逆転の柏が開幕連勝! 2人退場の横浜FMは王者撃破直後の一戦で初黒星【明治安田J1第2節】

明治安田生命J1リーグ第2節の1試合が27日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、ホームの柏レイソルが3-1で横浜F・マリノスを下した。

開幕白星の柏と昨季王者を下して勢いある横浜FMの一戦。引き分けのルヴァンカップを経て、ホーム開幕戦の柏は当初こそ前節と同じ先発メンバーで臨む予定だったが、大南が急きょ外れ、川口を起用した。

一方、ミッドウィークの前倒し試合で川崎フロンターレを下して、今節に挑む横浜FMは4枚を変更。2戦連発で得点ランキングトップの3ゴールと好調な仲川がベンチに座り、アンデルソン・ロペスが先発した。
連勝を狙う両雄の一戦は横浜FMが先手を奪う。5分、左サイドのエウベルが縦に出したパスからボックス左の永戸が左足キックに持ち込むと、GKキム・スンギュが反応。ゴール前にこぼれたボールをアンデルソン・ロペスが押し込む。

アンデルソン・ロペスの2試合ぶりとなる今季2得点目であっさりと先制を許した柏は13分に右ウィングバックの中村が負傷交代とアクシデントにも見舞われるが、試合が進むにつれ、相手の背後を狙った攻撃で盛り返していく。すると、24分にバイタルエリア左のマテウス・サヴィオがエドゥアルドがボールを繋ごうとしたところを引っかけ、ボックス中央でフリーの細谷に展開。その細谷が右足でネットを揺らして、柏が前半のうちに追いついてみせる。

細谷の今季初ゴールで振り出しに戻した柏はその後も縦に速い攻めで活路を見いだしにかかると、35分に左サイドで縦突破を試みたドウグラスが対峙した畠中のチャージを受けて転倒。畠中はこの試合2度目の警告で退場となる。

ボランチの一角に入る岩田を最終ラインに下げ、応急処置を施した横浜FMは数的不利になってもボールを握るが、前半終了間際にトップ下で攻撃のタクトを振るうマルコス・ジュニオールが負傷交代のアクシデントに直面する。

その横浜FMは後半も攻めの姿勢を打ち出すなか、ロングフィード一本で相手の背後を抜け出したアンデルソン・ロペスがネットを揺らすが、オフサイド。すると、2試合連続で対戦相手に退場者が出て、前がかる柏が逆転する。

横浜FMが自陣ボックス内でリスタートの60分、GK高丘がエドゥアルドのパスを蹴りだそうとするが、プレッシャーをかけていった細谷がブロック。こぼれ球に反応したドウグラスが加入後初弾となるゴールを左足で蹴り込んだ。

交代枠も駆使して流れを引き戻そうとする横浜FMだが、自陣左サイドで縦に仕掛けてきた細谷に岩田がファウル。最初はイエローカードだったが、オンフィールドレビューの末に赤色に変わり、再び退場者を出してしまう。

相手が9人となり、圧倒的優勢の柏は途中出場の小屋松が後半アディショナルタイムに2戦連発となるダメ押しゴールを決めて勝負あり。最終盤にマテウス・サヴィオが負傷退場したが、開幕2連勝を達成している。

柏レイソル 3-1 横浜F・マリノス
【柏】
細谷真大(前24)
ドウグラス(後15)
小屋松知哉(後45+2)
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(前5)