リバプールが壮絶PK戦の末にチェルシー撃破! 10年ぶり最多9度目の戴冠《EFLカップ》

2022.02.28 04:43 Mon
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EFLカップ(カラバオカップ)決勝、リバプールvsチェルシーが27日にウェンブリー・スタジアムで行われ、0-0で120分の戦いが終了。その後、PK戦を11-10で制したリバプールが2011–12シーズン以来、最多9度目の優勝を果たした。
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なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。準決勝でアーセナルを破り2015–16シーズン以来のファイナルへ駒を進めたリバプール。2011–12シーズン以来、最多9度目のタイトル獲得を目指すクロップ率いるチームは、直近の公式戦9連勝と最高の状態で聖地ウェンブリーに乗り込んだ。6-0で圧勝した直近のリーズ戦からは先発2人を変更。GKをアリソンからケレハーに入れ替えたほか、カーティス・ジョーンズに代えてキャプテンのヘンダーソンを復帰させた。なお、チアゴは当初スタメンに名を連ねたが、ウォームアップ中の負傷によってナビ・ケイタが急遽先発に入った。
一方、トッテナムとのダービーに完勝し、2018–19シーズン以来のファイナル進出となったチェルシー。2014–15シーズン以来、6度目の優勝を目指す欧州王者にして世界王者は、UAEから凱旋した直近のクリスタル・パレス戦、チャンピオンズリーグ(CL)のリール戦をしぶとく勝ち切り、王者としての面目を保った。

試合前日にはロシアのウクライナ侵攻を受け、20年近くクラブを経営してきたオーナーのロマン・アブラモビッチ氏からクラブ財団へ運営・管理の委譲がアナウンスされ、転換期を迎える中で今回の大一番に臨んだ。なお、リール戦からは先発2人を変更。負傷のクリステンセン、ツィエクに代えてチャロバー、マウントを起用した。
リーグカップのタイトルを懸けた運命のファイナルは、両チームがキックオフ直後から高いテンションでのプレーを見せる。開始6分にはボックス右に侵攻したアスピリクエタからの絶妙なワンタッチパスに反応したプリシッチにビッグチャンスも、ゴール至近距離で放ったシュートはGKケレハーのビッグセーブに遭う。

以降、しばらくは行ったり来たりのオープンな展開が続くが、20分を過ぎた辺りからリバプールが試合の主導権を掌握する。チェルシーを押し込んで行く中、30分にはビッグチャンスが訪れる。

左サイドのルイス・ディアスを起点にボックス内でマネがマイナスに落としたボールを、ナビ・ケイタが渾身のダイレクトシュート。だが、これはGKメンディが見事な反応ではじき出す。さらに、こぼれ球に詰めたマネの決定的なシュートもセネガル代表GKが驚異的なレスポンスでストップした。

守護神の圧巻の連続セーブでピンチを凌いだチェルシーは前半終盤にかけて盛り返す。39分にはプリシッチのミドルシュート、前半ラストプレーではハヴァーツのスルーパスに抜け出したマウントに絶好機が訪れるが、ここはシュートを枠の右に外してしまった。

互いにビッグチャンスを創出したものの、試合はゴールレスで後半に突入。前半同様に良い入りを見せたチェルシーは49分、右サイドから切り込んだプリシッチからの斜めのパスに完璧なタイミングで抜け出したマウントがボックス内でGKと一対一となるが、右足インサイドで放ったシュートは右ポストを叩いた。

後半開始早々の先制点を逃したチェルシーは直後にアクシデント発生。アスピリクエタが筋肉系のトラブルか、プレー続行不可能となり、57分に負傷明けのリース・ジェームズがピッチに送り込まれた。

一方、序盤の守勢を凌いだリバプールはここから攻勢を強める。64分にはGKメンディの不用意な縦パスを引っかけてショートカウンターを発動。ボックス左に抜け出したサラーがメンディの脇を抜くチップキックでゴールを狙うが、これはDFチアゴ・シウバの決死のゴールカバーに阻まれる。

さらに、67分にはボックス手前でサラーが得たFKの場面でアレクサンダー=アーノルドの浮き球のボールをボックス左に抜け出したマネが頭で折り返し、ファーに飛び込んだマティプが頭で押し込んでゴールネットを揺らす。しかし、先制点かに思われたこのプレーはオンフィールドレビューの結果、オフサイドポジションにいたファン・ダイクがマネの対応にあたろうとしていたリース・ジェームズを妨害したと判断され、ゴールは取り消しとなった。

VARに救われて失点を免れたチェルシーはプリシッチ、マウントを下げてルカク、ヴェルナーと2人のストライカーを同時投入。この交代直後にはルイス・ディアスの鋭い突破からボックス内への侵入を許してピンチを招くが、GKメンディが見事な飛び出しで阻止する。

一方、リバプールは80分にヘンダーソン、マネ、ナビ・ケイタを下げてエリオット、ジョタ、ミルナーと3枚替えを敢行。フレッシュな選手たちの投入で攻撃の活性化を図った。

後半終盤にかけては運動量の低下によって試合はオープンな展開に。その中でファン・ダイク、ルカクと互いに先制のチャンスが訪れたが、両GKのビッグセーブによってスコアは動かず。タイトルの行方は延長戦に委ねられることに。

延長に入ると、試合はチェルシーペースで進んでいく。これを受け、クロップ監督はマティプ、ディアスに代えてコナテ、オリジを投入し、攻守の立て直しを図る。

延長戦では互いに相手ゴールへ迫るシーンを作り出したが、チェルシーのゴールがオフサイドで取り消しとなるなど、最後まで均衡は破れず。PK戦を意識したトゥヘル監督は名手ジョルジーニョに加え、延長後半終了間際にはPKストッパーのケパを守護神メンディに代えて送り込んだ。

そのタイトルを懸けた運命のPK戦では両チームのフィールドプレーヤーが技術と強靭なメンタルを見せつけ、共に10人全員が成功する異例の事態に。そして、11人目のキッカーとなったケレハーとケパの両GKの間で明暗が分かれることに。先攻のケレハーが冷静に左上隅へ決めたのに対して、後攻のケパはシュートを大きく枠の上に外してしまい、壮絶なPK戦が決着を迎えた。

そして、チェルシーとの激闘を制したリバプールが、2011–12シーズン以来、最多9度目のEFLカップ制覇を成し遂げた。

なお、決勝で出番はなかったものの、今大会チーム最多の4ゴールを挙げた南野は、2019-20シーズンのプレミアリーグに続くリバプールでの2つ目のタイトルを手にしている。

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「彼の試合をよく観ていた」遠藤航がプレミア公式YouTubeに出演! 憧れの選手はリバプールの大先輩「MFとCBの両方をこなせた」

リバプールの日本代表MF遠藤航が若かりし頃に影響を受けた選手について語った。 2023年8月にシュツットガルトからリバプールへ移籍した遠藤。プレミアリーグ初挑戦ながら、加入初年度は公式戦44試合に出場。 そんな日本代表のキャプテンはプレミアリーグYouTubeチャンネルの『Uncut』に出演。チームメイトの能力について語るなか、自らの憧れの選手としてリバプールの先輩でもある元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノ氏の名前を挙げた。 「彼は6番(セントラルMF)としてだけでなく、ディフェンダーとしてもプレーしました」 「背は高くないけど、ミッドフィルダーとセンターバックの両方をこなせました。僕は子供の頃ディフェンダーでしたが、背の高いセンターバックではなかったので、彼の試合をよく観ていました」 「(リバプールでマスチェラーノと同じポジションでプレーしていることは)夢が叶ったようなものです。子どもの頃、プレミアリーグの試合をよく観ていて、プレミアリーグの選手になりたいといつも夢見ていました。想像もできなかったことだけど、とても嬉しいし、夢が叶いました」 また、プレミアリーグで日本人がプレーする意義についてもコメントした遠藤。次の世代に繋げる意味でも良いことだと主張した。 「日本のサッカーにとってとても良いことだと思います。子どもの時にみんな観ていたと思います」 「今はファンの多くが日本人選手に興味を持っていると思います。昨シーズンは僕がここに来ましたし、たくさんの選手がプレミアリーグに来ています。そしてみんな良いプレーをしています。日本のサッカーにとってとても良いことだと思います」 アルネ・スロット監督が新たに就任した今シーズンのリバプールは、現在プレミアリーグ首位。今季は熾烈なポジション争いでプレータイムを減らしている遠藤だが、ここ最近ではクローザー役として絶好調のチームを黒子として支えている。 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航がリバプールの選手について語る!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="3bw-qOXbcA4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.22 21:45 Fri
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イタリア復帰が報じられるキエーザ、インテルも獲得レースに参戦か

インテルがリバプールのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)の獲得レースに参戦するようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 今夏にユベントスから1200万ユーロの移籍金でリバプールに加入したキエーザだったが、コンディションが整わずここまで公式戦3試合の出場、プレミアリーグでは18分、チャンピオンズリーグ(CL)では1分の出番に留まっている。 現在は負傷もあって戦列を離れているキエーザに対し、リバプールは早くも見限り、ローマとミランが1月の移籍市場で獲得に乗り出すと報じられていた。 そんな中、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長がキエーザのレンタル移籍を強く求めていると『トゥットスポルト』は主張。セリエAとチャンピオンズリーグ制覇を視野に入れるネラッズーロがFWラウタロ・マルティネス、FWマルクス・テュラムに次ぐFWとしてキエーザを迎え入れたいようだ。 750万ユーロの高額な年俸に関してはリバプールが一部負担する見込みでインテルとしては悪くない取り引きになると言えそうだ。 2024.11.18 07:30 Mon
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【プレミアリーグ第12節プレビュー】新生ユナイテッド初陣に、不調のシティがスパーズ戦

インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィークが終了し、ここから年末年始の超過密日程に突入するなか、今節ではマンチェスターの両雄に大きな注目が集まるところだ。 13位のマンチェスター・ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制のラストマッチとなった前節のレスター・シティ戦に3-0で完勝し、公式戦3勝1分けの4戦無敗でルベン・アモリム新監督へバトンを渡す形となった。そして、新指揮官の初陣では、前節トッテナムを破って待望のリーグ初勝利を挙げた17位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームに臨む。 今シーズンのスポルティングCPでは開幕から公式戦17勝1分けと圧倒的な戦績を残したポルトガル人指揮官の手腕に注目集まる今回の一戦では、近年ユナイテッドが重用する[4-2-3-1]の継続か、自身が志向する[3-4-2-1]への変更か。システムや選手起用を中心に大きな期待感とともに、指揮官の一挙手一投足や新たなモチベーションを得たチームの躍動を見守りたいところだ。 その赤い悪魔の宿敵でプレミア4連覇中の王者マンチェスター・シティは、グアルディオラ体制初の公式戦4連敗という苦境のなか、次節にはリバプールとの大一番を控える状況で10位のトッテナムという難敵相手にバウンスバックの白星を目指す。 前節のブライトン戦は1点リードで折り返した後半に圧倒されると、らしくない連続失点でホームチームに逆転勝利を許して1-2の逆転負けとなった。多くの離脱者、勤続疲労に加え、少し自信を失っているように見える点も気がかりだ。ただ、今週に入ってグアルディオラ監督の2年の契約延長という朗報が舞い込み、度重なる財務違反に関するピッチ外の雑音は別として空気が変わった印象もあり、連敗のきっかけを作った因縁の相手を叩いて再浮上といきたい。 対するトッテナムはイプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。前々節のアストン・ビラ戦での会心の逆転勝利で流れを掴みたいなか、格下相手の痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、先日には人種差別発言でMFベンタンクールに7試合の出場停止処分が科され、過密日程において大きなダメージを受けた。上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点必須となる苦手のアウェイゲームでは総力戦で臨みたい。 絶好調のリバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にシティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦する。前節はアストン・ビラとの強豪対決を、FWヌニェス、FWサラーの高速カウンター2発で制し、改めてその強さを証明した。守護神アリソンやFWジョタに加え、DFアレクサンダー=アーノルドが不在となるが、現状のセインツ相手に後れを取る可能性は低い。後方から繋いでくる相手を得意のカウンターで仕留めたい。 対するセインツでは日本代表でゴールを挙げたDF菅原由勢の活躍に期待。直近は2試合連続ベンチスタートとなり、代表戦の疲労を考慮すればベンチスタートの可能性もあるが、右サイドでFWルイス・ディアスやFWガクポといった強力な選手に対応しつつ、持ち味の攻撃センスでチャンスを演出したい。 4位のアーセナルは同勝ち点で並ぶ5位のノッティンガム・フォレストとの上位対決でリーグ5戦ぶりの白星を目指す。チェルシーとのロンドン・ダービーではFWマルティネッリのゴールで先制したが、緩い守備からすぐさま同点に追いつかれての1-1のドローとなった。MFウーデゴールの復帰は朗報だが、4試合3ゴールと得点力不足が顕著な攻撃の改善が急務だ。フォレストは直近のニューカッスル戦で1-3の敗戦を喫したが、リーグ2位の堅守と相手の長所を消すことに長けた曲者だけにチームとしての真価が試される。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスター・シティ相手に3試合ぶりの白星を狙う。ユナイテッド、アーセナルとの連戦では自分たちらしさを見せたものの、MFパーマーとFWジャクソンの両エースがうまく封じ込められたことで、アタッキングサードでのプレーに課題も見受けられた。ただ、対戦相手のレスターは直近のユナイテッド戦を含め守備面に大きな問題を抱えており、早い時間帯に1点を取れれば、大量得点での快勝という展開も十分に考えられる。 MF三笘薫の所属する6位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは、王者撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙う。シティ戦では途中出場で流れを変えたFWジョアン・ペドロらとともに攻撃の核として傑出したパフォーマンスを見せた左ウイングは、日本代表で2試合に出場したもののプレータイムはコントロールされており、コンディションに問題がなければスタメン起用の可能性は高い。球際にタイトに来る相手に対して、持ち味の打開力で攻撃の突破口となりたい。 18位のクリスタル・パレスは9位のアストン・ビラ相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。度重なる負傷者に加え、前節フルアム戦で退場したMF鎌田大地が3試合出場停止の1試合目で不在となり、厳しい戦いが想定されるが、2-1で勝利したEFLカップの再現を狙いたいところだ。 《プレミアリーグ第12節》 ▽11/23(土) 《21:30》 レスター・シティ vs チェルシー 《24:00》 ボーンマス vs ブライトン アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト アストン・ビラ vs クリスタル・パレス エバートン vs ブレントフォード フルアム vs ウォルバーハンプトン 《26:30》 マンチェスター・シティ vs トッテナム ▽11/24(日) 《23:00》 サウサンプトン vs リバプール 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽11/25(月) 《29:00》 ニューカッスル vs ウェストハム 2024.11.23 12:36 Sat

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