「シャツを着たくないなら…」ローマGMが揉めたザニオーロに言及、契約交渉どころではなかったと告白「対処するのが難しかった」

2023.02.09 16:35 Thu
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ローマのゼネラル・マネージャー(GM)を務めるチアゴ・ピント氏が、ガラタサライへと完全移籍したイタリア代表MFニコロ・ザニオーロについて言及した。イタリア『イル・メッサジェッロ』が伝えた。
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今冬の移籍市場でローマは、リーズ・ユナイテッドからスペイン代表DFディエゴ・ジョレンテ、ボデ/グリムトからノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンを獲得。一方で4選手が退団した。その中で、主要リーグの移籍市場が閉じた後に移籍したのがザニオーロ。多くのオファーをもらっていた中、最終的には遅くまで移籍市場が開いているトルコのガラタサライへと移籍することとなった。
トルコ史上最高額の移籍金となる1650万ユーロ(約23億2000万円)+アドオン1300万ユーロ(約18億3000万円)になるとされるザニオーロだが、退団を巡ってはクラブと仲違いすることとなった。

ピント氏は最終的にガラタサライのオファーを受けたものの、満足するものではなかったとした。
「交渉の結末を考えると、もっとお金を得ることができたか問われればイエスと答えるだろう。その証拠に、1週間前にはより大きなオファーがあった。ただ、今回の事態を受けて、このような解決策を講じることにした」

「どちらも悪いことはない。本当に幸せか?私は決してそうは思わない。満足かどうかを尋ねられたら、疑問を持っている」

以前から国内のライバルに加え、プレミアリーグへの移籍が取り沙汰されてきたザニオーロは、2024年夏に終了する現行契約を巡る延長交渉が難航。そして、今冬の移籍市場を前にクラブに対して、再三に渡って移籍希望を伝えていた。

ザニオーロの希望は国内残留で、ミランとは個人間で合意に至ったものの、移籍金の問題で意中のクラブは撤退。そういった中、ボーンマスがローマを納得させるオファーを掲示したが、イングランド行きに難色を示した自身の不遜な振る舞いが相手クラブの怒りを買い、最終的に移籍は実現しなかった。

結果としてザニオーロの穴埋めをローマができない状況での退団となったが、ピント氏はボーンマスに移籍していればチームは違う補強の動きができたと語った。

「私は満足しない。他の全ての移籍市場の動きでは、私はチームが改善したと言ったが、今は同じことは言えない。3人の選手を失い、2人を連れてきた」

「ザニオーロは対処するのが難しかったが、みんなが喜び、チームが成長するようなシチュエーションが見つかっていた。ソルバッケンの状況は、FFPの話が深刻な問題となっており、冗談ではないことを理解させられた。クラブの持続可能性にとっては重要なことだ」

「ボーンマスのオファーを受けていれば、もっと強いチームになれたかもしれないが、上手くいかなかった。私が責任を負うべきことだ」

「市場の重要性は20〜30%。監督とテクニカルスタッフを信頼している。もしザニオーロがイングランドからのオファーを受けていたら、我々は別の手段をとっていただろう」

また、ザニオーロの態度についても言及。ローマという街に愛されていながら、クラブにいたくないという選手は契約交渉の問題ではないと厳しいコメント。延長交渉が難航したことが問題ではなかったとした。

「ニコロは、他の数少ない選手のようにこの街に愛されていた。ただ、ローマのシャツを着たくないということになれば、それは交渉や契約更新を超越してしまう。イタリアのセリエAを見てみると、何人の重要な選手がフリーで残っているのか?とても多くのことがあったが、ローマにはなかった」

「契約更新の話になると、選手や代理人、ピッチ上のパフォーマンスについても要望がある。代理人とは良好な関係だったにも関わらず、我々はこれらの点で意見が一致しなかった」

「私も“いくらか”を稼げれば良いと考えることはできるが、ある日ローマを離れ、具体的なオファーを出してくれるのがボーンマスとガラタサライだけであれば、何かがおかしなことになる。ニコロに起こったことを考えて、契約更新がなかったからここまで来たという考えは間違っている」

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ローマOBペロッティはラニエリ体制での巻き返し確信「すでに勝った賭けで、彼がチームを再びトップに押し上げる」

先日に現役を引退した元アルゼンチン代表FWディエゴ・ペロッティが、古巣ローマの現状について語った。 セビージャやジェノア、ローマ、フェネルバフチェといった名門でプレーしたペロッティは、2021-22シーズン終了後にサレルニターナを退団。以降はフリーの状況が続いていたなか、今年9月に36歳での現役引退を発表した。 現在はディエゴ・タバーノ氏が代表を務めるエージェンシー『BSM Sport』で代理人兼スカウトとしてのセカンドキャリアをスタートしている。 2016年2月から4シーズン半に渡って在籍し、前線の準主力を担ったドリブラーは、ロマニスタの間でPKの名手や重要なゴールを決めた記憶に残る選手として好印象を持たれているクラブOBの一人だ。 そのペロッティはイタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで、2019年に指導を受けたクラウディオ・ラニエリ監督が率いる新生ジャッロロッシについて自身の考えを語った。 「私は決してゴールスコアラーとして優れているわけではなかったが、トッティとデ・ロッシのラストマッチでゴールを決めたこと、それは感情的にもスポーツ的にも非常に重要だったが、それがローマとそのファンとの永遠の絆を私に与えてくれた」 さらに、元同僚である前指揮官デ・ロッシ、再び火中の栗を拾う形で3度目の指揮を執ることになった老将についても言及。「再出発のための正しい解決策であり、最も具体的で適している」と、修理屋の異名を持つ指揮官が必ずやチームを良い方向に導くと確信している。 「ラニエリ? 彼はこの微妙な時期にうってつけの人物だ。彼は場所や環境、そしてデ・ロッシのことも知っている。私の意見では、デ・ロッシはチームをまとめるのにもっと時間を与えられるべきだった」 「今、クラウディオが加わったことでローマは安全策をとった。私にとっては、これはすでに勝った賭けであり、チームを再びトップに押し上げるはずだ」 「彼は完璧な人物だ。自分の肩に何を背負っているかわかっているし、ファンの支持も得ているし、経験から年長のプレーヤーや若手プレーヤーと関係を築くことができる」 「ラニエリは、怒鳴ることなく平静を保ちながらエネルギーを与えてくれる。誰もができるわけではない。彼は集中力を保ち、ジェスチャーや叫び、侮辱で何千もの指示を与えることなく、プレーヤーたちの根性と意地悪さを引き出す」 「彼は明快さを伝え、常にプレーヤーの近くにいて、ドレッシングルームの父親のような存在だ。プレッシャーと緊張がドレッシングルームを包んでいる今回のように微妙な瞬間に、ラニエリは冷静さ、明晰さ、試合への集中力を取り戻し、ピッチで何をすべきかだけに集中させる方法を心得ている」 「私の意見ではこのチームは非常に強く、ラニエリはそれを強化できるはずだ」 また、自身を含め伝統的にアルゼンチン出身選手が多くプレーするなか、同じ前線でプレーするFWパウロ・ディバラ、FWマティアス・スーレの後輩2選手にも言及。 前者に関しては「ディバラについて言うことはほとんどない。おそらく多くの人は1つのことを過小評価している。彼はワールドチャンピオンであり、決勝でPKを決め、素晴らしい資質を持っている。彼に疑問の余地はないし、ローマの付加価値であり、今シーズンもチームを牽引する」と太鼓判を押している。 一方、新加入で適応に苦戦する後者に関しても「マティアスは私にとって非常に強いプレーヤーだ。ユベントスが彼を手放したことには驚いた。個人的にチャンピオンになれると思っている。質と創造性の点で違いを生めるプレーヤーだ」とその才能を高く評価。 その上で「彼は難しい状況にあるが、彼は隠れることなく、ボールを求め続け、この状況から抜け出すために精神的に自由にプレーする。彼が浮上するには、2、3試合の好プレーが必要だ」と助言も送っている。 2024.11.19 11:45 Tue
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順当ならローマと契約延長も…それでも去就不透明? イタリア在住10年を超えるディバラ

アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(31)はいつまでローマ、ひいてはカルチョの舞台でプレーするか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 振り返れば、パレルモ、ユベントスで長く輝き、カルチョの象徴たる存在となったディバラ。セリエB優勝1回、セリエA優勝5回、コッパ・イタリア優勝1回、セリエA最優秀選手賞1回…イタリア在住歴は10年を超える。 気づけば31歳だが、現所属ローマでも存在感は健在。このたび再登板したクラウディオ・ラニエリ新監督は、ディバラの起用法について、特段クラブから何も言われておらず、初陣でもスタートから使うという見通しだ。 また、今季は3年契約の最終年も、順当なら出場時間次第の契約延長オプションも発動すると考えられている。 ただ、1年延長なら、年俸も大幅アップ。クラブに愛着のないフリードキングループが本格的に「ローマ売却」を検討するカギとして、ディバラの延長云々がここで挙げられているのだ。 詰まるところ、ディバラが25-26シーズンも100%ローマでプレーするとは断言できず。本人の手元には、アメリカ、サウジアラビア、アルゼンチン復帰という選択肢があるとされる。 2024.11.19 21:50 Tue

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