「プレシーズンより大変だった…」、クルゼフスキが中断期間の過酷トレーニングを振り返る

2022.12.23 06:30 Fri
Getty Images
トッテナムのMFデヤン・クルゼフスキが過酷を極めた中断期間のトレーニングを振り返った。

カタール・ワールドカップ(W杯)に11人の選手を送り出したトッテナムは、中断前最終戦となったリーズ・ユナイテッド戦後の短い休暇を経て11月末からトレーニングを再開した。

10月半ばの負傷によって公式戦10試合を欠場し、中断直前に復帰を果たしたクルゼフスキは、スウェーデン代表のW杯予選敗退によってW杯に出場しないその他の選手たちと共にアントニオ・コンテ監督の下で過酷なトレーニングに臨んだ選手の一人だった。
クルゼフスキは、イギリス『フットボール・ロンドン』で中断期間のトレーニングについて感想を求められると、プレシーズン以上の厳しさを感じたことを明かした。

「(コンテ)監督は…彼は何も気にしない。だから、僕らはただ仕事をしなければならない。たとえ寒くても、ケガをしていても関係ないし、外の暗さも関係ないんだ。もちろん、雨が降っている場合でも、仕事をしなければならない。それが本来あるべき姿さ」
「またプレシーズンのようだったよ。僕らが以前に行ったことのすべてを忘れて最初からやり直し、ハードワークと多くのランニングとジムでのトレーニングをやり直したんだ」

「個人的にはプレシーズンより少し大変だったと思うよ。ランニングやジムワークをとにかく多くこなしたんだ」

その厳しいトレーニングでは日が完全に暮れて以降、暗闇の中でのランニングもあったという。

「本当にたくさんのトレーニングをやってきた。暗闇の中をたくさん走っていたけど、ある意味で楽しいものだったよ。僕らはチームメイトであり兄弟のようなものだから、みんなでそれを楽しむことができたんだ」

「時々ライトがうまく働かず、文字通り暗闇の中を走らなければならなかったけどね…」

また、26日のブレントフォード戦に向けた最後の調整試合となった21日のニース戦(1-1のドロー)でも軽快な動きで攻撃をけん引した22歳は、「とても良い気分さ」と自身の状態に手応えを感じている。さらに、シーズン再開に向けてチームが新たな試みに取り組んでいることも明かした。

「今日(ニース戦)見たように、僕らはハイプレスを試みていた。プレスに関して多くの努力をしていたと思うよ。とにかく、改善が重要だね」

「今日は何度か良い形でボールを奪ったけど、次はボールを奪った後のプレーが重要になる。得点できるように適切なパスを選択しなければならないんだ」

試合前半の低調なパフォーマンスなど、安定感を欠きながらもリーグ4位で中断明けに臨むトッテナム。クルゼフスキは多くの伸びしろを残すチームの後半戦の巻き返しを誓っている。

「シーズンの最初の6カ月よりも良い結果を期待しているよ。僕らはもっとうまくやれると思うし、改善に取り組んできたから、今こそ自分たちがやってきたことを示すときだ」

「僕らには、まだ多くのことを成し遂げることができる質の高いプレーヤーがたくさんいる。ワールドカップでも見たように、本当に優れたプレーヤーがいるんだ。(W杯では)ほとんどすべてのプレーヤーがとても良い成績を収めているし、彼らがコンディションを維持し、自分たちが求めるプレーを見せていく必要があると思う」

「個人的には再開が待ち切れないよ。プレミアリーグで良い位置にいるし、チャンピオンズリーグのミラン戦も控えているから、ここから6カ月と長丁場になるけど、結果が素晴らしいものになると思うし、楽しみにしているよ」

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サラー2G2Aのリバプールがスパーズとの9ゴール生まれたド派手打ち合い制し3戦ぶり勝利!【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第17節、トッテナムvsリバプールが22日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのリバプールが3-6で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 10位のトッテナム(勝ち点23)は前節、サウサンプトン相手に5-0の完勝。公式戦6試合ぶりの勝利で長いトンネルを抜けた。続くEFLカップ(カラバオカップ)でもマンチェスター・ユナイテッドとの壮絶な打ち合いを4-3で制し、公式戦連勝とともにベスト4進出を決めた。引き続き多くの離脱者を抱える状況で迎えた中2日の首位チームとの一戦ではユナイテッド戦と全く同じスタメンを採用した。 一方、首位のリバプール(勝ち点36)は、ニューカッスル戦に続き前節のフルアム戦を2-2のドローで終えるなど、ここにきてやや失速。それでも、大幅なターンオーバーを敢行した直近のEFLカップではサウサンプトンに2-1の勝利。若手の積極起用に遠藤航を可変式のセンターバックで起用するオプションが見事に機能し、白星を取り戻した。今回のアウェイゲームではそのカップ戦で温存したサラーやマク・アリスター、ファン・ダイクら主力を復帰させ、ベストメンバーを起用。1トップにルイス・ディアス、2列目に右からサラー、ソボスライ、ガクポを配置した。 試合は開始直後にトッテナムのビルドアップのミスを突いたリバプールに決定機。GKフォースターのミスパスをボックス右でカットしたサラーが左足を振るが、これは枠の右に外れる。 しかし、このプレーをきっかけに完全に主導権を握ったアウェイチームは長短交えたパスで相手を揺さぶりつつ、前がかりな守備で自由を与えず。その流れでサラーがクロスバー直撃のシュートなどゴールを色濃く匂わせると、圧巻のコンビプレーから先制点を奪い切った。 23分、右サイドへのスムーズな展開からフリーのアレクサンダー=アーノルドにボールが渡ると、GKとディフェンスラインの間のスペースへピンポイントクロスを供給。これに抜群のタイミングで飛び込んだディアスがダイビングヘッドで合わせた。 均衡が破れた後はしばらく一進一退の展開が続いたが、活動量とクオリティで勝るリバプールが押し切る。36分、左サイドからのロバートソンのクロスをゴール前で競ったソボスライのヘディングシュートが浮き球の形でこぼれると、勢いを持って飛び込んだマク・アリスターがGKフォースターの寸前で頭で押し込んだ。 厳しい連続失点となったトッテナムだが、41分にはクルゼフスキがアグレッシブな守備でマク・アリスターを潰してショートカウンターを発動。GKアリソンがポジションを取れずにいるなか、マディソンが右足ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。 一瞬の隙を突かれて1点差に詰め寄られたものの、流れは渡さないリバプール。前半終了間際には高速カウンターに転じると、サラーの絶妙なスルーパスにボックス右で反応したソボスライがGKの股間を抜くシュートを流し込み、再び突き放して前半を終えた。なお、このアシストで今季リーグ戦10アシスト目となったレッズのエースはプレミア史上初となる年越し前の10ゴール(13ゴール)10アシスト達成者となった。 アウェイチームに勢い、ホームチームにダメージが与えられたこの3点目によって後半はワンサイドゲームとなった。 後半も主導権を握ったリバプールは54分、自陣中央でのボール奪取から相手を完璧に引っくり返すと、ボックス左に抜け出したガクポの折り返しで生まれたゴール前の混戦を制したサラーが冷静に無人のゴールへ蹴り込み、得点ランキング単独トップの14点目を記録した。 さらに、トッテナムが2枚替えを敢行した直後の61分には再び高速カウンターからボックス左に抜け出したソボスライからの丁寧な折り返しを、再びサラーが左足ワンタッチで合わせ、トドメの5点目とした。 これで勝利を確信したスロット監督はマク・アリスター、ガクポを下げてジョタ、カーティス・ジョーンズを同時投入。引き続きカウンターでチャンスを窺いつつ、やや相手に持たせて省エネモードの戦いにシフトする。 一方、敗色濃厚もホームサポーターの前で気概を示したいトッテナムは相手の強力な攻撃に食らいつきつつ、クルゼフスキ、ソランケを中心に疲労困憊のなかでも果敢にゴールを目指す。 すると、72分には左サイドで起点となったクルゼフスキが中央のソランケに預けてゴール前に飛び込むと、浮き球のリターンパスがDFファン・ダイクにディフレクトして落ちてきたところを見事な左足ボレーでゴールネットへ突き刺した。 このゴールを受けて、ホームサポーターからの聖者の行進の大合唱で奮い立ったスパーズは83分、ベリヴァルの左クロスをファーで競り勝ったブレナン・ジョンソンが頭で折り返すと、ゴール前のソランケがDFファン・ダイクごと巻き込むような反転ボレーを流し込み、一気に2点を返した。 これでスタジアムのボルテージが一気に上がったが、前がかりな相手の隙をしたたかに突いたリバプールが突き放す。85分、ボックス手前右でボールを持ったサラーがボックス右のディアスにラストパスを通すと、コロンビア代表FWがグラウンダーの対角シュートを左隅へ突き刺した。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、サラーの2ゴール2アシストの圧巻の活躍も光った首位リバプールがド派手な打ち合いを制してリーグ3戦ぶりの勝利。今節引き分けた2位チェルシーとの勝ち点差を4ポイントに広げた。 トッテナム 3-6 リバプール 【トッテナム】 ジェームズ・マディソン(前41) デヤン・クルゼフスキ(後27) ドミニク・ソランケ(後38) 【リバプール】 ルイス・ディアス(前23、後40) アレクシス・マク・アリスター(前36) ドミニク・ソボスライ(前46) モハメド・サラー(後9、後16) <span class="paragraph-title">【動画】サラーが絶妙アシストに鮮やかカウンターから今季15点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">サラーからソボスライ<br>前半でリヴァプール3点目<br>サラーはこれで13G10A<br>クリスマス前に<br>二桁ゴール二桁アシストは<br>プレミア史上初<br><br>プレミアリーグ 第17節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/yxMruiQIb9">pic.twitter.com/yxMruiQIb9</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1870886056377425988?ref_src=twsrc%5Etfw">December 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">この試合2G1A<br>エースが止まらない<br>サラーはゴールランクトップの<br>15ゴール目<br><br>プレミアリーグ 第17節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/00Hq5JEl6E">pic.twitter.com/00Hq5JEl6E</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1870892834146209853?ref_src=twsrc%5Etfw">December 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.23 03:34 Mon
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スパーズに敵地で6発のリバプール、スロット監督は3失点にも言及「走る必要がないと思えば…」

リバプールのアルネ・スロット監督が22日に行われたプレミアリーグ第17節、6-3で勝利したトッテナム戦を振り返った。 リバプールは敵地での一戦、オープンな展開となった中、61分までに5-1とリード。その後、トッテナムに2点を返されたが、終盤にダメ押しの6ゴールを決めて勝利した。 スロット監督は6ゴールを挙げたことに満足感を示しつつも3失点したことにも言及した。 「65分までは本当に観ていて楽しかった。前半に関して2-1で終わっていたら我々が作ったチャンスの数に対して見合わないと感じたが、3-1にできてとても満足だ。そして後半に5点目まで挙げ、素晴らしいプレーをしたと思う。しかし、どれだけ質の高い選手が居てももう走る必要がないと思えばこのリーグではやられてしまう。とりわけトッテナムはボールを扱うのがうまいチームで実際2点を返された。最終的に6ゴール目を奪えたことには満足している」 そしてこの試合で2ゴール2アシストの活躍を見せたFWモハメド・サラーについては以下のように称賛した。 「モハメドは優れたサッカー選手であるだけでなく人間性も素晴らしい。彼は常にチームメートをサポートしている。そして3日置きにやってくる試合に対して何が必要かを理解しており、そのために懸命に取り組んでいる。彼のようなトッププレーヤーがクオリティを発揮するためにどれだけ努力しなければならないかを理解していることが、私にとって最も感銘を受けたことかもしれない」 また、1試合消化が少ない中、2位チェルシーに4ポイント差を付けての首位でクリスマスを迎えたことについては次のように話した。 「もちろん、首位に居る方が好ましい。だから意味のあることだと思う。リーグ優勝を一度経験しているが、優勝がいかに難しいかは理解している。継続が大事だ。毎試合、最高のパフォーマンスを発揮する必要がある。ニューカッスル戦では3-3に追いつかれ、2ポイントを失った。今日もチェルシーがポイントを落とすとは思わなかった。それがプレミアリーグだ」 2024.12.23 08:00 Mon
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リバプールに6失点もポステコグルー監督、スタイルを貫くとブレず「人々が望んでも…」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が22日に行われたプレミアリーグ第17節、3-6で敗れたリバプール戦を振り返った。 トッテナムはホームに首位リバプールを迎えた一戦、オープンに挑むも61分までに1-5と大量失点を喫する展開に。その後、2点を返して意地を見せたが、終盤に6失点目を喫して敗戦した。 今季8敗目を喫して11位と振るわない中、風当りが益々厳しくなっているポステコグルー監督だが、自身の攻撃的なスタイルを変更するつもりはないと言いきった。 「確かに失点しているが、我々はGK、センターバック2人、左サイドバック1人を欠いていた。その事実を無視するなら、もう何と言っていいか…。人々はそれぞれの方法で判断すると思う。私のやっていることが良いと思うか、そうでないか。それはそれで構わない。就任してから18カ月、同じ質問に答えながら本当に忍耐強くやってきた思う」 「もし人々が私のアプローチを変えるよう望んだとしてもそれは変わらない。我々は理由があってこのスタイルで戦っている。成功に繋がると考えているからね。人々は私が何かのスイッチを入れれば奇跡的にチームが良くなると考えているようだ。実際にはただただ、チームが良くなるように努力を続けて集中すること。その間、困難があっても受け入れるつもりだよ」 2024.12.23 08:30 Mon

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