横浜FMでデビュー戦となったFWンダウ・ターラ、貪欲さを忘れず「コンディションがどうであっても点が欲しかった」

2022.03.19 00:10 Sat
©超ワールドサッカー
横浜F・マリノスのFWンダウ・ターラが、J1デビューとなったサガン鳥栖戦を振り返った。

18日、明治安田生命J1リーグ第5節で横浜FMと鳥栖がニッパツ三ツ沢球技場で対戦した。

気温は5.8℃、激しい雨が降り頻る中での試合は、立ち上がりこそ両チームが特徴を出して戦おうとする。しかし、雨足が強まり、ピッチコンディションが悪化。互いにポゼッションとビルドアップができない状態となる。
ハーフタイムを挟むと、さらに雨は激しくなり、ピッチ上では水溜りが所々にできる状況。よりパスを繋げなくなった両者のスペクタクルさは失われ、背後を狙ったロングボール対決に。特徴をどちらも出せないまま、低調な試合はゴールレスドローに終わった。

この試合で初めて横浜FMの一員としてベンチ入りしたンダウ・ターラは、68分に途中出場。ついにデビューを果たした。
デビュー戦については「今日は途中からだったんですが、なかなか点が入らない中、自分が入ったら点を取って、流れを変えてやろうと思ってずっと準備していました」とコメント。強い意気込みを持って準備していたとした。

デビューできたことについては「全ては試合に出るための練習、練習試合なので、良いイメージをしながら練習からやりました」と、これまでの準備期間はこの日をイメージしていたとコメント。「今日はJリーグデビューでしたが、結果が欲しかったです」と、結果を残せなかったことを悔しがった。

自身のプレーについては「ファーストプレーは良かったと思っていますが、それ以上のプレーを見せなければいけなかったと思います。もっと自分の特徴を出せるように、途中からでも最初からでもチームのオーガナイズに合わせて出せればと思います」と、しっかりと自分のプレーをできるようにしたいと、前を向いた。

劣悪なピッチコンディションでも、背後を狙う特徴を持つンダウ・ターラにとっては問題なかったと言い、「ピッチに入る前からコーチや監督から裏を狙えと言われ、それは特徴の1つでもあるので、今日の天候も出しやすかったと思っています」と、力を出せる状況だったという。

難しいコンディションの中での試合。ケヴィン・マスカット監督も「こういうコンディションでやらせるのは苦いデビューになってしまった」と、起用について謝罪していたが「スタートラインに立てたので、コンディションがどうであっても点が欲しかったです。これからももっと試合に絡めるように頑張っていきたいと思います」と、今後の更なる活躍に意気込みを語った。

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