速攻鋭いイランが後半ATの2発で劇的勝利!! ウェールズは終盤のGK退場が響く…《カタールW杯》
2022.11.25 21:15 Fri
カタール・ワールドカップ(W杯)のグループB第2節、ウェールズ代表vsイラン代表が25日に行われ、0-2でイランが勝利を収めた。
グループステージ突破のためには勝利必須の両チームとあって、序盤から攻守が入れ替わる激しい展開となる。
ウェールズはネコ・ウィリアムズがカットインから右足のミドルシュートを放てば、イランはシンプルな攻撃で応戦し、ショートカウンターからアズムンにフィニッシュシーンが訪れる。
時間とともにウェールズが相手陣地でのプレーを増やし、イランがカウンターを狙うという構図がはっきりし始めた。ただ、互いにボックス内へのボールは増えるが、GKの出番は少ないまま。前半終了間際にセットプレー崩れからイランのヌロラヒがミドルを打つが、これもGKヘネシーが処理して45分を終えた。
両チーム交代なく迎えた後半はイランの速攻が鋭さを増す。51分、カウンターからアズムンが持ち込んでの右足が右ポストをたたくと、二次攻撃からのゴリザデーの左足ミドルは左ポストに。さらに、詰めたアズムンがヘディングで狙うも、GKの手中に収まった。
シュートシーンを作れないウェールズは2枚替えで流れを引き寄せようとするも、中盤以降はイランの時間が続く。73分にはイランのアンカー、エザトラヒがペナルティアーク右から低い弾道のミドルで狙い、GKヘネシーが辛うじて指先で触れて難を逃れる。
終盤のウェールズはさらなる逆境にさらされることに。GKヘネシーがカウンターへ対応すべく飛び出したが、PA外でタレミと接触。主審は最初イエローカードを提示したが、オンフィールドレビューの結果、レッドカードへと変更され、残り5分を切ったタイミングで数的不利となった。
イランは当然畳みかけるが、ウェールズも粘りを見せる。両者無得点のままタイムアップかと思われた追加タイム8分、歓喜を迎えたのはイランだった。ボックス手前でクリアボールを拾った途中出場のチェシミが右足を振り抜くと、渾身のシュートがここしかないという右隅へ決まった。
前がかりとなったウェールズを相手に、イランはさらにカウンターから追加点。数的優位の状況を迎えると、追加タイム11分にレザイアンがGKを越すループを沈めて勝負あり。
アディショナルタイムの2発でイランが劇的勝利を挙げた。
ウェールズ 0-2 イラン
【イラン】
ルズベー・チェシミ(後45+8)
ラミン・レザイアン(後45+11)
PR
アメリカ代表戦をベイルのPKで追い付き、1-1で終えたウェールズは、スタメンを1人変更して臨む。初戦の後半からダニエル・ジェームズに代わって存在感を発揮したムーアが先発で起用され、[3-5-2]でベイルとの2トップを組んだ。一方、イングランド代表相手に2-6の大敗を喫したイランは負傷したGKベイランヴァンドを含めたスタメン5人を入れ替え、[4-3-3]を採用。タレミは左のウイングに入り、アズムンが最前線を務めた。ウェールズはネコ・ウィリアムズがカットインから右足のミドルシュートを放てば、イランはシンプルな攻撃で応戦し、ショートカウンターからアズムンにフィニッシュシーンが訪れる。
12分のウェールズはC・ロバーツのクロスに好調・ムーアが飛び込むが、右足のシュートはGKの正面を突く。対してイランは16分、ゴリザデーが敵陣で横パスをカットし、アズムンのラストパスからネットを揺らす。だが、このパスのタイミングがオフサイドに。アズムンは自分でも打てる状況ながらより確実にパスを選択したが、結果的にゴールを逃すこととなった。
時間とともにウェールズが相手陣地でのプレーを増やし、イランがカウンターを狙うという構図がはっきりし始めた。ただ、互いにボックス内へのボールは増えるが、GKの出番は少ないまま。前半終了間際にセットプレー崩れからイランのヌロラヒがミドルを打つが、これもGKヘネシーが処理して45分を終えた。
両チーム交代なく迎えた後半はイランの速攻が鋭さを増す。51分、カウンターからアズムンが持ち込んでの右足が右ポストをたたくと、二次攻撃からのゴリザデーの左足ミドルは左ポストに。さらに、詰めたアズムンがヘディングで狙うも、GKの手中に収まった。
シュートシーンを作れないウェールズは2枚替えで流れを引き寄せようとするも、中盤以降はイランの時間が続く。73分にはイランのアンカー、エザトラヒがペナルティアーク右から低い弾道のミドルで狙い、GKヘネシーが辛うじて指先で触れて難を逃れる。
終盤のウェールズはさらなる逆境にさらされることに。GKヘネシーがカウンターへ対応すべく飛び出したが、PA外でタレミと接触。主審は最初イエローカードを提示したが、オンフィールドレビューの結果、レッドカードへと変更され、残り5分を切ったタイミングで数的不利となった。
イランは当然畳みかけるが、ウェールズも粘りを見せる。両者無得点のままタイムアップかと思われた追加タイム8分、歓喜を迎えたのはイランだった。ボックス手前でクリアボールを拾った途中出場のチェシミが右足を振り抜くと、渾身のシュートがここしかないという右隅へ決まった。
前がかりとなったウェールズを相手に、イランはさらにカウンターから追加点。数的優位の状況を迎えると、追加タイム11分にレザイアンがGKを越すループを沈めて勝負あり。
アディショナルタイムの2発でイランが劇的勝利を挙げた。
ウェールズ 0-2 イラン
【イラン】
ルズベー・チェシミ(後45+8)
ラミン・レザイアン(後45+11)
PR
ウェールズの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
ウェールズの人気記事ランキング
1
ウェールズからベイルら最多5選手選出…ユーロ参戦の英国勢によるベストイレブン
▽ユーロ2016は22日、グループステージの全日程が終了し、25日よりノックアウトステージがスタートする。イギリス『スカイ・スポーツ』は23日、第一関門を突破したイングランド代表、北アイルランド代表、ウェールズ代表による英国勢の3チームから厳選したベストイレブンを発表した。 ▽『スカイ・スポーツ』は、中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]のフォーメーションをベースとし、フットボールデータサイト『WhoScored.com』の最低1から最高10を基準とした選手採点を選考材料としてベストイレブンを選出。最多選出国は、5選手が選出された初出場で首位通過のウェールズとなった。 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20160624_602.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆英国勢によるベストイレブン GK <B>マイケル・マクガバーン</B>(北アイルランド) 7.27 DF <B>カイル・ウォーカー</B>(イングランド) 7.01 <B>ジェームズ・チェスター</B>(ウェールズ) 7.60 <B>ジョニー・エバンス</B>(北アイルランド) 7.36 <B>ベン・デイビス</B>(ウェールズ) 7.59 MF <B>ウェイン・ルーニー</B>(イングランド) 7.26 <B>エリック・ダイアー</B>(イングランド) 7.35 <B>ジョー・アレン</B>(ウェールズ) 7.29 <B>アーロン・ラムジー</B>(ウェールズ) 7.80 FW <B>ガレス・ベイル</B>(ウェールズ) 8.78 <B>ダニエル・スタリッジ</B>(イングランド) 7.28 2016.06.24 11:00 Fri2
神童アンパドゥの代表入りを拒否したイングランドの奇妙な理由とは
▽現在ウェールズ代表として輝きを放つチェルシーDFイーサン・アンパドゥ(17)。同選手にはイングランド代表入りを拒否されていた過去があるようだ。イギリス『メトロ』が伝えている。 ▽数多いるチェルシーの若手の中で、頭一つ飛びぬけているのがアンパドゥだ。2017年にエクセター・シティからチェルシーに移り、昨年9月にEFLカップでトップチームデビュー。同年12月にはハダースフィールド戦でプレミアリーグデビューも果たした。 ▽イングランドで生まれ育ったアンパドゥは、父方の祖父はガーナ出身、同じく祖母と父はアイルランド出身、母はウェールズ出身ということもあり、代表の選択肢は多くあった。そんな中、エクセター時代のポール・ティズデール監督(現MKドンズ監督)が当時、14歳のアンパドゥをイングランド代表に推薦していたようだ。同選手について以下のように語っている。 「イーサンのような14歳は見たことがなかった。私はイングランド代表に電話して彼のことを紹介したんだ。多くの関係者に、『この男を掴んでおいた方がいい。素晴らしい選手なんだ』とね」 「当時はエクセターのU-18チームでプレーしていたんだ。14歳ながらね。それは恐ろしいピッチでひどく荒れた状態だった。そんな中で、彼はセンターFW、セントラルMF、スイーパーと1試合ですべてのポジションをこなしていたんだ。まるでルート・フリットのようだったよ」 「私は彼ら(イングランド代表)にイーサンよりも12人の優れた選手がいると言われたよ。それでも私は『彼は正確に素晴らしい判断をする。それも少ないタッチでね』と言ったんだ」 「だけど彼らはよりタッチ数の多い選手を探していたんだ」 ▽結局、アンパドゥは昨年11月のフランス代表戦でウェールズ代表デビュー。今月6日に行われたUEFAネイションズリーグのアイルランド代表戦では88%のパス成功率を誇り1アシストを記録した。スリーライオンズは大器を取り逃がしてしまったのかもしれない。 2018.09.12 16:50 Wed3
オーストリア、チェコ、ハンガリー、ウェールズがリーグA昇格!《UEFAネーションズリーグ》
UEFAネーションズリーグ2020-21リーグBの最終節が各地で行われ、リーグA昇格の4カ国が決定した。 グループ1ではオーストリアがノルウェーとの頂上決戦を後半追加タイムでの同点弾で1-1の引き分けに持ち込み、リーグA昇格を決めた。 グループ2ではスコットランドがイスラエルに敗れて首位陥落。代わってスロバキアに勝利したチェコがリーグA昇格を果たしている。 グループ3ではロシアがセルビアに0-5と惨敗して2位に転落。代わってハンガリーが首位に立ち、リーグA昇格となった。 グループ4ではウェールズがフィンランドを下し、リーグAへの昇格を決めている。各グループの順位表は以下の通り。 ■グループ1 1.オーストリア(勝ち点13) 2.ノルウェー(勝ち点10)※1試合未消化 3.ルーマニア(勝ち点5)※1試合未消化 4.北アイルランド(勝ち点2) ■グループ2 1.チェコ(勝ち点12) 2.スコットランド(勝ち点10) 3.イスラエル(勝ち点8) 4.スロバキア(勝ち点4) ■グループ3 1.ハンガリー(勝ち点11) 2.ロシア(勝ち点8) 3.トルコ(勝ち点6) 4.セルビア(勝ち点6) ■グループ4 1.ウェールズ(勝ち点16) 2.フィンランド(勝ち点12) 3.アイルランド(勝ち点3) 4.ブルガリア(勝ち点2) 2020.11.19 06:51 Thu4
ベルギーが予選を無敗で突破!2位ウェールズ&3位チェコがPO進出《カタールW杯欧州予選》
カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選・グループE最終節のウェールズ代表vsベルギー代表が16日に行われ、1-1の引き分けに終わった。 グループ2位のウェールズ(勝ち点14)が、すでに首位通過を決めたベルギー(勝ち点19)をホームに迎えた一戦。 引き分け以上でホームでのプレーオフ開催権を獲得するウェールズは、快勝した前節のベラルーシ代表戦からスタメンを3人変更。ケガで離脱のベイルやハリー・ウィルソン、アンパドゥに替えてムーア、モレル、メファムをスタメンで起用した。 一方、3大会連続の本大会出場を決めているベルギー代表は、前節のエストニア代表戦からスタメンを6人変更。既にチームを離脱しているGKクルトワやアザール、デナイヤーらに替えてオリジやトルガン・アザール、ボヤタらをスタメンで起用した。 試合は立ち上がりの12分にベルギーが動かす。右クロスのこぼれ球をボックス外のヴィツェルがミドルシュートで狙うと、相手DFに当たった跳ね返りをペナルティアーク右のデ・ブライネがダイレクトシュート。これがゴール右に突き刺さった。 先制を許したウェールズだったが32分、B・デイビスのロングパスをボックス左横で受けたダニエル・ジェームズがクロスを供給。2度相手DFに弾かれたが、こぼれ球を拾ったダニエル・ジェームズが縦への仕掛けからクロス上げると、中央で収めたモーアが左足でゴールネットを揺らした。 追いつかれたベルギーは、36分にデ・ブライネの右CKをボヤタがドンピシャヘッドで合わせたが、シュートは枠の左。さらに41分にも、デ・ブライネの右FKからボックス手前のT・アザールが右足ボレーを合わせたが、シュートは右ポストに弾かれた。 1-1で迎えた後半、ベルギーは58分にデ・ケテラエル、カスターニュ、オリジを下げてサーレマーケルス、デンドンケル、バンゼイルを投入した。 一進一退の膠着した展開が続く中、ウェールズは83分に左サイドから仕掛けたネコ・ウィリアムズがボックス左から右足一閃。強烈なシュートがゴール右隅を捉えたが、これはGKカスティールスの好セーブに阻まれた。 終盤はオープンな展開が続いたが、互いに追加点は生まれず、1-1でタイムアップ。この結果、ウェールズの2位通過が決定。また3位のチェコ代表もUEFAネーションズリーグ2020–21の成績上位2チームに入り、プレーオフ進出を決めた。 ◆グループE最終順位 (勝ち点、得失点差) 1.ベルギー 20pt +19 ――本大会出場―― 2.ウェールズ 15pt +5 3.チェコ 14pt +5 ――PO進出―― 4.エストニア 4pt -12 5.ベラルーシ 3pt -17 2021.11.17 06:57 Wed5