ニューカッスルがイングランド代表GKポープの獲得を発表

2022.06.24 06:10 Fri
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ニューカッスルは23日、バーンリーからイングランド代表GKニック・ポープ(30)を完全移籍で獲得した。契約期間は2026年6月30日までとなる。

ニューカッスル加入の決まったポープは、公式サイトで以下のようにコメントしている。

「ここに来たからには、来季のプレーが待ちきれないよ。この契約は実現するまでに2週間ほどかかったが、本当にすぐに決まった。ここに来られたことを嬉しく思っているし、ここでのプレーがとても楽しみだよ」
驚異的な反射神経を生かしたシュートストップを武器とするポープは、2016年夏にリーグ1(イングランド3部相当)のチャールトン・アスレティックからバーンリー入り。

2017-18シーズンに正守護神の座を掴むと、2021-22シーズンも正GKを務めたが、チームは7季ぶりにチャンピオンシップに降格が決定。しかし、ポープは今年11月に迫るカタール・ワールドカップの代表メンバー入りに向けてプレミアリーグ残留を希望していた。

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元リバプールのカリウスがシャルケ入りへ 半年の無所属生活に終止符

元ドイツ代表GKロリス・カリウス(31)の新天地がようやく決まったようだ。 かつてはリバプールでもプレーしたカリウス。2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝では先発に抜擢されたが、自身のミスによる2失点がチームの優勝を遠ざける結果となり、リバプールではそこからぴたりと出番がなくなった。 そうしてベシクタシュやウニオン・ベルリンを渡り歩き、2022年9月からニューカッスルへ。だが、ニューカッスルでの2年で巡った出場機会は公式戦を通じて2試合にとどまり、昨季の契約満了をもって退団した。 そこからフリーが続くが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、2.ブンデスリーガを戦うシャルケ入りの様相に。ドイツ『スカイ』によると、10日にもメディカルチェックを済ませ、今季終了までの契約になるという。 シャルケの今季GK陣は新加入のGKロン・トーベン・ホフマンとGKジャスティン・ヘケレンは軸。だが、背番号「1」を割り当てられ、期待値が高かったホフマンはポジション争いに敗れ、ブラウンシュヴァイク復帰を希望しているとされる。 2025.01.10 11:40 Fri
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6戦8ゴールのニューカッスルFWイサクが初のプレミア月間MVP! 最優秀監督は大躍進フォレスト指揮官が今季2度目の受賞

プレミアリーグは10日、2024年12月の月間最優秀選手および月間最優秀監督を発表。ニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクと、ノッティンガム・フォレストのヌーノ・エスピリト・サント監督が受賞した。 イサクはこの期間に行われたリーグ戦6試合で8ゴール2アシストを記録。出場したすべての試合でゴールネットを揺らし、第14節リバプール戦のドローや、第19節マンチェスター・ユナイテッド戦の勝利などに大きく貢献。第17節のイプスウィッチ・タウン戦ではハットトリックを達成した。 25歳FWはこれが初の月間MVP。スウェーデン人ではMFフレドリック・ユングベリ(2002年4月/アーセナル)、FWヨハン・エルマンデル(2010年11月/ボルトン)、FWズラタン・イブラヒモビッチ(2016年12月/マンチェスター・ユナイテッド)に次ぐ4人目の受賞となった。 ヌーノ監督率いるフォレストは12月の6試合で5勝1敗。第15節のユナイテッド戦から5連勝し、第17節以降はブレントフォード、トッテナム、エバートン相手に3試合連続の完封勝利で2024年を締めくくった。 一時は2位まで順位を上げており、フォレストにとっては1994年以来初の出来事。10月にも受賞していたポルトガル人指揮官はこれで通算6度目の受賞となり、サー・ボビー・ロブソン氏やサム・アラダイス氏に肩を並べた。 2025.01.10 22:10 Fri
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ニューカッスルで構想外のヘイデンがポーツマスへレンタル移籍

ニューカッスルは10日、ジャマイカ代表MFイサーク・ヘイデン(29)が今シーズン終了までチャンピオンシップ(イングランド2部)のポーツマスへレンタル移籍することを発表した。 アーセナルの下部組織出身であるヘイデンは、2016年にニューカッスルに加入。当時チャンピオンシップで戦っていたチームにおいて主力としてプレーし優勝に貢献。舞台をプレミアリーグに移しても、豊富な運動量と対人守備を武器にボランチに君臨し、公式戦171試合に出場。 しかし、2021年にクラブがサウジアラビアの政府系ファンド『パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)』に買収されると、積極補強の影響により出場機会が激減。近年はノリッジやスタンダール・リエージュ、QPRへレンタル移籍を繰り返しており、復帰した今季もここまで出場季かはなかった。 2025.01.11 11:20 Sat
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W杯初出場へ新世代も台頭するウズベキスタン…昨季CL出場の20歳DFクサノフが市場価値大幅アップで欧州名門も関心

リーグ・アンのRCランスに所属するウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・クサノフ(20)が、市場価値を大幅にアップさせた。 近年新世代が台頭、パリ五輪はU-23年代以上で史上初となるアジア以外の国際大会となったウズベキスタン。W杯初出場へ2026年大会アジア最終予選を戦う現A代表には、パリ五輪チームの主力選手が複数含まれる。 その1人が、表題のDFクサノフ。 昨年19歳でA代表デビューを果たし、すぐさまセンターバックで定位置を確保。並行してU-23活動にも参加し、パリ五輪はU-23スペイン代表戦を含む全3試合にいずれもフル出場した。 クラブキャリアにおけるプロデビューはベラルーシ1部。23-24シーズンに欧州5大リーグ初進出としてRCランスへ移籍金100万ユーロ(約1.5億円)で加入し、1年目は控えながらもチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)をそれぞれ2試合ずつ経験した。 そして、今季に入って定位置を確保。10月はリーグ・アンの月間最優秀若手選手に選ばれ、市場価値はウズベキスタン人選手歴代2位(※)の1200万ユーロ(約19.1億円)を記録する。 現時点では、ウズベキスタン人選手で最も市場価値が高いクサノフ。 母国紙『UZA』に「ウズベキスタンNo.1の若手にして、リーグ・アンでも有数の選手」と称えられる20歳は現在、トッテナムやパリ・サンジェルマン(PSG)、マルセイユ、ニューカッスルから関心を寄せられているとも伝えられる。 (※)1位はエルドル・ショムロドフ(ローマ)が2021年に記録した1400万ユーロ 2024.12.11 15:20 Wed

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