劇的逆転弾で2連勝のドルトムント、テルジッチ監督は「幸運な勝者となった」

2023.01.26 11:27 Thu
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Getty Images
ドルトムントのエディン・テルジッチ監督が、劇的勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

ドルトムントは25日に行われたブンデスリーガ第17節でマインツと対戦した。開始早々に先制点を許しながらも、4分にDFユリアン・リエルソンのゴールで同点に。以降は後半に入ってもこう着状態が続き、このままドローに終わるかに思われたアディショナルタイム、CKからMFジョバンニ・レイナが劇的逆転弾を決め、2-1で勝利した。

リーグ再開後2連勝を飾ったテルジッチ監督は、試合後に改善点を口にしつつも逆転したチームを称賛。失点後に正しい姿勢を見せてくれたと称えている。
「最初のボールロストからCKを与えてしまい、またもや0-1でのスタートとなった。ただ、これに対してチームは実に良い反応を示したと思う。すぐさま同点ゴールを決めたし、他の局面でも多くのチャンスを得られた。その後、マインツは交代で[5-4-1]に変更して守備を固めてきた。それによって多くの問題が出たが、前半はゲームをコントロールしたと思う」

「残念ながら、後半もそれほど明確ではなかった。60分以降は、両チームともオープンな目線でプレーしていた。我々はほぼ最後のプレーで幸運な勝者となった。三者三様の展開と言えるかもしれない。とはいえ、再開から勝ち点6でスタートできたのは嬉しい」

また、テルジッチ監督はリーグ再開後2戦連続ゴールのレイナに言及しており、この調子を続けてほしいと期待した。

「彼にはゲームを加速させる意味で、もっとボールを奪うことを期待していた。ただ、こうした状況の中で、自分の仕事をしてくれたのは非常にポジティブだ。彼が再び勝利に導くゴールを決めたのは、本人にとっても素晴らしいことであり、この調子を続けてほしい」

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