遠藤&伊藤フル出場のシュツットガルトが終盤の2発で劇的逆転勝利、原口が後半から出場でデビュー《DFBポカール》

2023.02.01 03:59 Wed
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シュツットガルトは1月31日、DFBポカール3回戦でパーダーボルンとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。シュツットガルトのMF遠藤航とDF伊藤洋輝はフル出場、MF原口元気は後半から出場している。

2回戦でビーレフェルトを下したシュツットガルトは、3日前のライプツィヒ戦のスタメンから3選手を変更。遠藤と伊藤は引き続き先発となり、ウニオン・ベルリンから電撃移籍の原口がベンチ入りした。

2部のパーダーボルンに対し、[4-3-3]で臨んだシュツットガルトは遠藤が右インサイドMF、伊藤が左センターバックでスタート。
そのシュツットガルトは開始4分に自らのミスで失点する。マヴロパノスが自陣ゴールに向かってバックパスを蹴ると、GKミュラーはゴールマウスを外したポジショニングを取っていたことから触れず。自陣ゴールにボールが吸い込まれていった。

もったいないオウンゴールで失点したシュツットガルトが押し込む流れで推移すると、10分にギラシーが直接FKでGKを強襲。

その後もシュツットガルトが押し込む展開が続いた中、31分には左サイドの伊藤のアーリークロスからゴール前に飛び込んだ遠藤がヘディングで合わせにかかる好機を迎えたが、シュートはミートできず。

結局、パーダーボルンに1本もシュートを打たせなかったものの1点ビハインドで迎えた後半、シュツットガルトは原口を右インサイドMFに投入。遠藤が左インサイドMFにポジションを変えた。

そのシュツットガルトが引き続き押し込む展開としたが、やはり好機を生み出すには至らない。

すると70分にはボックス内のプラッテにこの試合初シュートとなるボレーでパーダーボルンにゴールに迫られる。

終盤にかけても攻めあぐねていたシュツットガルトだったが、86分に追いつく。マヴロパノスのクサビのパスをファイファーがフリック。これをボックス手前右で受けたジウ・ディアスがゴール左へコントロールシュートを決めきった。

4分前に投入されていたジウ・ディアスの同点弾で1-1としたシュツットガルトは、延長戦に突入するかと思われた後半追加タイム5分、逆転に成功する。シュテンツェルの右CKからギラシーがヘディングシュートを叩き込んだ。

直後にタイムアップとなってシュツットガルトが劇的勝利。ベスト8進出を決めた。

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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CoYEC8EDoeh/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Eintracht Frankfurt Official(@eintrachtfrankfurt)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.02.08 17:45 Wed
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「ただの天才」「決定力異次元」鎌田大地が衝撃のボレー!右足アウトにかけた決勝ゴールにファン歓喜「鎌田の決定力は鬼」

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地が衝撃のゴールを記録した。 7日、DFBポカールのラウンド16でフランクフルトはダルムシュタットと対戦した。 2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で首位に立つダルムシュタットとの一戦。鎌田はこの試合もボランチの一角で先発フル出場。MF長谷部誠も3バックの一角でフル出場した。 カタール・ワールドカップ(W杯)後はここまでゴールがなかった鎌田。ボランチとして攻守に貢献する姿を見せていた中で、この試合は打ち合いの展開となる。 開始6分にランダル・コロ・ムアニのゴールで先制も、マティアス・ホンサクの連続ゴールで前半のうちに逆転を許すことに。それでもラファエル・サントス・ボレが前半終了間際にゴールを決めて2-2で折り返す。 すると2-2で迎えた62分にその時が訪れる。右からの浮き球のパスがゴール前に送られると、ボックス内でコロ・ムアニが頭で落とす。これを、ボックス手前で鎌田が右足一閃。右足アウトにかかった強烈なシュートがゴール右に決まり、フランクフルトが逆転に成功した。 圧巻のボレー、そして落ち着き払ったシュートにはファンも称賛の言葉を送っている。 「ただの天才」 「ふかさずアウトで決めるのカッコよすぎ」 「決定力異次元」 「理想的なボランチ」 「鎌田の決定力は鬼」 「マジでクオリティは本物」 試合はこのゴールが決勝点。終了間際にコロ・ムアニがダメ押しゴールを決め、4-2でフランクフルトが勝利した。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻の決定力!アウトにかけた鎌田大地のボレー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="AOF0xme6_Ac";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.08 08:39 Wed
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鎌田大地が圧巻ボレーで決勝点! フランクフルトが2部首位に打ち勝ってベスト8進出《DFBポカール》

フランクフルトは7日、本拠地ドイチュ・バンク・パルクで行われたDFBポカール3回戦でダルムシュタットと対戦し、4-2で勝利。準々決勝進出を決めた。なお、MF長谷部誠は、MF鎌田大地はいずれもフル出場した。 リーグ前節のヘルタ・ベルリン戦を3-0の快勝で飾り、公式戦8試合無敗と好調を継続するブンデスリーガ5位のフランクフルト。ベスト8進出を懸けたこの一戦では、ブンデスリーガ2部で首位に立つダルムシュタットと対戦した。なお、長谷部は3バックの中央、鎌田は2セントラルMFの一角でスタメン起用となった。 共に[3-4-2-1]の布陣を採用し、ミラーゲームの形となった試合。キックオフから主導権争いがしばらく続いたが、ホームチームが幸先よく先制に成功する。 6分、鎌田も絡んだ右サイドでの細かいパス交換からアウレリオ・ブタが右サイド深くに抜け出すと、ゴールライン際から正確なクロスを供給。中央からニアへの斜めのランニングでDFを引っ張った味方の動きを利用し、ゴール前で冷静にステイしたコロ・ムアニのヘディングシュートがGKの手を弾いてゴール左へ決まった。 ホームチームがファーストチャンスをモノにして先制した後は、空中戦での交錯によってトゥタ、ミュラーと両チームの選手が頭部を負傷し、治療のために数分間の中断を余儀なくされる。 再開後の23分には左サイドのスペースに抜け出したマックスからの正確なグラウンダークロスでフランクフルトに2点目のビッグチャンス。だが、ゴール前にタイミング良く飛び込んだゲッツェのワンタッチシュートは相手GKのビッグセーブに遭う。 すると、このプレーをキッカケに試合の流れが一変。まずは29分、ビルドアップの場面で長谷部とローデのパス交換がうまくいかず、ダルムシュタットにカウンターを許す。さらに、スライディングでパスカットを試みた長谷部が交わされて数的不利に陥ると、メーレムのボックス右からの折り返しをホンサクにダイレクトで蹴り込まれて同点に追いつかれる。 さらに、直後の31分には相手GKからのロングボールを中盤で回収されて再びカウンターに持ち込まれると、シェネルハルトのスルーパスに抜け出したホンサクに正確な左足のシュートを右隅へ流し込まれ、逆転まで持っていかれた。 瞬く間の連続失点で試合を引っくり返されたフランクフルトだが、慌てずに相手を押し返していくと、前半終了間際に同点に追いつく。44分、マックスのアグレッシブなボール奪取からショートカウンターに持ち込むと、クロスのこぼれ球に反応したローデがボックス内のゲッツェの足元へすかさず縦パス。ゴールを背にした元ドイツ代表MFが冷静に左へ叩くと、フリーのボレがきっちり左足でゴールネットへ流し込んだ。 1部チームの勝負強さを発揮して2-2のイーブンで試合を折り返したフランクフルトは、前半カードをもらっていたエンディカを下げてスモルチッチをハーフタイム明けに投入。 後半も引き続き一進一退の攻防が続く中、ホームチームの日本人エースが決定的な仕事を果たした。62分、相手陣内右サイドで粘ったボレが浮き球のクロスを上げると、ボックス内でゴールを背にしたコロ・ムアニが冷静に頭でマイナスに落とす。ペナルティアーク付近でこれに反応した鎌田が右足アウトにかけた見事なダイレクトボレーシュートをゴール右隅へ突き刺した。 鎌田の2023年の公式戦初ゴールで勝ち越しに成功したフランクフルトだが、完璧に試合をコントロールするまでには至らず。リード直後にオフサイドに救われたものの、ゴールネットを揺らされるピンチを招くと、65分にもセットプレーからティーツに左ポスト直撃のシュートを打たれる。 それでも、このピンチを凌いだホームチームは、ソウやクナウフといったフレッシュな選手の投入で試合を落ち着かせると、以降は危なげなく時計を進めていく。 さらに、試合終了間際の90分には自陣でのマックスのボール奪取からロングカウンターを発動。ゲッツェの絶妙なスルーパスに抜け出したコロ・ムアニが左サイドを独走すると、最後はボックス内でGKとの一対一を制し、試合を決めるドッペルペックとした。 そして、鎌田のスーパーゴールが決勝点となり、ブンデスリーガ2部首位チームとの打ち合いを制したフランクフルトがベスト8進出を決めた。 2023.02.08 06:51 Wed
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