「まん防」解除で観客動員の制限撤廃へ、声出し応援の緩和も今後検討も専門家「大きな声を出すことで、伝播しやすいことは事実」
2022.03.22 11:58 Tue
22日、第51回「新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われた。
その中で、これまでは観客の入場数が制限されていたものの、解除されることで無制限での集客が可能となり、コロナ禍になってから3年目を迎えて大きな変化が訪れることとなる。
さらに、濃厚接触者の特定についても日本政府としては行わない方針となっていき、こちらも大きな変化がある状況。しかし、クラブ内ではクラスターに近い形で感染者が増えているところもあり、完全に撤廃するという動きは難しいという。
ただ、考え方自体はこれまでと変えるつもりはないとのこと。専門家チームの座長を務める賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)は「相手のチームがあり、一般の事業者では濃厚接触者の特定はしなくて良いというのはありますが、プロ野球、Jリーグを含めて集団行動が多い。相手との試合もあると考えると、よりしっかりと事業を継続しなければいけない」とコメント。「他の会社の方以上に、共同生活、移動、食事など密になる条件がある。感染者が出ると試合が成立しなくなることもある。濃厚接触者を特定することは、これまで通りしっかりと管理した方が良いのではないかと思う」とし、危機管理、感染拡大に繋がることはしっかりと管理する必要があるとの見解を示した。
緩和が進む中で、一気に元通りにすることは不可能な状況。その場合は再び感染者が増えてしまう可能性もある。緩和となれば、当然応援スタイルについても議論が始まるということ。野々村チェアマンは「応援の緩和に関しても、今後先生方のアドバイスをいただいて考えていきたいと思います」と、緩和に向けて議論をしたいとした。
また「見通しについては全く立っていないというか、周りの判断がないと前に進まないわけです。どんな準備をしたり、どんなエビデンスがあれば元に戻るのかと言うのは、コロナ前、サッカーをうまく成立させるためには必要なので、必要なデータを蓄積していきたいということです」と、緩和に向けて情報収集をしているとのこと。「こんなエビデンスがあったら良いんじゃないかと言うことを先生方に勉強させていただいて、なるべく早くしたいと思います」と、具体的な時期はなかったが、その方向で徐々に進めたいという意向を示した。
声出し応援のリスクについて賀来先生は「これからではあるが、声を出す行為は、オミクロンを含めて口腔内で増えていくので、大きな声を出すことで、伝播しやすいことは事実」と、感染を広げる一員になることは間違いないとした。
ただ、「しっかりマスクをした時にどれぐらいのリスクがあるか。声をどう出すのか。全く無言は難しいので、大きな声を出しながら漏れる率を見たり、諸外国とは異なってくると思います」とし、様々なケースを試して最適解を見つける必要があるとした。
また「発声によってコロナの広がり方があるので、マスクをしてどれぐらい影響があるのか。エビデンスが少しずつ出てきているので、声がより出せるようになっていけばと思います」とし、慎重に緩和に向けて進めていくべきだとした。
現在はスタジアムに集まる人が増えている一方で、チケットの売れ行きは芳しくない状況だ。賀来先生は心理的な影響もあるとし、「感染症は人にうつっていくことなので、うつる、うつすという心理的な影響は非常に大きい」と、人々に与える影響は大きいとの見解を示し、「感染しても治療薬がすぐある、ワクチンがもう少し進んでうつり方が弱回ってくるとか、新型コロナウイルスの特徴を軽減できる感染対策、感染予防、重症化がならないというエビデンスは出て来ている。一般の方もそれを踏まえて参加したいと思わレルのではないか」と、治療できるという安心感が生まれるまでは、心理的に難しい状況は変わらないだろうとした。
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Jリーグは村井満チェアマンが退任し、野々村芳和チェアマンが就任して最初の会議となった。プロ野球は今週末に開幕を控えている中で行われた対策連絡会議では、22日から全国的に出されていたまん延防止等重点措置の解除を受けて、今後の緩和策について話し合われたという。さらに、濃厚接触者の特定についても日本政府としては行わない方針となっていき、こちらも大きな変化がある状況。しかし、クラブ内ではクラスターに近い形で感染者が増えているところもあり、完全に撤廃するという動きは難しいという。
野々村チェアマンは「クラブがどう対応していくか。一定の基準をリーグがガイドラインとして設けなければいけないですが、緩和されたとしても、アラートが出ているクラブはそれ以上の対応をすると思います」とコメント。「これまでの経験を生かしながら、リーグは多少ガイドラインを緩和して、前に進んでいきましょうという改訂になったかなと思っています」と、ガイドラインの改訂そのものは緩和の方向になるとした。
ただ、考え方自体はこれまでと変えるつもりはないとのこと。専門家チームの座長を務める賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)は「相手のチームがあり、一般の事業者では濃厚接触者の特定はしなくて良いというのはありますが、プロ野球、Jリーグを含めて集団行動が多い。相手との試合もあると考えると、よりしっかりと事業を継続しなければいけない」とコメント。「他の会社の方以上に、共同生活、移動、食事など密になる条件がある。感染者が出ると試合が成立しなくなることもある。濃厚接触者を特定することは、これまで通りしっかりと管理した方が良いのではないかと思う」とし、危機管理、感染拡大に繋がることはしっかりと管理する必要があるとの見解を示した。
緩和が進む中で、一気に元通りにすることは不可能な状況。その場合は再び感染者が増えてしまう可能性もある。緩和となれば、当然応援スタイルについても議論が始まるということ。野々村チェアマンは「応援の緩和に関しても、今後先生方のアドバイスをいただいて考えていきたいと思います」と、緩和に向けて議論をしたいとした。
また「見通しについては全く立っていないというか、周りの判断がないと前に進まないわけです。どんな準備をしたり、どんなエビデンスがあれば元に戻るのかと言うのは、コロナ前、サッカーをうまく成立させるためには必要なので、必要なデータを蓄積していきたいということです」と、緩和に向けて情報収集をしているとのこと。「こんなエビデンスがあったら良いんじゃないかと言うことを先生方に勉強させていただいて、なるべく早くしたいと思います」と、具体的な時期はなかったが、その方向で徐々に進めたいという意向を示した。
声出し応援のリスクについて賀来先生は「これからではあるが、声を出す行為は、オミクロンを含めて口腔内で増えていくので、大きな声を出すことで、伝播しやすいことは事実」と、感染を広げる一員になることは間違いないとした。
ただ、「しっかりマスクをした時にどれぐらいのリスクがあるか。声をどう出すのか。全く無言は難しいので、大きな声を出しながら漏れる率を見たり、諸外国とは異なってくると思います」とし、様々なケースを試して最適解を見つける必要があるとした。
また「発声によってコロナの広がり方があるので、マスクをしてどれぐらい影響があるのか。エビデンスが少しずつ出てきているので、声がより出せるようになっていけばと思います」とし、慎重に緩和に向けて進めていくべきだとした。
現在はスタジアムに集まる人が増えている一方で、チケットの売れ行きは芳しくない状況だ。賀来先生は心理的な影響もあるとし、「感染症は人にうつっていくことなので、うつる、うつすという心理的な影響は非常に大きい」と、人々に与える影響は大きいとの見解を示し、「感染しても治療薬がすぐある、ワクチンがもう少し進んでうつり方が弱回ってくるとか、新型コロナウイルスの特徴を軽減できる感染対策、感染予防、重症化がならないというエビデンスは出て来ている。一般の方もそれを踏まえて参加したいと思わレルのではないか」と、治療できるという安心感が生まれるまでは、心理的に難しい状況は変わらないだろうとした。
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