「ほぼすべてのチームが格上だった」CL最下位敗退も、シメオネ監督は改善に前向き「我々なら乗り越えられる」

2022.11.02 11:29 Wed
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Getty Images
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での敗北に落胆した。スペイン『アス』が伝えている。

すでにグループステージ敗退が決定しているアトレティコは、敵地で1日に行われたCLグループB最終節でポルトと対戦した。

立ち上がりこそアグレッシブな入りを見せたが、5分にファーストチャンスをあっさり決められ失点を許すと、24分にもゴールを奪われる苦しい展開に。2失点後も動きは鈍く中々反撃に移れないまま時間が過ぎると、後半アディショナルタイムにオウンゴールで1点を返すのがやっとであり、力なく1-2で敗れた。
この結果、アトレティコのグループステージ最下位が決定し、ヨーロッパリーグ(EL)への参戦もならず。試合後のシメオネ監督も落胆しつつ、この難局を乗り越えたいと今後に意気込みを示した。

「ラウンド16に進出した昨年もそうだったが、我々は欧州の舞台でもっと勇敢になれたはずだ。だが、それを受け入れ、欧州カップで今後どう改善できるか考えなければならない。ここまでほとんどすべての試合で失点し、得点は少なく、ほぼすべてのチームが格上だった」

「結局は、自分たちにとって相応しい場所にいることになった。現実を受け入れなければならない。そのうえで、明日から別のステージが始まる。リーグ戦や国内カップで、この難局を乗り切るため力を合わせていきたい。そして、我々なら乗り越えられるだろう。私はそう確信している」

「ELからも脱落したことは腹立たしい。欧州カップ戦に参加し続けたかったからだ。だが、もう後の祭りだろう。ここから挽回することはできない。それでも、まだラ・リーガや国内カップがあるのだから、前進し続ける」

「私は、我々みんなが同じ道を歩んでいることを疑っていない。我々は誰もが同じことを望んでいる。どこの国でもあるように、議論もするし、意見も変わるし、反対もあるだろう。それでも、みんなで一緒に個性を持ち、残るシーズンを過ごしていきたい」

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