【CLグループ第4節プレビュー①】早くも後半戦スタート! GL突破チームが続々決定か?
2022.10.11 18:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4節が11日と12日に開催される。ここでは第4節1日目となるグループE~Hの戦いを展望を紹介していく。

戦前はチェルシーとミランの2強、レッドブル・ザルツブルク、ディナモ・ザグレブの2弱と思われたグループEだが、グループリーグ折り返し時点では全チームが1勝ずつを挙げる混戦模様に。後半戦初戦の結果次第で混戦を抜け出すチームがハッキリすることになるはずだ。現在、首位のザルツブルク(勝ち点5)を1ポイント差で追う2位のチェルシーと、3位のミランはスタンフォード・ブリッジからサンシーロに舞台を移して重要な連戦2戦目を戦う。
チェルシーホームとなった先週の初戦ではポッター率いる新生ブルーズが、DFフォファナの加入後初ゴールに、DFリース・ジェームズの1ゴール1アシストの活躍によって3-0の完勝。先制した前半こそFWレオンの個人技を中心にミランに手を焼いた印象だが、後半は指揮官得意の試合途中の修正力が機能し、両ウイングバックを起点とした攻撃が機能。3-0のスコアに相応しい内容での完勝となった。一方、ミランでは多くの負傷者の影響によって幾つかのポジションでクオリティ不足を露呈し、対戦相手との戦力差も顕著だった。
それでも、今回のリターンマッチに向けては直近のユベントス戦での2-0の快勝によって良い形で臨めるはずだ。とりわけ、左サイドの攻撃に破壊力をもたらすDFテオ・エルナンデスの戦列復帰、ユベントス戦で圧巻のソロゴールを決め切った背番号10、ブラヒム・ディアスの復調は追い風だ。
もう一つの対戦カードのディナモ・ザグレブ(勝ち点3)と、ザルツブルクの一戦は、オーストリア王者の1-0の勝利に終わった初戦同様に拮抗した戦いとなるはずだ。堅い試合展開が想定される中、ザルツブルクではグループリーグ3試合連発中のFWオカフォー、注目の若手FWシェシュコ、ディナモ・ザグレブでは打開力と決定力に定評があるFWオルシッチ、屈強なターゲットマンとして存在感を放つFWペトコビッチとアタッカー陣のパフォーマンスが勝敗を分けることになる。
【グループE】
▽10/11(火)
《28:00》
ミラン vs チェルシー
ディナモ・ザグレブ vs ザルツブルク
◆セルティックが初勝利目指す~グループF~

王者レアル・マドリーが頭一つ抜けた存在であるグループFは、その下馬評通りに王者が3連勝で最速での突破に王手をかけた。残り1枠を巡る争いではシャフタール(勝ち点4)、RBライプツィヒ(勝ち点3)、セルティック(勝ち点1)とほぼ団子状態だ。後半戦初戦ではマドリーの突破と共に、最下位に沈むセルティックの戦いに注目だ。
セルティックは前節、ライプツィヒとのアウェイゲームでFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3選手が同時スタメン。その中で古橋は初アシストを記録する活躍を見せたが、チームは相手が得意とする高速カウンターに屈し、1-3の敗戦。久々の大舞台において初白星が遠い状況だ。それでも、直近のセント・ジョンストン戦では旗手の活躍などもあり、格下相手にFWギアクマキスの土壇場の決勝点によって2-1の勝利。勢いに乗ってセルティック・パークでのリターンマッチに臨めるはずだ。
一方、対戦相手のライプツィヒは直近の試合でマインツ相手に苦戦を強いられ、MFエンクンクの後半終盤の同点ゴールで1-1のドローに持ち込むことが精いっぱいで、未だ本調子には至っていない。
逆転でのグループリーグ突破を目指すセルティックとしては、前回対戦で経験した相手の圧力にしっかりと順応しながら、より本来のスタイルに近い相手を動かすボール回し、古橋らがきっちり決定機をモノにすることで難敵相手の初勝利といきたい。その中でGKハートのミスが命取りとなった前節の反省もしっかりと生かしたいところだ。
ここまで3連勝のマドリーは、ポーランド開催となるシャフタールとのアウェイゲームで4連勝でのグループリーグ突破を目指す。前節のシャフタール戦では2-1という最少得点差での勝利となったが、シュート30本以上を放つ圧倒的な戦いぶりでやはり力の差を見せつけた。今週末に同勝ち点で並ぶバルセロナとの今季最初のエル・クラシコを控えるため、今回の一戦では直近のヘタフェ戦を回避したFWベンゼマを初め、MFモドリッチらベテラン選手の温存が濃厚だ。それでも、FWアザールやFWアセンシオ、MFルーカス・バスケス、DFナチョら経験豊富なバックアップ選手がピッチに立つ可能性が高く、勝ち点3を持ち帰ることは十二分に可能だ。
【グループF】
▽10/11(火)
《28:00》
シャフタール vs レアル・マドリー
セルティック vs ライプツィヒ
◆2節を残して決着の可能性~グループG~

当初は優勝候補マンチェスター・シティを大本命に、ドルトムントとセビージャの三つ巴の争いが期待されたグループGだが、セビージャの深刻な不振もあって今節で突破2チームが決定する可能性が高い。
現在、3連勝で首位のシティ(勝ち点9)が最下位のコペンハーゲン(勝ち点1)に引き分け以上の結果を残し、2位のドルトムント(勝ち点6)が3位のセビージャ(勝ち点1)に勝利した場合、2節を残してシティとドルトムントの突破が決定する。
そのシナリオ回避を狙うセビージャは、ホームでドルトムントに1-4で大敗した当日にロペテギ監督を解任。そして、翌日には後任として2度目のサンチェス・ピスフアン帰還となるサンパオリ新監督を招へいした。初陣となった週末のアスレティック・ビルバオ戦ではホームで1-1のドローに終わったものの、メンバー選考の部分での変化や情熱的なテクニカルエリアでの振る舞いと早くも新指揮官の色が見えた。5年前の前任時に指導した選手、アルゼンチン代表時代に指導した選手がいるものの、戦術浸透に時間を要する中、最小限のテコ入れで敵地での難敵撃破を目指す。
一方、敵地での前回対戦をMFベリンガムのゴールなどで快勝したドルトムントは、先週末に宿敵バイエルンとの今季最初のデア・クラシカーを戦った。7連敗中の相手に対して0-2で後半終盤を迎えたが、FWムココのデア・クラシカー最年少ゴールで反撃の狼煙を挙げると、後半ラストプレーではベテランFWモデストが劇的同点ゴールを挙げて2-2のドローに持ち込んだ。ホームとはいえ、その激戦から中2日での一戦では体力面で厳しい部分はあるが、対バイエルンの連敗をストップしたデア・クラシカーの勢いをそのまま持ち込みたい。
前節、ホームでFWハーランドの2ゴールなどでデンマーク王者に5-0の圧勝を飾ったシティは、直近のリーグ戦でもサウサンプトン相手に4-0の快勝。敵地で行われるコペンハーゲンとのリターンマッチでは週末にリバプールとのビッグマッチを控えていることもあり、初戦以上にターンオーバーを敢行する可能性が高い。ただ、公式戦10試合連発中のハーランドは引き続きプレーする可能性は高くビッグマッチに向け、格下相手にゴール感覚を維持したいところだ。
【グループG】
▽10/11(火)
《25:45》
コペンハーゲン vs マンチェスター・シティ
《28:00》
ドルトムント vs セビージャ
◆首位攻防第2ラウンド~グループH~

パリ・サンジェルマン(PSG)を本命にユベントス、ベンフィカの三つ巴の争いとなるグループHは、首位のPSG(勝ち点7)、2位のベンフィカ(勝ち点7)、3位のユベントス(勝ち点3)、最下位のマッカビ・ハイファ(勝ち点0)という順位で前半戦が終了。後半戦初戦では3位のユベントスの勝利が堅いだけに、PSGとベンフィカの首位攻防第2ラウンドの結果次第で、三つ巴の構図に変化が出るはずだ。
ベンフィカホームで行われた前回対戦では好調のFWメッシが鮮やかな連携からのゴールを決めてアウェイチームが先制に成功したが、ホームチームも相手のオウンゴールで追いつき、最終的に1-1のドローに持ち込んだ。
敵地から最低限の勝ち点1を持ち帰るに留まったPSGでは、今季の攻撃を牽引するメッシやDFヌーノ・メンデス、DFキンペンベら主力に負傷者が出始め、直近のスタッド・ランス戦ではDFセルヒオ・ラモスの前半の退場が響き今季初の無得点でリーグ連勝が「5」でストップ。FWムバッペによるガルティエ監督の采配批判が問題視されるなど、ここに来て不穏な空気も漂う。そういった中で迎える今回の一戦ではメッシの欠場が決定的となった中、ランス戦ドローの原因となったセルヒオ・ラモスの奮起、FWネイマールの活躍に期待したいところだ。
対するベンフィカは直近のリオ・アヴェ戦をFWゴンサロ・ラモスの2ゴールの活躍などで4-2の快勝。開幕からのリーグ無敗を継続して首位をキープしている。敵地でのPSGとのリターンマッチではメッシ不在とはいえ、引き続き厳しい戦いが予想されるが、今季のトップチームデビュー以降、攻守両面で圧倒的な輝きを放つ18歳CBアントニオ・シウバ、初のパリ帰還となるMFドラクスラーの活躍で少なくとも勝ち点1を持ち帰りたい。
一方、ライバル同士の直接対決は気にせず、まずは自分たちの戦いに集中したいユベントスはイスラエル王者相手の連勝を目指す。前回対戦ではMFラビオ、FWヴラホビッチのゴールで後半序盤までは危なげなく試合を進めたが、後半終盤に格下相手にまさかの失点。その後、ラビオの自身2点目で突き放したが、今季ここまでの不安定な戦いぶりを露呈。さらに、直近のミラン戦では敵地で0-2の敗戦を喫し、今季リーグ戦2敗目を喫した。これにより、アッレグリ監督への批判がより強まる中、リーグ次節トリノとのデルビー・デッラ・モールに向け、弾みを付けるような敵地での快勝といきたい。
【グループH】
▽10/11(火)
《25:45》
マッカビ・ハイファ vs ユベントス
《28:00》
パリ・サンジェルマン vs ベンフィカ
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◆混戦グループでミランがリベンジ狙う~グループE~
Getty Images
戦前はチェルシーとミランの2強、レッドブル・ザルツブルク、ディナモ・ザグレブの2弱と思われたグループEだが、グループリーグ折り返し時点では全チームが1勝ずつを挙げる混戦模様に。後半戦初戦の結果次第で混戦を抜け出すチームがハッキリすることになるはずだ。現在、首位のザルツブルク(勝ち点5)を1ポイント差で追う2位のチェルシーと、3位のミランはスタンフォード・ブリッジからサンシーロに舞台を移して重要な連戦2戦目を戦う。
それでも、今回のリターンマッチに向けては直近のユベントス戦での2-0の快勝によって良い形で臨めるはずだ。とりわけ、左サイドの攻撃に破壊力をもたらすDFテオ・エルナンデスの戦列復帰、ユベントス戦で圧巻のソロゴールを決め切った背番号10、ブラヒム・ディアスの復調は追い風だ。
ただ、チェルシーも直近のウォルバーハンプトン戦では大幅なターンオーバーに布陣変更まで施した中、FWプリシッチ、FWブロヤら控え選手が揃って結果を出す好内容の3-0の勝利を収め、万全の状態で敵地へ乗り込むことになる。コンディション面、オプションの多さでブルーズ優勢も、“カルチョのスカラ座”で見せるロッソネリの痛快なリベンジに期待したいところだ。
もう一つの対戦カードのディナモ・ザグレブ(勝ち点3)と、ザルツブルクの一戦は、オーストリア王者の1-0の勝利に終わった初戦同様に拮抗した戦いとなるはずだ。堅い試合展開が想定される中、ザルツブルクではグループリーグ3試合連発中のFWオカフォー、注目の若手FWシェシュコ、ディナモ・ザグレブでは打開力と決定力に定評があるFWオルシッチ、屈強なターゲットマンとして存在感を放つFWペトコビッチとアタッカー陣のパフォーマンスが勝敗を分けることになる。
【グループE】
▽10/11(火)
《28:00》
ミラン vs チェルシー
ディナモ・ザグレブ vs ザルツブルク
◆セルティックが初勝利目指す~グループF~

Getty Images
王者レアル・マドリーが頭一つ抜けた存在であるグループFは、その下馬評通りに王者が3連勝で最速での突破に王手をかけた。残り1枠を巡る争いではシャフタール(勝ち点4)、RBライプツィヒ(勝ち点3)、セルティック(勝ち点1)とほぼ団子状態だ。後半戦初戦ではマドリーの突破と共に、最下位に沈むセルティックの戦いに注目だ。
セルティックは前節、ライプツィヒとのアウェイゲームでFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人3選手が同時スタメン。その中で古橋は初アシストを記録する活躍を見せたが、チームは相手が得意とする高速カウンターに屈し、1-3の敗戦。久々の大舞台において初白星が遠い状況だ。それでも、直近のセント・ジョンストン戦では旗手の活躍などもあり、格下相手にFWギアクマキスの土壇場の決勝点によって2-1の勝利。勢いに乗ってセルティック・パークでのリターンマッチに臨めるはずだ。
一方、対戦相手のライプツィヒは直近の試合でマインツ相手に苦戦を強いられ、MFエンクンクの後半終盤の同点ゴールで1-1のドローに持ち込むことが精いっぱいで、未だ本調子には至っていない。
逆転でのグループリーグ突破を目指すセルティックとしては、前回対戦で経験した相手の圧力にしっかりと順応しながら、より本来のスタイルに近い相手を動かすボール回し、古橋らがきっちり決定機をモノにすることで難敵相手の初勝利といきたい。その中でGKハートのミスが命取りとなった前節の反省もしっかりと生かしたいところだ。
ここまで3連勝のマドリーは、ポーランド開催となるシャフタールとのアウェイゲームで4連勝でのグループリーグ突破を目指す。前節のシャフタール戦では2-1という最少得点差での勝利となったが、シュート30本以上を放つ圧倒的な戦いぶりでやはり力の差を見せつけた。今週末に同勝ち点で並ぶバルセロナとの今季最初のエル・クラシコを控えるため、今回の一戦では直近のヘタフェ戦を回避したFWベンゼマを初め、MFモドリッチらベテラン選手の温存が濃厚だ。それでも、FWアザールやFWアセンシオ、MFルーカス・バスケス、DFナチョら経験豊富なバックアップ選手がピッチに立つ可能性が高く、勝ち点3を持ち帰ることは十二分に可能だ。
【グループF】
▽10/11(火)
《28:00》
シャフタール vs レアル・マドリー
セルティック vs ライプツィヒ
◆2節を残して決着の可能性~グループG~

Getty Images
当初は優勝候補マンチェスター・シティを大本命に、ドルトムントとセビージャの三つ巴の争いが期待されたグループGだが、セビージャの深刻な不振もあって今節で突破2チームが決定する可能性が高い。
現在、3連勝で首位のシティ(勝ち点9)が最下位のコペンハーゲン(勝ち点1)に引き分け以上の結果を残し、2位のドルトムント(勝ち点6)が3位のセビージャ(勝ち点1)に勝利した場合、2節を残してシティとドルトムントの突破が決定する。
そのシナリオ回避を狙うセビージャは、ホームでドルトムントに1-4で大敗した当日にロペテギ監督を解任。そして、翌日には後任として2度目のサンチェス・ピスフアン帰還となるサンパオリ新監督を招へいした。初陣となった週末のアスレティック・ビルバオ戦ではホームで1-1のドローに終わったものの、メンバー選考の部分での変化や情熱的なテクニカルエリアでの振る舞いと早くも新指揮官の色が見えた。5年前の前任時に指導した選手、アルゼンチン代表時代に指導した選手がいるものの、戦術浸透に時間を要する中、最小限のテコ入れで敵地での難敵撃破を目指す。
一方、敵地での前回対戦をMFベリンガムのゴールなどで快勝したドルトムントは、先週末に宿敵バイエルンとの今季最初のデア・クラシカーを戦った。7連敗中の相手に対して0-2で後半終盤を迎えたが、FWムココのデア・クラシカー最年少ゴールで反撃の狼煙を挙げると、後半ラストプレーではベテランFWモデストが劇的同点ゴールを挙げて2-2のドローに持ち込んだ。ホームとはいえ、その激戦から中2日での一戦では体力面で厳しい部分はあるが、対バイエルンの連敗をストップしたデア・クラシカーの勢いをそのまま持ち込みたい。
前節、ホームでFWハーランドの2ゴールなどでデンマーク王者に5-0の圧勝を飾ったシティは、直近のリーグ戦でもサウサンプトン相手に4-0の快勝。敵地で行われるコペンハーゲンとのリターンマッチでは週末にリバプールとのビッグマッチを控えていることもあり、初戦以上にターンオーバーを敢行する可能性が高い。ただ、公式戦10試合連発中のハーランドは引き続きプレーする可能性は高くビッグマッチに向け、格下相手にゴール感覚を維持したいところだ。
【グループG】
▽10/11(火)
《25:45》
コペンハーゲン vs マンチェスター・シティ
《28:00》
ドルトムント vs セビージャ
◆首位攻防第2ラウンド~グループH~

Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)を本命にユベントス、ベンフィカの三つ巴の争いとなるグループHは、首位のPSG(勝ち点7)、2位のベンフィカ(勝ち点7)、3位のユベントス(勝ち点3)、最下位のマッカビ・ハイファ(勝ち点0)という順位で前半戦が終了。後半戦初戦では3位のユベントスの勝利が堅いだけに、PSGとベンフィカの首位攻防第2ラウンドの結果次第で、三つ巴の構図に変化が出るはずだ。
ベンフィカホームで行われた前回対戦では好調のFWメッシが鮮やかな連携からのゴールを決めてアウェイチームが先制に成功したが、ホームチームも相手のオウンゴールで追いつき、最終的に1-1のドローに持ち込んだ。
敵地から最低限の勝ち点1を持ち帰るに留まったPSGでは、今季の攻撃を牽引するメッシやDFヌーノ・メンデス、DFキンペンベら主力に負傷者が出始め、直近のスタッド・ランス戦ではDFセルヒオ・ラモスの前半の退場が響き今季初の無得点でリーグ連勝が「5」でストップ。FWムバッペによるガルティエ監督の采配批判が問題視されるなど、ここに来て不穏な空気も漂う。そういった中で迎える今回の一戦ではメッシの欠場が決定的となった中、ランス戦ドローの原因となったセルヒオ・ラモスの奮起、FWネイマールの活躍に期待したいところだ。
対するベンフィカは直近のリオ・アヴェ戦をFWゴンサロ・ラモスの2ゴールの活躍などで4-2の快勝。開幕からのリーグ無敗を継続して首位をキープしている。敵地でのPSGとのリターンマッチではメッシ不在とはいえ、引き続き厳しい戦いが予想されるが、今季のトップチームデビュー以降、攻守両面で圧倒的な輝きを放つ18歳CBアントニオ・シウバ、初のパリ帰還となるMFドラクスラーの活躍で少なくとも勝ち点1を持ち帰りたい。
一方、ライバル同士の直接対決は気にせず、まずは自分たちの戦いに集中したいユベントスはイスラエル王者相手の連勝を目指す。前回対戦ではMFラビオ、FWヴラホビッチのゴールで後半序盤までは危なげなく試合を進めたが、後半終盤に格下相手にまさかの失点。その後、ラビオの自身2点目で突き放したが、今季ここまでの不安定な戦いぶりを露呈。さらに、直近のミラン戦では敵地で0-2の敗戦を喫し、今季リーグ戦2敗目を喫した。これにより、アッレグリ監督への批判がより強まる中、リーグ次節トリノとのデルビー・デッラ・モールに向け、弾みを付けるような敵地での快勝といきたい。
【グループH】
▽10/11(火)
《25:45》
マッカビ・ハイファ vs ユベントス
《28:00》
パリ・サンジェルマン vs ベンフィカ
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マンチェスター・ユナイテッドが関心を示すポルトのポルトガル代表GKジオゴ・コスタ(25)だが、選手自身はその“隣人”への移籍を希望しているようだ。 プレミアリーグとチャンピオンズリーグで苦戦を強いられた今シーズン、シティのスポーツ部門は守護神であるブラジル代表GKエデルソンのパフォーマンスに懸念を抱き、新守護神探しに動いている。 フランス『フット・メルカート』によれば、そのシティはポルトとポルトガル代表で守護神を務める25歳を最有力候補に定めており、先日行われた代理人のジョルジュ・メンデス氏との初期交渉において良い感触を得たという。 ただ、クラブ間の交渉は一筋縄ではいかない模様。ポルトは正GKを安売りする考えはなく、7500万ユーロ(約121億4000万円)に設定されている契約解除条項を行使する必要がある。 一方、シティはその契約解除条項を行使する意思はなく、エデルソンをベンフィカから獲得した際に支払ったのと同額の4000万ユーロ(約64億7000万円)程度での契約成立を目指しているという。 シティとポルトは直近の移籍市場でスペイン人MFニコ・ゴンサレスの取引も行っており、若手有望株のレンタル移籍などを交渉に含めた場合、減額も見込めるところだが、今後の動向に注目だ。 2025.04.23 23:10 Wed4
後半ATに劇的弾、シティがCL出場権を争うアストン・ビラとのシックスポインターを制して暫定3位浮上【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第34節、マンチェスター・シティvsアストン・ビラが22日に行われ、シティが2-1で競り勝った。 3日前の前節エバートン戦を2-0で競り勝ったチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内ぎりぎりに位置する5位シティ(勝ち点58)は、エバートン戦のスタメンからサヴィオに代えてマカティーのみを変更した。 一方、前節ニューカッスル戦を4発快勝とした7位アストン・ビラ(勝ち点57)は、5選手を変更。ラッシュフォードやラムジー、パウ・トーレスらがスタメンに戻った。 キックオフ直後、ラッシュフォードにポスト直撃のシュートを浴びせられたシティだったが、ボールを動かしてリズムを掴むと、8分に先制する。 サイドチェンジを受けた左サイドのマーモウシュが仕掛けてボックスポケットへ。マイナスに折り返したクロスをベルナルド・シウバが押し込んだ。 しかし15分、カウンターを仕掛けたアストン・ビラがPKを獲得。カウンターからラッシュフォードが持ち上がり、カットイン。ボックス内で受けたラムジーがルベン・ディアスに倒されると、VAR、オンフィールドレビューの末にPK判定となった。これをラッシュフォードが決めてアストン・ビラが同点とした。 追いつかれたシティが引き続きボールを持つ中、23分にはマーモウシュのクロスにデ・ブライネが頭で合わせてゴールに迫るも、その後は膠着状態に。 39分にはロングボールからラッシュフォードが好機を迎えたアストン・ビラが術中にハメた中、1-1として前半を終えた。 迎えた後半も押し込むシティは57分、CKからルベン・ディアスのボレーでゴールに迫った中、60分に決定機。デ・ブライネの浮き球パスを受けたマカティーがループシュートを狙ったが、わずかに枠を捉えきれず。 守勢のアストン・ビラは64分、ラッシュフォードがディフェンスライン裏を取ってシュートに持ち込む好機を演出したが、66分にもシティがゴールに迫る。 しかしオライリーの絶妙クロスをマカティーは合わせ損ないシュートは枠に飛ばず。勝ち越しゴールを目指す両軍は75分、シティはドクを、アストン・ビラはワトキンスとアセンシオを投入した。 すると80分、シティはギュンドアンのスルーパスを受けたマーモウシュがネットを揺らしたが、オフサイドに阻まれた。 終盤にかけては膠着状態に陥っていたが追加タイム4分、シティに劇的弾。ドクが左サイドを圧巻のスピードで突破。右足アウトでの絶妙クロスをファーサイドのマテウス・ヌネスが押し込んだ。 直後にタイムアップを迎え、アストン・ビラとのシックスポインターを制したシティが暫定3位に浮上している。 マンチェスター・C 2-1 アストン・ビラ 【マンチェスター・C】 ベルナルド・シウバ(前7) マテウス・ヌネス(後49) 【アストン・ビラ】 マーカス・ラッシュフォード(前18)【PK】 2025.04.23 06:00 Wed5