウグラナは、16位のマジョルカ相手に6連勝を狙った。チャビ監督は中2日のアウェイゲームに向け前節から先発5人を変更。負傷離脱のフレンキー・デ・ヨングの代役にガビを起用したほか、クンデとクリステンセン、レヴァンドフスキ、マルコス・アロンソをベンチに置き、初先発のイニゴ・マルティネスやアラウホ、バルデ、ハフィーニャを起用した。 フェラン・トーレスをレヴァンドフスキの代役に最前線で起用したバルセロナが、いかに後ろ重心のマジョルカの守備を破るかに注目が集まった立ち上がり。しかし、試合は思わぬ形の入りとなる。 8分、GKテア・シュテーゲンからロメウのパスがずれたところをアントニオ・サンチェスが引っかけてマジョルカがショートカウンターを発動。ボックス右からの折り返しは一度DFに撥ね返されたが、こぼれを再びアントニオ・サンチェスが頭でボックス中央に流すと、これに反応したムリキが冷静に左足で蹴り込み、3試合連続ゴールとした。 連係ミスからいきなりビハインドを背負ったバルセロナはすぐさま反撃を開始。好調フェリックスの左サイドを起点にチャンスを窺うが、球際でかなりハードなプレーを見せるマジョルカの守備に苦戦。アタッキングサードで幾度か仕掛けのパスやコンビネーションプレーを仕掛けるが、なかなかうまくいかない。 球際の激しい接触プレーを流す傾向にある判定基準にも苛立ちを募らすアウェイチームは、前半半ばを過ぎても攻撃の糸口を掴めない。それでも、38分にガビとフェランの連携で最初の決定機を作り出すと、個人技で同点に追いつく。 41分、右サイドから縦への仕掛けを見せたカンセロがボックス手前で止められるが、浮いたルーズボールに反応したハフィーニャがスムーズなファーストタッチからのカットインで左足を一閃。低弾道の鋭いシュートがゴール左下隅の完璧なコースを射抜いた。 良い時間帯に追いついたバルセロナは勢いに乗って逆転に迫る。45分には相手のゴールキックをガビ、フェランと繋いでハフィーニャが完璧に背後へ抜け出す。だが、最後のところで力が入り過ぎてシュートを大きくふかす。その2分後にはギュンドアンからの絶妙なスルーパスを起点にポケットを取ったハフィーニャのマイナスパスをフェリックスがダイレクトシュート。これが枠の左隅へ向かうが、GKライコビッチのビッグセーブに阻まれた。 すると、チャンスの後にピンチあり。前半アディショナルタイム3分にはGKライコビッチのゴールキックを競り勝ったムリキが背後のスペースへ流すと、これに抜け出したアブドンが間合いを詰めたGKテア・シュテーゲンの寸前で絶妙な右足ワンタッチシュートを放つと、これがゴールネットを揺らす。そして、前半の入りと終わりでスコアが動いた試合はホームチームの1点リードでの折り返しとなった。 後半も同じメンバーで臨んだバルセロナは立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。55分にはボックス手前で仕掛けたフェリックスが鋭い右足のシュートを放つが、これは右ポストの外側を掠める。 この直後の58分にフェランを下げて公式戦5戦連発中のレヴァンドフスキを投入したバルセロナ。さらに、64分にはロメウとフェリックスを下げてフェルミン・ロペスとラミン・ヤマルのカンテラーノ2人を同時投入。すると、ヤマルはほぼファーストプレーでボックス右に鋭いドリブルで侵入し、DFコペテとの接触でPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの介入が入ると、接触はなかったとしてPKは取り消しに。 それでも、一連の交代で攻撃にリズムが生まれたアウェイチームは75分に追いつく。右サイドで内側に切り込んだヤマルがボックス右に走り込むハフィーニャにスルーパスを通す。ハフィーニャが右足で折り返しを入れると、手前のレヴァンドフスキが完璧なスルー。その後方でドフリーとなったフェルミン・ロペスが右足のシュートを冷静に流し込み、値千金のラ・リーガ初ゴールとした。 この直後にイニゴ・マルティネスを下げてクンデを投入し、全体を押し上げて逆転ゴールを目指していくバルセロナ。だが、フレッシュな選手の投入と前線でタメを作るムリキらを起点にマジョルカも防戦一方の展開にはさせない。 その後、7分が加えられた後半最終盤の攻防ではヤマルとカンセロの右サイドを起点にレヴァンドフスキに2度のチャンスが訪れたが、相手守備の身体を張った対応もあって2試合連続の劇的逆転とはならず。 この結果、11連勝中だったお得意様マジョルカ相手にドロー止まりのバルセロナは、リーグ連勝が「5」でストップすると共にわずか1節で首位の座を明け渡すことが濃厚となった。 2023.09.27 06:38 Wed
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