「同じようなことが起きた場合、無観客試合、勝ち点剥奪も」罰金2000万円の可能性…浦和の違反行為を受け、野々村チェアマンが言及

2022.07.05 21:05 Tue
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Getty Images
Jリーグは5日、クラブの代表者が出席する臨時実行委員会を開催。その後に、メディアブリーフィングが行われた。

今回の臨時実行委員会では、す声出し応援の段階的導入の方針、そして、違反事例に対する再発防止の再確認等を全クラブで共有したとのことだ。

違反行為としては、2日に行われた明治安田生命J1リーグ第19節のガンバ大阪vs浦和レッズの一戦で、浦和のサポーターがチャントやブーイングなどの声出しを実施。この件に関して、5日にクラブが謝罪声明を発表していた。

これまでも幾度となくガイドラインに違反し、声出しを行ってきた浦和サポーター。Jリーグは、ガイドライン違反の声出しが続いていることについて、裁定委員会から浦和に最大2000万円の罰金処分が行われる可能性が浮上しているとし、さらに違反が続けば無観客試合や勝ち点剥奪など、厳重な処分に発展していく可能性もあるとした。

今回の実行委員会はJ1、J2、J3のカテゴリに分かれて行われたとのことで、J1のクラブの実行委員からは浦和の件で意見が出たとのこと。野々村芳和チェアマンは「具体的な防止策がない中では不安がある。クラブがしっかりとルール違反を犯した人たちに対してしっかりとしたスタンスを見せるべきではないか」という意見が出たとし、浦和の立花洋一代表が謝罪したことを報告した。

また、浦和が今回ついに声明を出したことについて「リーグも浦和に対してステートメントを出すとか、再発防止策を取ってくださいと現場間では言ってきていましたが、今までは出てきたことがなかったです。今日浦和からもクラブのインフォメーションとして、クラブのスタンスと再初防止策が出た。58クラブが同じ方向で進むことで行きますよと再確認した」とコメント。浦和の声明もあり、改めて全クラブと共有したという。

さらに、今回の事実確認を浦和と実施したとし、「同じ方向で進んでいくことを宣言して、クラブとしての姿勢を見せたのであれば、我々も上にアクションを取れるようになった」と述べ、クラブに運営責任があるとして、処分を前提に裁定委員会に諮問を行う方針を明らかにしている。

今回のG大阪戦だけでなく、5月のホームでの鹿島アントラーズ戦など複数あることを挙げ、野々村チェアマンは最大で2000万円の罰金になる可能性を明かし、「同じようなことが起きた場合、無観客試合、勝ち点剥奪も含めた上で、第三者となる裁定委員会に諮問した上でペナルティを課すことがあるとお伝えした」と、厳しい処分も辞さないことを浦和に伝えているとした。

一方で、クラブの社長をやっていたこともあり、クラブの考え、そしてファン・サポーターが思うところに理解を示している野々村チェアマン。Jリーグが段階的に声出し応援を緩和している中で、一部のファン・サポーターは欧米と比較してマスク着用の是非など、全面解禁を求める声が大きい。

しかし、気持ちは理解するとした上で、あくまでも政府の方針に則ってやらなければいけないとし、現在進めている方向で問題が起きないことを確認することが大事だとし、しっかりと進めて理解を得ていくために動いているとした。

「一部のサポーターの中にはやはり日本のコロナ政策と欧米のスポーツシーンの状況に違和感を感じている人たちが、ああしたい、ああいう状況を取り戻したいという思いの(声出しという)表現もあるというのは、僕の想像の中では感じているところです」

「ただ、改めてですが、Jリーグでは基本的対処方針に則った中で少しでも緩和される方向を探していきます」

「基本的対処方針を大幅に変えて頂くような働きかけはリーグとして、僕が責任を持ってやっていくという棲み分けはお伝えしたいです。僕1人でできるわけではないですが、いくつかのエビデンスをもとにサッカー界、スポーツ界、違う業界の人たちも含めて、どうやったら前に進めるかを含めて別の方向でやっていくことはお伝えしておきます」

日常生活でも緩和の動きが進む中で、日々の感染者は急増中。対策をすれば感染者が減り、緩めば増えるということを2年以上繰り返している状況だ。「急がば回れ」という言葉があるように、欲望に負けず、しっかりと一歩ずつ進んで行くことの方が早く問題は解決するのではないだろうか。

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