ミラン加入のオリジ、入団会見で意気込みを語る 「サンシーロでのプレーは名誉」

2022.07.08 16:19 Fri
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ミランに加入したベルギー代表FWディヴォク・オリジ(27)が入団会見に臨んだ。クラブ公式サイトが伝えている。
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リールの下部組織で育ったオリジは2013年に18歳でファーストチーム昇格を果たし、翌年7月にはリバプールと契約。2015-16シーズンから正式にリバプールの一員となり、ヴォルフスブルクへとレンタル移籍した期間を除き、計6シーズンで公式戦通算175試合で41得点18アシストの数字を収めた。リバプールではレギュラーとしての立ち位置確立こそ叶わなかったものの、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦など、ファンの記憶に色濃く残る重要なゴールが多かったオリジ。今夏にリバプールとの契約が満了を迎え、フリー移籍でミランの一員となった。入団会見ではかねてよりミランに好印象を抱いていたことを明かしている。
「去年CLでミランと対戦した時、サン・シーロの雰囲気が素晴らしかったんだ。ミランがゴールを決めた時の歓声を覚えているよ。ピッチ上でクラブの歴史と文化を感じることができる魔法のスタジアムだ。ここでプレーできることは大きな名誉であり、喜びだね」

「シーズン終了後にミランと多くの話をした。彼らは明確なビジョンを僕に共有してくれて、このクラブが歩んできた勝者としての歴史を継承するために、僕も自分の役割を果たしたいと思ったよ」
CL優勝7回を誇るミランに敬意を示したオリジ。また、過去のミランで参考にするストライカーはいるかと問われると、「選ぶのはかなり難しいよ。例えば、マルコ・ファン・バステンやアンドリュー・シェフチェンコがすぐに思い浮かぶ。だけど、自分自身を誰かと比較するのは好きじゃないんだ。目標は日々成長し続けることだね」と述べた。

「僕は常に周囲に対して影響力を持ち、トレーニングと試合で一貫性を保ちたい。ファンに喜びを与えるためにはとても重要なことだよ。今はキャリアの中で最高のコンディションだと思っているんだ。肉体的にも、精神的にも、この冒険のために必要な準備はすでに整っているよ」

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