「ショックを受けて失望している」賭博規則違反のイングランド代表FW、秘密裏に行われるはずの情報が報じられ困惑「リークの調査を依頼する」

ブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーが、自身に下される処分に不安を感じているという。

ジャマイカにルーツを持つトニーは、ブレントフォードのエースとして活躍。今シーズンもプレミアリーグで21試合に出場し14ゴール3アシストと結果を残しており、デビューこそしていないがイングランド代表にも招集されている。

しかし、そのトニーはイングランドサッカー協会(FA)で禁止されているベッティングに関する罪が問われており、2022年11月に232件、12月に30件の違反があると告発されていた。
この件に関して、トニーは自身の罪を一部認めることに。ただ、異議を唱える案件もあるとされているが、そもそもFAの規則で選手がベッティングを行うことや、情報を提供するなどの関与すら禁止されている。

違反の数は去ることながら、禁止されていることを行ったことには変わらないトニー。一部のメディアでは「6カ月の出場停止になる」とも報じられているが、自身のインスタグラムのストーリーズで不安を吐露した。「決定が下されるまでは極秘のプロセスであるとFAから聞かされていたのにも関わらず、昨日と今日の僕に関するFAの調査プロセスについて報道されているのを見て、ショックを受けて失望している」

「特に公聴会が行われていないうちに、FAが僕に6カ月間フットボール禁止を言い渡すということは、僕にとっては不愉快であり、プロセスが心配になる」

「僕の弁護士は、新聞に記事が掲載されたのはこれが2回目であり、前回はW杯のイングランド代表メンバーの選出直前だったため、FAに書面でリークに関する調査を依頼する予定だ」

「調査は機密扱いであると言われており、これ以上コメントすることはできない。僕は自分のサッカーに集中し続けるつもりだ」

自身の処分についての報道を受けて、秘密裏に行われていないことを不安視しているトニー。いずれにしても正式な発表ではないため、まずはFAの調査に向き合うことを考えた方が良さそうだ。