横浜FMを支えるミスター・ポリバレント、DF小池龍太がボランチで手応え「周りの選手を助けられたんじゃないかな」

横浜F・マリノスのDF小池龍太が、清水エスパルス戦を振り返った。6日、明治安田生命J1リーグ第3節の横浜FMvs清水が日産スタジアムで行われ、2-0で横浜FMが勝利した。連勝を目指す横浜FMと、昨年から公式戦無敗を継続している清水の試合だったが、前半に横浜FMが小池のゴールで先制すると、吉尾海夏が相手のフィードをブロックしたものがゴールに入り、リードを広げる。
後半に入っても横浜FMがペースを握る中、清水はスペースを狙って徐々に盛り返すことに。しかし、最後まで横浜FMが集中した戦いを見せ、連勝を収めた。

サイドバックが本職の小池だが、この試合はボランチで先発出場した。離脱者が多くいる中で、ボランチでの出場となった小池は「手応えとしては、自分自身チームが勝つこと、チームがいつも通りのサッカーをすること、周りの選手が少しでもやりやすい環境であることが自分で手応えを感じるところです」とコメント。「今日の試合ではそこが多く出て周りの選手を助けられたんじゃないかなと思います」と、上手く立ち回れたと手応えを語った。チームは多くのメンバーを入れても遜色ないサッカーを常に見せ続けている。成長については「前から自分たちがやること、やろうとしていることは変わらないですし、新加入選手やポジション関係なく、マリノスのサッカー、アタッキングフットボールを吸収しようというのが大きな違いだと思います」とコメント。「それを体現するのはなかなか時間がかかったりして難しいところはありますが、試合をやって勝ち続けて、負けた時に修正して、繰り返しの中で、自分たちらしいサッカーを体現できるようになってきていると思います」と、チームとして自信を持ってプレーできていること、それにアジャストできている状況が作れているとした。

この試合では先制ゴールを記録。左足でのコースを狙った見事なゴールで今シーズン初ゴールを記録した。「もう1つ手間をかけるか、自分がフィニッシュに行くかは悩みました。自分自身相手の配置や間隔があのゴールにつながりました」とコメント。「ボランチの選手が点を取るのはチームにとって大きいですし、新しいポジションで結果を残せたことは良かったと思います」と、結果を残せたことを素直に喜んだ。

ボランチで経験が生きているという感覚については「新しいポジションになってやってみて、マリノスのサッカーをプレーすることはポジションが関係ないというか、いなければいけない場所を認知しながら、やることは多いようで少ないというか、理解していれば迷うことはないです」とコメント。「チームがやらなければならないことは試合中に分析してプレーに変えられることは1つ成長ですし、やれることを増やすことが今後の成長になると思います」と、どのポジションにいてもしっかりとチームが機能するようにプレーすることが重要だとした。