「怠けないこと、諦めないこと」初のJ1まであと2勝、熊本・大木武監督は変わらぬ戦いを誓う「チャレンジャーでしかない」

2022.11.06 08:58 Sun
©超ワールドサッカー
ロアッソ熊本大木武監督が、J1参入プレーオフ2回戦のモンテディオ山形戦に意気込みを語った。
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4日、J1参入プレーオフ2回戦の合同記者会見が実施された。J2の3位から6位までのチームが一発勝負で行うトーナメント。10月30日に行われた1回戦では、3位のファジアーノ岡山と6位の山形が対戦し、0-3で山形が快勝した。また、4位の熊本と5位の大分トリニータの試合は、大分が早々に先制するも、試合終了間際に熊本が起死回生の2ゴール。最終盤位に大分がゴールし2-2のドローに終わったが、レギュレーションで熊本が勝ち上がっていた。
4位の熊本、6位の山形が勝ち上がった中、両クラブの監督と代表選手が記者会見に出席。熊本の大木監督は、山形との2回戦について、「山形さんは素晴らしいチームですので、全力でぶつかりたいと思います」と意気込みを語った。

熊本と山形は互いにボールを握りながらも、サイド攻撃や背後の狙いなど、特徴が似ており、自分たちのスタイルを貫くサッカーをしているところも似ている。
似た相手について気をつける点を問われると、いつもと同じですがと前置きし「怠けないこと、諦めないことが大切になってくると思います」と、普段掲げていることをそのままやるだけだとした。

90分間を通して途切れることのないサッカーを見せる熊本だが、「選手はプレーする力はあるので、最後までやってもらえればそれで良いです」と語る大木監督。山形の警戒するポイントについても言及した。

「山形はゲームを捨てることがないです。常に意図があるプレー、相手ではなく、自分たちがどうプレーするかを常に追求するシーズンだったと思います」

「そこは敬意に値する、尊敬するチームですし、そこと戦えることは我々にとって非常に嬉しいです」

「どこというよりは、そういう姿勢、戦い方に向かっていかなければいけないと感じています」

この試合もホームで戦える熊本。クラブ史上初のJ1昇格までは残り2つとなる。

順位が上ということで引き分けでも価値上がれるアドバンテージはあるが、大木監督は自分たちの立場は変わらないとコメント。昨季はJ3を戦っていたことを卑下することはないとしながらも、チャレンジャー精神で臨んでいくとした。

「難しさはありません。順位は上で、42試合あれば順位がつくというのは、まぐれではないというか、勝ち点1差であっても確実な順位だと思います」

「うちが上にいるということが悪いということはないですが、実際にゲームをすればなかなか分からない部分はあります」

「我々はJ3から上がったチームですが、決して卑下はしないですが、チャレンジャーでしかないです。それなりの歴史、経験を持った山形が相手なので、大分と同じで、順位が上であっても、レギュレーションの上で優位性はありますが、基本的にはチャレンジャー、失うものはありませんし、戦う気持ちが変わることもありません」

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