ライプツィヒvsアタランタは白熱ドロー! 10人ハマーズもリヨン相手に気迫のドロー《EL》

2022.04.08 06:19 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の1stレグ、RBライプツィヒvsアタランタが7日にRBアレーナで行われ、1-1のドローに終わった。
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前ラウンドをスパルタク・モスクワの大会追放によって不戦勝で勝ち上がったライプツィヒと、強豪レバークーゼンに競り勝ったアタランタによる、今ラウンド屈指の好カード。[3-5-2]のミラーゲームの形が想定された中、アタランタは[4-5-1]の形でスタート。立ち上がりから普段通りの強度の高いマンツーマン守備でホームチームに自由を与えず、優勢に試合を運ぶ。そして、17分には左サイド深くでボールを受けたムリエルが鋭いカットインでボックス内に侵入し、右足のシュートをゴール右上隅の完璧なコースに突き刺した。
先制以降もムリエルを起点に良い潰しからのカウンターでチャンスを作るアウェイチーム。対してなかなか攻め手を見いだせないホームチームは、幾度か相手のマンマークを剥がして局面を進めてゴールに迫るが、アンドレ・シウバのシュートが左ポストを叩くなど決め切ることはできなかった。

アウェイチームの1点リードで折り返した後半はライプツィヒが攻勢を強める中、56分にはエンクンクのボックス内での仕掛けからPKを獲得。だが、キッカーのアンドレ・シウバのシュートはGKムッソの見事なワンハンドセーブに阻まれる。だが、直後の58分にはスローインの流れからアンヘリーニョが入れた正確なクロスを、攻め残っていたオルバンがDFザッパコスタと競ると、相手のオウンゴールを誘発した。
1-1のイーブンに戻った試合はここから交代で入った選手たちが攻撃を活性化させ、よりオープンな展開となる。同点直後はボガ、サパタの2選手を起点にアタランタが攻勢を強めるが、ライプツィヒもフォルスベリやショボスライが良い形で決定機に関与。その中でショボスライがクロスバー直撃のヘディングシュート、後半アディショナルタイムにセットプレーからムキエレとホームチームがより決定的な場面を作り出したが、試合は1-1のままタイムアップを迎えた。

また、同日行われたウェストハムvsリヨンは、1-1のドローに終わった。

大会最多王者セビージャを破ったプレミアリーグで躍進続くウェストハム、難敵ポルトを退けたフランス屈指の名門リヨンによる注目の一戦。

試合はアウェイのリヨンがボールを握り、ウェストハムがカウンターで応戦する拮抗した展開に。序盤以降はホームチームがよりゴールに迫ったが、前半終了間際のアディショナルタイムには背後へ抜け出したデンベレをクレスウェルが後方から倒してしまい、決定機阻止での一発退場となった。

しかし、後半も数的不利を感じさせない戦いぶりを見せたウェストハムは52分、ボックス内でのDFボアテングのクリアミスに抜け目なく反応したボーエンが右足のシュートを流し込み、10人のホームチームが先制に成功した。

以降は数的優位のリヨンが相手陣内でハーフコートゲームを展開する中、66分にはトッテナムから古巣にレンタル中のエンドンベレが味方のグラウンダークロスのこぼれ球をゴール前で冷静に蹴り込み、同点ゴールとした。

ここから一気にリヨンが試合を引っくり返すかに思われたが、モイーズ仕込みの身体を張った守備を最後まで継続したウェストハムが2点目を許さず。試合は1-1のドローで初戦を終えることになった。

なお、ブラガとレンジャーズによるアウトサイダー同士の一戦は、前半終盤にアベル・ルイスのゴールで先制したブラガが1-0で先勝している。

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