ルヴァン杯、プレーオフステージ進出の条件は? 全8チームが一気に決まる可能性も

2022.04.23 12:40 Sat
©超ワールドサッカー
YBCルヴァンカップのグループステージ第5節が23日に開催される。
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今節の結果次第で、プレーオフステージに進出するクラブが各グループで決定することになる。各グループの上位2クラブがプレーオフステージに進むことになるが、今回は各グループの勝ち上がり条件を整理する。
◆グループA
【順位表】
1:セレッソ大阪 9pt/+5
2:鹿島アントラーズ 7pt/+4
3:ガンバ大阪 4pt/-2
4:大分トリニータ 2pt/-7

【第5節】
セレッソ大阪 vs ガンバ大阪
鹿島アントラーズ vs 大分トリニータ
突破が決まる可能性があるのはC大阪と鹿島の2チーム。C大阪は引き分け以上で2位以内が確定。また、敗れた場合も鹿島vs大分が引き分け以下に終わった場合はプレーオフステージ進出が決まる。

一方で鹿島は勝利した場合にもC大阪が引き分け以上の結果を残さなければ突破は決まらず。また、引き分けた場合にC大阪が勝利すれば2位以内が確定する。

◆グループB
【順位表】
1:サンフレッチェ広島 9pt/+5
2:清水エスパルス 5pt/-2
3:名古屋グランパス 4pt/-1
3:徳島ヴォルティス 4pt/-2

【第5節】
清水エスパルス vs 名古屋グランパス
サンフレッチェ広島 vs 徳島ヴォルティス

突破の可能性があるのは広島と清水の2チーム。広島は引き分け以上の結果を残すか、負けた場合でも清水が敗れれば突破が決まる。

一方、清水は勝利した上で広島が勝利した場合は2位以内が確定することとなる。

◆グループC
【順位表】
1:北海道コンサドーレ札幌 7pt/+3
1:京都サンガF.C. 7pt/-1
3:柏レイソル 5pt/+1
4:サガン鳥栖 2pt/-3

【第5節】
北海道コンサドーレ札幌 vs 柏レイソル
サガン鳥栖 vs 京都サンガF.C.

突破の可能性があるのは札幌と京都の2チーム。札幌は勝利すれば無条件で突破、引き分けた場合も鳥栖vs京都が引き分けに終わった場合は突破が決定する。敗れた場合は決まらない。

また京都は勝利が絶対条件。その上で、札幌が柏に引き分け以上の結果を残せば、プレーオフステージ進出が決まる。

◆グループD
【順位表】
1:湘南ベルマーレ 9pt/+3
2:アビスパ福岡 6pt/-1
3:FC東京 4pt/-1
3:ジュビロ磐田 4pt/-1

【第5節】
アビスパ福岡 vs 湘南ベルマーレ
ジュビロ磐田 vs FC東京

突破の可能性があるのは湘南と福岡の2チーム。湘南は勝利すれば無条件での突破が決定。引き分け以下の結果に終わった場合も、磐田が引き分け以下に終われば突破が決まる。

また福岡は湘南に勝利することが絶対条件。その上で、磐田vsFC東京が引き分けに終わった場合のみ、プレーオフステージ進出が決まる。

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【明治安田J1第11節まとめ】京都が史上初のJ1首位、柏が2位に浮上、首位福岡は清水に完敗

19日、20日にかけて明治安田J1リーグ第11節の10試合が各地で行われた。 <h3>【清水vs福岡】松崎快が3ゴールに絡み首位撃破</h3> 10位の清水エスパルス(勝ち点15)が首位のアビスパ福岡(勝ち点19)をホームに迎えた試合。在帝的に京都サンガF.C.に首位の座を明け渡している福岡は4連勝を目指した中、開始3分に清水の松崎快がいきなり先制ゴールを奪う。 しかし、福岡は9分に見木友哉が同点ゴール。首位を争う姿をしっかり見せたかと思われたが、清水は前半アディショナルタイムにマテウス・ブエノ、松崎が連続ゴール。後半はゴールが生まれず、3-1で清水が勝利し、福岡は8試合ぶりの黒星で首位陥落となった。 <h3>【湘南vs柏】柏が1点を守り2位に浮上</h3> 12位につける湘南ベルマーレ(勝ち点14)と5位の柏レイソル(勝ち点17)の一戦となった。 今シーズンは昨シーズンの残留争いが嘘かのように上位で争っている柏。湘南もこのところは失速しているが開幕3連勝を果たすなど、良い戦いを見せている。 試合は前半は互いに攻めるもこう着状態となりゴールレス。そのまま行くかと思われたが、48分に細谷真大が左サイドをドリブルで仕掛けると、グラウンダーのクロスをニアサイドで垣田裕暉がGKの前でダイレクトで蹴り込み、0-1で柏が勝利を収めた。 <h3>【横浜FCvsG大阪】またしても対戦は決着つかず</h3> 15位の横浜FC(勝ち点11)と13位のガンバ大阪(勝ち点13)の対戦。過去2試合はどちらもドローとなっている中で、この試合もこう着状態となっていく。 すると7分にCKの流れから、最後はンドカ・ボニフェイスが決めて横浜FCが先制。しかし、G大阪は15分に反撃。GK一森純のフィードをトラップした山下諒也が古巣相手にロングループシュートを決めた。 後半は横浜FCが押し込む展開となり、古巣対戦となった山田康太がネットを揺らしたがハンドでノーゴールに。G大阪も反撃したが、1-1のドロー。3試合連続のドローとなった。 <h3>【C大阪vsFC東京】調子が上がらない両者は痛み分け…</h3> 14位のセレッソ大阪(勝ち点12)と17位のFC東京(勝ち点9)の対戦。両チームともに新監督で迎えているシーズンだが、どちらも思うような結果が出ていない。 すると試合は6分、ボックス手前からのクロスをボックス内右でルーカス・フェルナンデスがヘッドで折り返すと、ラファエル・ハットンがヘディングで飛び込みC大阪先制する。 幸先良く先制したC大阪だったが、FC東京は19分に佐藤恵允がPKをしっかりと決めて同点に。その後は互いにゴールを奪えず、1-1のドローに終わった。 その他、唯一の19日開催となったアルビレックス新潟vs京都サンガF.C.は1-2で京都が勝利。先制を許すも、エースのラファエル・エリアス、奥川雅也ががゴールを奪い、1-2で勝利してクラブ史上初となるJ1首位に立つこととなった。 <h3>◆明治安田J1リーグ第11節</h3> ▽4/19(土) アルビレックス新潟 1-2 京都サンガF.C. 【新潟】 矢村健(前19) 【京都】 ラファエル・エリアス(後28) 奥川雅也(後41) ▽4/20(日) 横浜FC 1-1 ガンバ大阪 【横浜FC】 ンドカ・ボニフェイス(前7) 【C大阪】 山下諒也(前15) 清水エスパルス 3-1 アビスパ福岡 【清水】 松崎快(前3、前45+5) マテウス・ブエノ(前45+2) 【福岡】 見木友哉(前9) 名古屋グランパス 2-1 サンフレッチェ広島 【名古屋】 マテウス・カストロ(前40、後3) 【広島】 菅大輝(後37) ヴィッセル神戸 1-0 FC町田ゼルビア 【神戸】 オウンゴール(後17) ファジアーノ岡山 1-2 鹿島アントラーズ 【岡山】 佐藤龍之介(前44) 【鹿島】 チャヴリッチ(後5) ターレス・ブレーネル(後28) 川崎フロンターレ 0-0 東京ヴェルディ 湘南ベルマーレ 0-1 柏レイソル 【柏】 垣田裕暉(後3) セレッソ大阪 1-1 FC東京 【C大阪】 ラファエル・ハットン(前6) 【FC東京】 佐藤恵允(前19) 浦和レッズ 3-1 横浜F・マリノス 【浦和】 マテウス・サヴィオ(前45+8) 渡邊凌磨(後1) ダニーロ・ボザ(後43) 【横浜FM】 山根陸(後14) <span class="paragraph-title">【動画】垣田裕暉のゴールで柏が2位に浮上</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1913855842669023354?ref_src=twsrc%5Etfw">April 20, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.20 22:40 Sun

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