イングランド代表GKポープのニューカッスル移籍完了へ! 本日中にメディカル受診
2022.06.23 16:00 Thu
バーンリーでプレーするイングランド代表GKニック・ポープ(30)のニューカッスル・ユナイテッド移籍が23日のうちに完了するようだ。
2021-22シーズンもバーンリーの正GKを託され、この6月の代表活動にも参加したポープ。個人としては順風満帆だが、バーンリーは7季ぶりにチャンピオンシップでの出直しを強いられ、今年11月に迫るカタール・ワールドカップの代表メンバー入りに向けてプレミアリーグ残留を望むといわれる。
そこで移籍先に浮上しているのが昨年10月にサウジアラビアの政府系ファンドを中心とするコンソーシアムに買収され、頭抜けた資金力を手にしたニューカッスルだ。すでにスロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカという好ストッパーがいるものの、先日にバーンリーとの合意報道が飛び出した。
そして、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、ポープのニューカッスル入りが秒読み段階に。今日中にメディカルチェックを受けるという。
2021-22シーズンもバーンリーの正GKを託され、この6月の代表活動にも参加したポープ。個人としては順風満帆だが、バーンリーは7季ぶりにチャンピオンシップでの出直しを強いられ、今年11月に迫るカタール・ワールドカップの代表メンバー入りに向けてプレミアリーグ残留を望むといわれる。
そこで移籍先に浮上しているのが昨年10月にサウジアラビアの政府系ファンドを中心とするコンソーシアムに買収され、頭抜けた資金力を手にしたニューカッスルだ。すでにスロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカという好ストッパーがいるものの、先日にバーンリーとの合意報道が飛び出した。
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バーミンガムDF岩田智輝が「時速73マイル」の衝撃ゴラッソ! 指揮官も絶賛「数多くのトップゴールを生で見てきたが…」
バーミンガム・シティのDF岩田智輝が強豪相手に圧巻のシュートを決めている。 8日、バーミンガムはFAカップ4回戦でニューカッスルと対戦。惜しくも2-3で敗れた。 開始早々に先制するも、26分に逆転を許す展開。しかし40分、岩田が試合を振り出しに戻す貴重なゴールを決める。 左クロスが上がるとニューカッスルDFのクリアボールがボックス右手前へ。すかさず走り込んだ岩田が右足を振り抜き、強烈なダイレクトシュートがゴール右上に決まった。 終盤の失点で5回戦進出は逃したものの、EFLリーグ1(イングランド3部相当)のクラブがプレミアリーグの格上クラブ相手に大健闘。クリス・デイビス監督は試合後、「とても誇りに思っているし、選手たちにも大いに誇るべきだと言った」と述べ、岩田の同点ゴールにも言及した。地元メディアの『Birmingham Live』が伝えている。 「2点目のゴールは、どこから見たとしても素晴らしいゴールだ。数多くのトップゴールを生で見てきたが、あれは私にとって最高のゴールだ。信じられないシュートだった」 「時速73マイル(約117km/h)だったと誰かが言っていた。ボールが彼のもとにこぼれた時、シュートを打つと思ったはずだが、キーパーはノーチャンスだった。素晴らしいゴールだった」 夏の移籍市場でセルティックから加わり、ボランチの定位置を掴んでいる岩田。今シーズンはここまで公式戦26試合に出場しており、ゴール数は「7」に伸ばしている。 <span class="paragraph-title">【動画】指揮官も絶賛した岩田智輝のゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="qkzwjnVfzpk";var video_start = 97;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.09 10:41 Sun4
スペイン2強も関心のマラガ逸材FWがニューカッスル移籍へ
マラガの逸材FWが今シーズン終了後のニューカッスル移籍を決断したようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 現在、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に所属するマラガで注目を集めている逸材が、U-19スペイン代表FWアントニオ・コルデロ(18)。 2023-24シーズンはマラガBを主戦場としたが、2024年6月に行われたプリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)の昇格プレーオフ決勝ではジムナスティック・タラゴナ相手に劇的なファーストチーム初ゴールを挙げ、クラブをセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)昇格に導く活躍を見せた。 そして、ユースチーム登録ながらも、ファーストチームに定着した今季はここまでリーグ戦29試合5ゴール6アシストの数字を記録し、印象的な活躍を見せている。 スピードとドリブルテクニックに加え、パスセンスやプレースキックの精度にも優れる178cmの右利きのウイングは、バルセロナ、レアル・マドリーという国内の2強からの関心を集めていたが、新天地はニューカッスルになる模様だ。 報道によれば、今シーズン限りでマラガとの契約が終了する18歳は大物代理人ピニ・ザハビ氏とのパイプによってバルセロナ行きが有力視されていたが、ここに来て状況に変化があり、過去に多くのスペイン人選手を獲得してきたマグパイズ行きが最有力となっているという。 2025.03.18 19:15 Tue5