「祖国を爆撃している国ではもう働けない」ウクライナ代表でシェフチェンコの相棒だったヴォロニンがロシアクラブを退団「銃を持っていたかも」
2022.03.03 12:37 Thu
ロシアのディナモ・モスクワは1日、アシスタントコーチを務めていたアンドレイ・ヴォロニン氏(42)の退任を発表した。
両者合意の下での契約解除という形でチームを去ったが、その背景にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が。その心情をドイツ『ビルト』のインタビューで明かしていた。
ヴォロニン氏は2020年10月からアシスタントコーチとなっていたが、今回の攻撃が始まったことでロシアからの脱出を図ったという。
「手術したばかりの父、義理の母、妻、そして子供達とここにいる。小さな子供達は、モスクワのドイツ語学校に通っていた。でも今は学校は関係ない」
「私はこの4日間、体調が悪い。本当に酷い。故郷の写真を見るとき、ニュースを見るとき。まるで映画のように、非現実的だ。でも、ホラー映画だ。ほとんど言葉にできない」
また、ロシアとウクライナの関係についても言及。「私と他の多くのウクライナ人はロシアに友達がいる。そして、彼らには我々と同様に友達や親戚がいる。ただ、彼らは我々を攻撃し、プーチンは私の国を攻撃する。すでに多くの人が亡くなっている」とコメント。友好関係が多い中でも攻撃をされたことに憤りを感じており、「祖国を爆撃している国ではもう働けない」とロシアで活動を続けることは無理だとした。
ドイツへと脱出したヴォロニン。家族も一緒に脱出し、一旦は安全になったが、自身がウクライナにいたら戦っていただろうとした。
「それでも私の考えと心はウクライナにある。私の故郷であるオデッサのハリコフ、キエフに友達がいる。5分ごとにメッセージが届く。耐え難い。助けたいだけだ。お金でね。どんなものでも...そして私がこれを言うべきかどうかはわからない。ただ、私が今ウクライナにいたら、私もおそらく手に銃を持っていただろう」
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ヴォロニン氏は、現役時代はボルシアMGやレバークーゼン、リバプールなどで活躍。ディナモ・モスクワで現役を引退していた。また、ウクライナ代表として活躍し、英雄でもあるアンドリー・シェフチェンコ氏の相棒としても知られたヴォロニン氏。代表では74試合で8ゴールを記録していた。ヴォロニン氏は2020年10月からアシスタントコーチとなっていたが、今回の攻撃が始まったことでロシアからの脱出を図ったという。
「完全に閉鎖される前、定期便でモスクワを出た。ただ、デュッセルドルフ空港に着陸することはできなかった。アムステルダム経由となった」
「手術したばかりの父、義理の母、妻、そして子供達とここにいる。小さな子供達は、モスクワのドイツ語学校に通っていた。でも今は学校は関係ない」
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また、ロシアとウクライナの関係についても言及。「私と他の多くのウクライナ人はロシアに友達がいる。そして、彼らには我々と同様に友達や親戚がいる。ただ、彼らは我々を攻撃し、プーチンは私の国を攻撃する。すでに多くの人が亡くなっている」とコメント。友好関係が多い中でも攻撃をされたことに憤りを感じており、「祖国を爆撃している国ではもう働けない」とロシアで活動を続けることは無理だとした。
ドイツへと脱出したヴォロニン。家族も一緒に脱出し、一旦は安全になったが、自身がウクライナにいたら戦っていただろうとした。
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