5日C・パレス戦でシーズン開幕! アルテタ監督「できる限り最高のスタートを」

アーセナルのミケル・アルテタ監督がプレミアリーグ開幕戦を先立って会見に出席した。クラブ公式サイトが伝えている。プレミアリーグではチャンピオンズリーグ出場権の獲得を目指すアーセナル。5日に敵地で行われるクリスタル・パレス戦から新シーズンがスタートする。
新シーズンを迎えるにあたり、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスらの獲得に成功。補強動向から期待感も高まるなか、アルテタ監督が野望を語った。

「周囲が盛り上がるのは素晴らしい。ただ、プレミアリーグ全体が大きな興奮に包まれている。多くのクラブがビジネスに転じてますます強くなっているから。この大会は本当に大きく、そこで自分たちにできること、やりたいことに集中して、テーブルのトップに食い込んでいきたい」

開幕戦に目を向けると、昨季はブレントフォード相手に黒星発進。今季こそ良いスタートを切りたいところで、昨季との違いとともに自信をのぞかせた。「(昨季とは)まあ、違うね。明らかに、あの試合の前に起こったことはすべてがかなり奇妙で独特なものだった。準備も、プレシーズンも、状況が違ったんだ。新シーズンが始まるのが非常に楽しみだし、できる限り最高の形でスタートが切れるよう集中して準備をしてきたよ」

C・パレスとは昨季、2度の対戦で1分け1敗。今年4月の対戦では0-3の完敗を喫した相手で、侮れないなか、スペイン人指揮官も警戒心を示している。

「昨季、彼らはいかにタフで倒すのが難しいか、そしてホームでいかに安定しているかを示した。特に、ビッグチームに対して素晴らしい結果を出したね・我々との対戦でもそうだった。あの試合から多くの学ばせてもらったよ。特に、30分間は我々のレベルが自分たちの水準以下だった。結果的にその代償を支払うことになってしまったんだ」

開幕ゲームを迎えるにあたり、DF冨安健洋ら一部主力が負傷で出遅れを強いられているが、「4人中3人が今日の午後に練習を行う予定」と述べている。

「すべてがうまくいけば、セレクションやメンバーとして参加できるだろう。プレシーズンの間、彼らは多くの時間を失った。我々にとって本当に重要な選手たちだし、回復に向かってくれればと思う」

そして、内容&結果ともに充実したプレシーズンを経てのシーズン開幕に改めて気を引き締め、白星発進を期した。

「プレシーズンをうまく進められ、良い結果も手にし、良い準備もできた。だが、明日の夜からはプレミアリーグクラブとの対戦というまったく異なる状況での戦いになるし、そこで我々に何を期待できるかがわかってくる。ただ、今季を成功させるエネルギーと野心があるのは事実。明日の夜はそれをピッチで示さないとね」