小川諒也、ギマランイス加入後初アシストは青赤ユニの相手から 試合には勝利もECL敗退

2022.08.11 21:47 Thu
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今夏にFC東京からポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスへ期限付き移籍した日本代表DF小川諒也が、加入後初アシストを記録した。ギマランイスは10日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)予選3回戦の2ndレグ、クロアチアのハイデュク・スプリトとホームで対戦した。小川は左サイドバックとして81分まで出場。左足でのクロスから加入後初アシストを記録している。

立ち上がり5分、左サイドの敵陣中央タッチライン際で縦パスを受けた小川は、ルックアップ後にすぐさまハーフバウンドの速いクロスを供給すると、アンデルソン・シウバはワントラップ後にペナルティアーク内から左足を一閃。強烈なシュートはGKの手を弾いて左隅に吸い込まれた。
1stレグを1-3で落としているギマランイスにとっては早い時間での1点が欲しかったこともあり、シンプルにセンターフォワードを使った小川の判断は功を奏した。

ただ、その後は互いにチャンスを作りながらも次のゴールが奪えないままタイムアップ。合計スコア2-3で、ポルトガルの雄は姿を消すこととなった。
大会からは去ることになったが、ホームのサポーターは試合後の選手たちを大きな拍手と声援で迎えた。チームにとっても小川にとっても、リーグ戦での奮起が期待される。

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スポルティングに指揮官引き抜かれたヴィトーリア、ビラス=ボアス元副官を後任指揮官に招へい

ヴィトーリア・ギマランイスは27日、ダニエル・ソウザ氏(40)の新監督就任を発表した。契約期間は2026年6月30日までの1年半となる。 今シーズンのプリメイラ・リーガでは6位も、カンファレンスリーグでは4勝2分けの無敗でリーグフェーズを終え、チェルシーに次ぐ2位で決勝トーナメント進出を決めているヴィトーリア。 しかし、クラブではルイ・ボルジェス監督(43)がスポルティングCPに引き抜かれ、すぐさま後任指揮官の招へいが必要だった。 その後任に指名されたのは、現在ポルトの会長職に就いているアンドレ・ビラス=ボアス氏の監督時代に副官を務めていたソウザ氏。 マッチアナリスト出身のソウザ氏は長らくビラス=ボアス氏のコーチングチームで働き、上海海港とマルセイユではアシスタントマネージャーも務めた。その後、ジル・ヴィセンテで独り立ちすると、以降はアロウカ、ブラガの2クラブで指揮官を務めていた。 2024.12.27 22:02 Fri

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