個のクオリティで逆転のマドリーが公式戦4試合ぶり白星でリバプール戦へ!《ラ・リーガ》
2023.03.11 23:58 Sat
ラ・リーガ第25節、レアル・マドリーvsエスパニョールが11日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-1で逆転勝利した。
来週にチャンピオンズリーグ(CL)のリバプールとのリターンレグ、エル・クラシコという重要な連戦を控えるマドリーは、13位のエスパニョール相手に公式戦4試合ぶりの白星を目指した。
前節のベティス戦の堅守を攻略できず、0-0のドローに終わったアンチェロッティのチームはその一戦から先発3人を変更。足首に問題を抱えるベンゼマがメンバー外となったほか、ルーカス・バスケスとリュディガーがスタメンを外れ、ナチョ、カルバハル、モドリッチが復帰した。
開始直後に背後への抜け出しからブラースヴァイトがいきなり決定的なシュートを放つなど、エスパニョールはランチタイムキックオフの一戦にアグレッシブな姿勢を見せた。
すると、8分には最後尾からの正確な対角フィードに右サイドで反応したルベン・サンチェスがDFカマヴィンガと完璧に入れ替わってそのままスムーズに運んで高速のグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだホセルが見事な左足ダイレクトシュートをゴール右上隅に突き刺した。
押し込みながらも最後の工夫が足りないマドリーだったが、頼れるエースが個の力で試合を振り出しに戻す、22分、左サイドのボックス付近でボールを持ったヴィニシウスがカマヴィンガのデコイランを使いながら鋭いカットインを仕掛けると、DFに囲まれながらもゴール右下隅の完璧なコースへグラウンダーのコントロールシュートを決め切った。
攻撃の停滞感を振り払うエースの一撃で追いつくと共にリズムを掴んだホームチームは、ここからアタッキングサードでテンポ、精度を高めて畳みかける攻めを見せる。その流れでクロースやロドリゴが際どいシュートを放っていく。
前半半ばから終盤にかけては相手に攻撃機会を与えずにハーフコートゲームを展開するマドリー。多彩な仕掛けで相手守備を揺さぶり続けると、セットプレーからゴールをこじ開ける。
39分、右CKのショートコーナーからクロース、ヴィニシウスと繋いでボックス左のチュアメニが右足アウトを使った完璧なクロスを供給。これにファーで反応したミリトンのヘディングシュートがクロスバーの内側を叩いてゴールネットを揺らした。
先制を許しながらも圧倒的な個のクオリティによって前半の内に試合を引っくり返したエル・ブランコ。後半もボールを握って相手陣内でのプレーを続ける。だが、ビハインドを背負ったものの、大きく戦い方を変えないアウェイチームに対して、なかなか試合を決める3点目を奪うことができない。
後半半ばを過ぎると、試合は完全に膠着。この展開の中でアンチェロッティ監督は70分過ぎにモドリッチ、クロース、チュアメニの中盤3枚を下げてアセンシオ、リュディガー、セバージョスを投入した。
カマヴィンガとバルベルデを中盤に移すなど各選手の立ち位置を変えた中、75分にはボックス手前の好位置で得たFKをロドリゴが直接狙うが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
結局、最少得点差のまま試合最終盤を迎えたマドリー。ヴィニシウスを下げてアルバロ・ロドリゲスの投入で完全に逃げ切り態勢に入ると、5分が加えられたアディショナルタイムに待望のダメ押しゴールが生まれた。
93分、ハーフウェイライン付近の左サイドから見事なドリブルで局面を打開したナチョがボックス右に走り込むアセンシオへ正確なラストパスを供給。このGKとの一対一をアセンシオが難なくモノにした。
そして、要所でクオリティ、決定力を発揮したマドリーが、逆転で公式戦4試合ぶりの白星を収めリバプール戦へ弾みを付けている。
来週にチャンピオンズリーグ(CL)のリバプールとのリターンレグ、エル・クラシコという重要な連戦を控えるマドリーは、13位のエスパニョール相手に公式戦4試合ぶりの白星を目指した。
前節のベティス戦の堅守を攻略できず、0-0のドローに終わったアンチェロッティのチームはその一戦から先発3人を変更。足首に問題を抱えるベンゼマがメンバー外となったほか、ルーカス・バスケスとリュディガーがスタメンを外れ、ナチョ、カルバハル、モドリッチが復帰した。
すると、8分には最後尾からの正確な対角フィードに右サイドで反応したルベン・サンチェスがDFカマヴィンガと完璧に入れ替わってそのままスムーズに運んで高速のグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだホセルが見事な左足ダイレクトシュートをゴール右上隅に突き刺した。
出ばなを挫かれる最悪な入りとなったマドリーはすぐさま反撃を開始。14分にはインナーラップで外側のヴィニシウスからパスを受けたカマヴィンガが最初の枠内シュートを放つ。その一方で、直後にはエスパニョールのセットプレーからヴィニシウス・ソウザに決定的なヘディングシュートを許すが、ここはGKクルトワのビッグセーブで事なきを得た。
押し込みながらも最後の工夫が足りないマドリーだったが、頼れるエースが個の力で試合を振り出しに戻す、22分、左サイドのボックス付近でボールを持ったヴィニシウスがカマヴィンガのデコイランを使いながら鋭いカットインを仕掛けると、DFに囲まれながらもゴール右下隅の完璧なコースへグラウンダーのコントロールシュートを決め切った。
攻撃の停滞感を振り払うエースの一撃で追いつくと共にリズムを掴んだホームチームは、ここからアタッキングサードでテンポ、精度を高めて畳みかける攻めを見せる。その流れでクロースやロドリゴが際どいシュートを放っていく。
前半半ばから終盤にかけては相手に攻撃機会を与えずにハーフコートゲームを展開するマドリー。多彩な仕掛けで相手守備を揺さぶり続けると、セットプレーからゴールをこじ開ける。
39分、右CKのショートコーナーからクロース、ヴィニシウスと繋いでボックス左のチュアメニが右足アウトを使った完璧なクロスを供給。これにファーで反応したミリトンのヘディングシュートがクロスバーの内側を叩いてゴールネットを揺らした。
先制を許しながらも圧倒的な個のクオリティによって前半の内に試合を引っくり返したエル・ブランコ。後半もボールを握って相手陣内でのプレーを続ける。だが、ビハインドを背負ったものの、大きく戦い方を変えないアウェイチームに対して、なかなか試合を決める3点目を奪うことができない。
後半半ばを過ぎると、試合は完全に膠着。この展開の中でアンチェロッティ監督は70分過ぎにモドリッチ、クロース、チュアメニの中盤3枚を下げてアセンシオ、リュディガー、セバージョスを投入した。
カマヴィンガとバルベルデを中盤に移すなど各選手の立ち位置を変えた中、75分にはボックス手前の好位置で得たFKをロドリゴが直接狙うが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
結局、最少得点差のまま試合最終盤を迎えたマドリー。ヴィニシウスを下げてアルバロ・ロドリゲスの投入で完全に逃げ切り態勢に入ると、5分が加えられたアディショナルタイムに待望のダメ押しゴールが生まれた。
93分、ハーフウェイライン付近の左サイドから見事なドリブルで局面を打開したナチョがボックス右に走り込むアセンシオへ正確なラストパスを供給。このGKとの一対一をアセンシオが難なくモノにした。
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