劇的逆転勝利で連勝のリバプール、クロップ監督「逆転弾は本当に素晴らしく、完璧な瞬間」

2022.09.01 10:53 Thu
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リバプールのユルゲン・クロップ監督が、土壇場での逆転勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールは8月31日に行われたプレミアリーグ第5節で、ニューカッスルと対戦した。

前節9得点の大勝を飾ったチームは、この日も立ち上がりから攻勢を仕掛けたが好機を作れずにいると、38分に失点を喫してハーフタイムへ。後半もボールを握りながらなかなかゴールに迫れない展開が続いたが、61分にFWロベルト・フィルミノのゴールで同点に成功。最後まで勝利を目指したチームは後半アディショナルタイム、CKのこぼれ球に反応したMFファビオ・カルヴァーリョが豪快なシュートを突き刺し、劇的な逆転勝利となった。
試合後の記者会見で、クロップ監督はチームが正しい結果を得られたと強調。一方で、改善すべき点があることも認めており、次節の“マージーサイド・ダービー”に向けて準備を進めたいと語った。

「試合中、我々はもっとフットボールをすべきだったと思う。ニューカッスルの我々へのプレッシャーは本当に優れていた。だが、最後の20分から25分の彼らは、少し強度の維持に苦しみ始めていただろう。我々にとってそれは、本当に大きかったと思う」

「我々は同点に追いついたあともあまり良いプレーができず、難しい試合になった。試合が止まることも多く、あれでは勢いが出せないだろう。勢いをつけるチャンスがなかった。ただ、98分の最後のCKは本当に嬉しかったね。モー(モハメド・サラー)とファビオが決めたあのゴールは本当に素晴らしく、完璧な瞬間だった。あのゴールは試合中に起こったすべてに対する完璧な反応だっただろう」

「多くの場面でフラストレーションのたまる夜から、これまでで最高の夜の一つになったことは大きな収穫だ。フットボールとは、そういうものだね。これから2回寝たら、エバートンとの対戦になる。この2日間を本当にうまく使う必要があるだろう」

「ここ2試合で勝ち点6。スコアラインも適正であり、すべてポジティブだ。だが、今夜の試合を経て我々はもっと成長しなければならない。次の試合も、エバートンがすべての門を開けて、『さぁどうぞ』とは言ってくれないだろう。厳しい戦いになるのは理解しており、そのための準備をしなければならない。」

また、クロップ監督は2戦連続ゴールとなったカルヴァーリョにも言及。すでにチームにフィットしている若手の姿を喜んだ。

「ここ2試合で2得点。そして昨日は彼の誕生日だった。今週は良い週になっただろうね。彼は素晴らしい選手であり、素晴らしい才能を持ち、すでに多くの面で成熟している。だから、私は彼のことを本当に嬉しく思うよ。ハーヴェイ(・エリオット)はピッチ上で最高の選手だったが、ファビオは試合を決めてしまった。それは、少年たちの才能をよく表していると思うね」

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