破壊された元本拠地や犠牲者に悲痛な面持ちのウクライナ代表MFヤルモレンコ「これは紛れもない大量虐殺」「止めてくれ」

2022.04.12 21:52 Tue
Getty Images
ウェストハムウクライナ代表MFアンドリー・ヤルモレンコが母国メディアに対して語った悲痛な想いを、イギリス『サン』が伝えている。2月24日に開始されたロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻は、いまだ沈静化する気配を見せない。ウクライナ・プレミアリーグは現在無期限の中断となっており、所属クラブも砲撃による甚大な被害を受けている。

ウクライナ・プレミアリーグに所属するデスナ・チェルニーヒウは、被害を受けた本拠地、ユーリイ・ガガーリン・スタジアムの様子を3月11日に公開。スタンドは瓦礫の山となり、ピッチにはクレーターのような穴が空いている。
ヤルモレンコにとってデスナはトップチームのキャリアをスタートさせたクラブだ。ウクライナのテレビに対してヤルモレンコは「ロシアのすべての人々が悪いと言っているわけではない」としながらも、沈痛な想いを述べている。

「これは紛れもない大量虐殺であり、彼らはウクライナの人々を亡き者にしているだけだ」
「どうして民間人、子供、女性を狙うことができる?ただのホラーだ。言葉が見つからない」

「ロシアの人々がコンサートを開催しているのをみたことがある。その人たちにとってこれは普通のことか?もちろんロシアの全員が悪いと言っているわけじゃない。何が起こっていてどう反応するかもわかる。けど、実際に人が死んでいるんだ」

また、ヤルモレンコは12日、自身のインスタグラムでAP通信のジャーナリストがとらえたマリウポリの被害状況を公開。「止めてくれ」と一言だけ添えられた動画には、建物が戦車による砲撃を受ける瞬間や犠牲となった子供たちの様子などが映されており、センセーショナルな映像が戦争の悲惨さを伝えている。

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