湘南が下部組織育ちの早稲田大DF柴田徹の来季加入内定を発表「今私は胸の高鳴りを抑えることができません」

2022.11.22 10:20 Tue
©︎J.LEAGUE
湘南ベルマーレは22日、早稲田大学のDF柴田徹(21)の来季加入内定を発表した。
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柴田は福島県出身でビアンコーネ福島の下部組織から湘南ベルマーレU-18に加入。その後、早稲田大学へ進学していた。湘南は柴田について「サイドを主戦場とし攻撃の起点になれる選手。両足ともに精度が高く両サイドでプレーできると共に、運動量が豊富でハードワークできるプレイヤー」と特徴を紹介している。
5年ぶりに湘南に復帰となる柴田はクラブを通じてコメントしている。

「湘南ベルマーレのファン、サポーターの皆様、湘南ベルマーレに関わる全ての皆様、こんにちは。2023シーズン加入することになりました、早稲田大学の柴田徹です」
「出会いは中学3年生の夏でした。何の縁も無かった福島の街クラブでプレーしていた私が、監督同士が偶然にも知り合いという、奇跡的な繋がりがあり、そして、その周りの方々の支えもあり、このクラブと運命的な出会いをしました」

「ユースチームの一員として戦った3年間は、クラブの魅力に惹かれるばかりでした。気がつくとベルマーレの応援歌を歌っていたり、馬入のグラウンドの河川敷を歩いていたり、試合を見にいくと、トップチームの攻撃的で常にワクワクが止まらないサッカーに、サポーターの方々のかっこいい応援に胸を踊らされ、このクラブのエンブレムを胸につけてプレーできることに喜びと誇りを感じる毎日でした。また地域を愛し、愛されるためにたくさんの取り組みをし、クラブと地域が一体となって前へ進んでいく、そんな熱く、温かすぎるこのクラブのことが大好きになっていました」

「その気持ちは、大学に入学してから1ミリもブレていません。早稲田大学に入って、「サッカー選手として」だけではなく「人として」という部分にたくさん向き合ってきました。サッカーというスポーツは社会的に見たら決して大きいものでは無いかもしれません。しかし、支援や応援、試合運営、そして皆で創り上げる情熱的で感動的なスタジアム。高校生の時には感じることができなかった、ピッチの中だけではない、サッカーを取り巻く環境そのものの魅力を、大学に行き感じ取ることができました」

「トップチームの一員として来シーズンから戦えることに、今私は胸の高鳴りを抑えることができません」

「たのしめてるか。」

「自分自身が心の底から楽しみ、笑い、走り、闘う。そんなベルマーレの象徴のような選手になれるよう、常に挑戦し、前に進んでいきます!人との繋がり、支えに感謝を忘れずに、熱く温かいファンサポーターの皆様と共に、勝利の為に、このクラブの発展のために戦い続けます。よろしくお願いいたします!」



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