【J1開幕直前ガイド|北海道コンサドーレ札幌】J1定着は果たした中、ミシャサッカーを深化させ中位を脱出し上を目指す
2022.02.19 11:52 Sat
18日、2022シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎えた。
今シーズンから18クラブに戻り、昇格・降格が従来の形に戻ることに。コロナ禍で変則的だったシーズンが、コロナ前の状態に戻ることとなる。
開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、戦力分析やシーズンの目標、注目ポイントに加え、Jリーグの開幕キャッチコピーとして発表された「#Jが世界を熱くする」にあやかり、注目選手として世界を熱くしそうな選手をピックアップした。
北海道コンサドーレ札幌
2021シーズン成績:10位(14勝9分け15敗)
◆戦力分析
軸としては1トップを張ったFWジェイ、そしてシャドーでアタッカーとしてプレーしたMFチャナティップがそれぞれ退団。ただ、そのFWにはミシャサッカーを熟知する興梠慎三(←浦和レッズ)を獲得。チャナティップのポジションには名古屋グランパスのゲームメーカーFWガブリエル・シャビエルを獲得した。
またウイングバックには西大伍(←浦和レッズ)を補強。ピンポイントで戦力を上積みしている。
◆目標
これまでの継続という点、そしてすっかりJ1に定着したことを考えれば、未来を見据えてさらに高みを目指したい。過去には、あと一歩でアジアへの挑戦権を逃したが、やはりトップ3入りは目標として掲げたいところだろう。
そのためにも、チームの課題だった得点力向上のために興梠を獲得したはず。ガブリエル・シャビエルとの新加入コンビがいかにチームにフィットするかが重要だ。
就任1年目に4位に終わったミシャ監督。その後は10位、12位、10位と中位を続けた。ここから1つ上にいくためには、主導権を握る試合で勝ち切ること。戦い方をより深めることで、上を目指したい。
◆Jから世界を熱くしてくれそうな選手
FW小柏剛(23)
Jから世界を熱くしてくれそうな選手には、エース候補のFW小柏剛をピックアップしたい。
プロ1年目の昨シーズンはJ1の舞台で30試合に出場し7得点を記録。今オフには海外からの獲得オファーも届くなど、すでに注目を集めているが札幌への残留を決めた。
また、1月には結果的に辞退となったが日本代表にも初選出。森保一監督からも評価されていることがわかり、飛躍の1年にしたいのは山々だろう。
目指すは2桁得点。そして、チームの軸として決定力を高め、多くの勝利に導くゴールを決められるか。ミシャサッカーも素早く理解したその戦術理解度を生かし、チームを前から牽引したいところだ。
◆注目ポイント
注目は満を辞して獲得したFW興梠慎三の働きだろう。昨シーズンはケガの影響もありながら、試合で起用されたもののわずか1得点。9年連続二桁得点を記録していたことを考えれば、寂しい結果に終わった。
その興梠を敢えて獲得したミシャ監督。浦和時代に大きな貢献をしてくれた選手であることは間違いないが、得点力に期待する一方で、他の目的も考えられる。
マンツーマンという守備は興梠も未経験。ただ、前線から献身的なプレーをし、それでいてゴールを奪うという部分はミシャ監督の下で学んだこと。若手が多いチームにベテランがもたらせるものは大きな注目ポイントだ。2桁ゴールの復活ももちろん注目だ。
今シーズンから18クラブに戻り、昇格・降格が従来の形に戻ることに。コロナ禍で変則的だったシーズンが、コロナ前の状態に戻ることとなる。
開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、戦力分析やシーズンの目標、注目ポイントに加え、Jリーグの開幕キャッチコピーとして発表された「#Jが世界を熱くする」にあやかり、注目選手として世界を熱くしそうな選手をピックアップした。
2021シーズン成績:10位(14勝9分け15敗)
◆戦力分析
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のサッカーを継続して5年目。エレベータークラブと言われた時代はもう終わり、すっかりJ1に定着した。今オフもほとんどの主軸をチームに留め、ピンポイントでの補強に。メンバーの構成はほとんど変わらず、昨年からの上積みは大きく期待できる。
軸としては1トップを張ったFWジェイ、そしてシャドーでアタッカーとしてプレーしたMFチャナティップがそれぞれ退団。ただ、そのFWにはミシャサッカーを熟知する興梠慎三(←浦和レッズ)を獲得。チャナティップのポジションには名古屋グランパスのゲームメーカーFWガブリエル・シャビエルを獲得した。
またウイングバックには西大伍(←浦和レッズ)を補強。ピンポイントで戦力を上積みしている。
◆目標
これまでの継続という点、そしてすっかりJ1に定着したことを考えれば、未来を見据えてさらに高みを目指したい。過去には、あと一歩でアジアへの挑戦権を逃したが、やはりトップ3入りは目標として掲げたいところだろう。
そのためにも、チームの課題だった得点力向上のために興梠を獲得したはず。ガブリエル・シャビエルとの新加入コンビがいかにチームにフィットするかが重要だ。
就任1年目に4位に終わったミシャ監督。その後は10位、12位、10位と中位を続けた。ここから1つ上にいくためには、主導権を握る試合で勝ち切ること。戦い方をより深めることで、上を目指したい。
◆Jから世界を熱くしてくれそうな選手
FW小柏剛(23)
Jから世界を熱くしてくれそうな選手には、エース候補のFW小柏剛をピックアップしたい。
プロ1年目の昨シーズンはJ1の舞台で30試合に出場し7得点を記録。今オフには海外からの獲得オファーも届くなど、すでに注目を集めているが札幌への残留を決めた。
また、1月には結果的に辞退となったが日本代表にも初選出。森保一監督からも評価されていることがわかり、飛躍の1年にしたいのは山々だろう。
目指すは2桁得点。そして、チームの軸として決定力を高め、多くの勝利に導くゴールを決められるか。ミシャサッカーも素早く理解したその戦術理解度を生かし、チームを前から牽引したいところだ。
◆注目ポイント
注目は満を辞して獲得したFW興梠慎三の働きだろう。昨シーズンはケガの影響もありながら、試合で起用されたもののわずか1得点。9年連続二桁得点を記録していたことを考えれば、寂しい結果に終わった。
その興梠を敢えて獲得したミシャ監督。浦和時代に大きな貢献をしてくれた選手であることは間違いないが、得点力に期待する一方で、他の目的も考えられる。
マンツーマンという守備は興梠も未経験。ただ、前線から献身的なプレーをし、それでいてゴールを奪うという部分はミシャ監督の下で学んだこと。若手が多いチームにベテランがもたらせるものは大きな注目ポイントだ。2桁ゴールの復活ももちろん注目だ。
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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue3
J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録
昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon4
1年でのJ1復帰目指す札幌に生え抜きMF高嶺朋樹が電撃帰還! 昨夏加入コルトレイクでポジション確保も「覚悟をもってコンサドーレに帰ってきました」
北海道コンサドーレ札幌は5日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKVコルトレイクからMF高嶺朋樹(27)が完全移籍加入すると発表した。 高嶺は北海道出身で札幌の下部組織から筑波大学へと進学。2020年に札幌へ加入した。3シーズンを札幌でプレーしたのち、2023年には柏レイソルへ完全移籍。その後、2024年7月にコルトレイクへ完全移籍した。 2024-25シーズンはここまでリーグ戦19試合(先発11)に出場するなど主力としてプレーしていたが、9年ぶりにJ2降格となった古巣への強い想いから電撃復帰となった。 岩政大樹新監督の下、1年でのJ1復帰を期す生え抜きMFは「覚悟をもってコンサドーレに帰ってきました。1年でJ1に戻れるように自分の力を発揮したいと思います。応援よろしくお願いします」と力強い言葉で新シーズンへの決意を示した。 2025.01.05 21:33 Sun5
