アトレティコが後半ATの2ゴールで劇的過ぎる逆転勝利! 不屈の闘将率いるチームが公式戦4戦ぶりの白星《ラ・リーガ》

2022.01.23 07:14 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第22節、アトレティコ・マドリーvsバレンシアが22日にワンダ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-2で逆転勝利した。

スーペル・コパ準決勝でアスレティック・ビルバオ、コパ・デル・レイでレアル・ソシエダと、いずれもバスク勢に敗れて公式戦3試合未勝利と苦しい状況が続くリーグ4位のアトレティコ(勝ち点33)。

公式戦4試合ぶりの白星を目指した今節は、直近の対戦でセビージャと引き分けた9位のバレンシア(勝ち点29)と対戦した。シメオネ監督はこの一戦に向け、先発3人を変更。フェリペ、エクトル・エレーラ、アンヘル・コレアに代えて出場停止明けのホセ・ヒメネス、ルイス・スアレスとレマルを起用した。
共に4バックの可能性もあったが、[3-5-2]の形でスタート。立ち上がりから球際でアグレッシブなプレーを見せるバレンシアの土俵にアトレティコが上がったことで、試合はイエローカード、ファウルが目立つ肉弾戦の様相を呈していく。

中盤での潰し合いによって、互いになかなかフィニッシュまで持ち込めないクローズな状況が続いたが、前半半ばに試合の均衡が破れる。
25分、バレンシアのロングカウンターから右サイドを持ち上がったゴンサロ・ゲデスが逆サイドでフリーのユヌス・ムサにサイドチェンジを通す。ここで2人のDFと対峙したムサは鋭いカットインからボックス内で右足を振り抜くと、このシュートがニア下に決まった。

またしても守備が耐え切れずに先制点を奪われたアトレティコはすぐさま反撃を開始。しかし、相手のハードな守備にリズムを乱されてなかなか狙いとする崩しの形を作れない。

さらに、球際の勝負や判定にナーバスになるホームチームは、らしくない形から2点目まで献上する。44分、自陣ボックス付近でルーズボールを回収されてソレール、ラトに短く繋がれると、やや不運な形からゴール前にこぼれたボールに抜け出したウーゴ・ドゥロにGKオブラクとの一対一を制された。

ホームサポーターによる強烈なブーイングを浴びた中、ロッカールームに下がり、逆転を期して後半に臨んだアトレティコは、レナン・ロージを下げて後半頭からコレアを投入。立ち上がりの48分にはカラスコが良い形からミドルシュートを狙うなど、前半に比べて攻撃に躍動感が出始める。

さらに、57分にはレマル、フェリックスを下げてフェリペ、クーニャを、61分にはヴルサリコを下げてエクトル・エレーラをピッチに送り出し、よりフィジカルに長けたメンバーでゴールをこじ開けにかかる。

すると64分、左CKの場面でキッカーのカラスコが右足インスウィングで鋭いボールをゴール前に入れると、これをタイミング良く飛び込んできたクーニャがワンタッチで流し込み、反撃の狼煙を上げるゴールとした。

この1点で完全に息を吹き返したアトレティコは、キレを取り戻したカラスコを起点にバレンシアを自身深くに押し込めてハーフコートゲームを展開。再三相手ゴールに迫っていくが、守備的な交代策で逃げ切りを図るバレンシアをあと一歩で崩し切れない状況が続く。

そして、試合は残すところ7分が加えられた後半アディショナルタイムのみとなるが、ここから不屈の闘将が率いるチームが大逆転劇を見せる。

まずは91分、相手陣内左のハーフスペースで縦に仕掛けたカラスコが右足アウトにかけて絶妙なクロスを供給。これに飛び込んだスアレスは合わせ切れずも、GKジャウメが前にこぼしたボールをコレアがすかさずゴールネットへ流し込み、土壇場で同点に追いつく。

さらに、直後の93分には高い位置でのパスカットからエレーラ、コレア、クーニャと右サイドで鮮やかにパスが繋がり、ボックス右に持ち込んだクーニャがDFディアカビの股間を抜く絶妙なラストパスを供給。これをファーサイドに走り込んだエルモソが冷静に無人のゴールへ左足ワンタッチで流し込み、劇的過ぎる逆転ゴールを奪った。

そして、今季最高とも言える盛り上がりを見せたワンダ・メトロポリターノの後押しを受け、バレンシアの反撃を凌ぎ切ったアトレティコが、後半アディショナルタイムの2ゴールで勝ち点0から勝ち点3を獲得する会心の逆転勝利で公式戦4試合ぶりの白星を手にした。う

アトレティコ・マドリーの関連記事

「もう慣れっこになって怒る気にもなれない」そんな風に私が溜息をついていたのは水曜日、CL3節をプレーしたスペイン勢の中で、負けたのはアトレティコだけだったのに気がついた時のことでした。いやあ、その日はメトロポリターノでリール戦を見ていたため、バルサがモンジュイックで4-1と見事にバイエルンを粉砕。ラフィーニャのハットト 2024.10.25 23:00 Fri
先週末に行われた第10節はバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの3強が揃って勝利。また、唯一未勝利だったラス・パルマスがバレンシアとの下位対決を制して初勝利を挙げている。 10月最終週に開催される今節は2位のレアル・マドリーと、首位のバルセロナが勝ち点3差で激突する、今シーズン最初のエル・クラシコ 2024.10.25 19:00 Fri
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、敗戦となったチャンピオンズリーグ(CL)での判定に疑問を投げかけた。スペイン『マルカ』が伝えている。 アトレティコはホームで行われたCLリーグフェーズ第3節でリールと対戦。前節ベンフィカ相手にまさかの完敗を喫したチームは、開始早々にフリアン・アルバレスのゴールで先 2024.10.24 12:20 Thu
アトレティコ・マドリーは23日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でリールとエスタディオ・メトロポリターノで対戦し1-3で敗戦した。 前節のベンフィカ戦で完敗を喫したアトレティコは、直近のレガネス戦からスタメンを4人変更。アンヘル・コレアやバリオス、リケルメらに代えてアルバレスやギャラガー、デ・パウ 2024.10.24 06:15 Thu
「また忙しなくなったわね」そんな風に私が溜息をついていたのは月曜日、ようやく週末のリーガ戦が終わって一息つく間もなく、アンチェロッティ監督のCL前日記者会見が午後3時にあると知った時のことでした。いやあ、前節はマドリッドの2巨頭共アウェイゲームとなり、しかも同じ曜日、同じ時間で重なったため、レアル・マドリーがリール戦で 2024.10.22 20:00 Tue

ラ・リーガの関連記事

ラ・リーガ第11節、レアル・マドリーvsバルセロナが、日本時間26日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。開幕から共に好スタートを切ったマドリードとカタルーニャの両雄が3ポイント差で激突する今季最初の伝統の一戦だ。 開幕から7勝3分けの無敗で2位に位置するマドリーは前節、難敵セルタとのアウェイゲ 2024.10.26 14:00 Sat
「もう慣れっこになって怒る気にもなれない」そんな風に私が溜息をついていたのは水曜日、CL3節をプレーしたスペイン勢の中で、負けたのはアトレティコだけだったのに気がついた時のことでした。いやあ、その日はメトロポリターノでリール戦を見ていたため、バルサがモンジュイックで4-1と見事にバイエルンを粉砕。ラフィーニャのハットト 2024.10.25 23:00 Fri
レアル・ソシエダのクロアチア代表MFルカ・スチッチが、新型コロナウイルスの検査で陽性判定。スペイン『El Desmarque』などが伝える。 ソシエダは24日、ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第3節でマッカビ・テルアビブに2-1と勝利。日本代表MF久保建英は先発出場から75分までプレーし、勝利に貢献した。 2024.10.25 19:05 Fri
先週末に行われた第10節はバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの3強が揃って勝利。また、唯一未勝利だったラス・パルマスがバレンシアとの下位対決を制して初勝利を挙げている。 10月最終週に開催される今節は2位のレアル・マドリーと、首位のバルセロナが勝ち点3差で激突する、今シーズン最初のエル・クラシコ 2024.10.25 19:00 Fri
U-17スペイン代表FWホセ・レジェス(17)がレアル・マドリーとの新契約にサインした。 セビージャやアーセナル、レアル・マドリーなどでプレーし、2019年6月に自動車事故で急逝した元スペイン代表FWホセ・アントニオ・レジェス(享年35)の長男として知られるレジェス。 父が急逝した当時はレガネスのカンテラで 2024.10.25 09:00 Fri

アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング

1

「素晴らしい後半」3発逆転のアトレティコ、采配ハマったシメオネ監督は「満足して帰る」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が勝利を喜んだ。スペイン『アス』が伝えた。 ラ・リーガ開幕から無敗を継続する3位アトレティコ。20日の第10節ではレガネスをホームに迎えた。 立ち上がりから主導権を握り攻め込むアトレティコだったが、34分に失点。それでも69分、ノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートがついにこじ開けると、81分には元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがクロスを押し込んで逆転。試合終了間際にはセルロートがこの日2点目を決め、3-1で勝利した。 逆転劇でリーグ戦3試合ぶりの白星を掴んだシメオネ監督。チームの守備や後半の出来に満足感を示している。 「前半は我々がコントロールしていた。ダメージは与えられなかったが、非常に良い守備を見せてくれた。ラ・レアル戦(前節のレアル・ソシエダ戦)と似たような守備だった」 「複雑なシナリオの中、最初のチャンスで0-1にされながら、チームが素晴らしい後半を過ごしたことに満足して帰る。この調子を維持し、前半足りなかった部分を修正していきたい」 また、交代がうまくいったと後半の巻き返しにも言及。セルロートとグリーズマンによる3得点を振り返った。 「後半は相手のカウンターの機会が減ったし、交代によって敵陣より前でのプレーに必要なビタミンとエネルギーを得ることができた」 「(サムエウ・)リーノ、ロドリゴ(・リケルメ)、フリアン(・アルバレス)、ジュリアーノ(・シメオネ)がよくやってくれた。そして(ホセ・マリア・)ヒメネスが安定感をもたらしてくれた。その後、良いクロスからの2点目を除き、非常に泥臭いゴールが生まれた」 <span class="paragraph-title">【動画】セルロート&グリーズマンで逆転! アトレティコvsレガネス ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="v_8ji8pYOIk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.21 14:32 Mon
2

「あのPKは何だ?」CL連敗となったアトレティコ…シメオネ監督は疑惑のPKシーンに不満「3ゴールを決められなかったのは我々の力不足だが…」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、敗戦となったチャンピオンズリーグ(CL)での判定に疑問を投げかけた。スペイン『マルカ』が伝えている。 アトレティコはホームで行われたCLリーグフェーズ第3節でリールと対戦。前節ベンフィカ相手にまさかの完敗を喫したチームは、開始早々にフリアン・アルバレスのゴールで先制するも、その後は再三のチャンスを活かせずハーフタイムへ。後半は61分に同点弾を許すと、71分にはPKから逆転を許す事態に。反撃に移りたいところだったが、逆に終了間際に3失点目を奪われてしまい1-3で敗れた。 まさかのCL2連敗となったシメオネ監督は決定力の問題に触れつつ、PKの場面に言及。どのプレーがPKを与えるファウルとなったのか明確でないことを問題視しており、説明があることを願っている。 「これは美しい大会だ。前半、我々のようなプレーをして3-0とするチャンスがありながら、納得のいくプレーができなかった場合、後半のようなことが起こりうる。彼らは1-1とする素晴らしいゴールを決めた。そしてその後、あのPKが何だったのかについて言えることを願っている」 「(PKの場面は)何もなかっただろう。審判は最初にハンド、それからプッシングと言った。何か分かると良いんだがね。UEFAの誰かに、主審は正しく、VARは何かの理由で介入しなかったと言ってもらおう。そしていつか、これが我々にとって有利になることを願っている」 「試合は1-2の状況に持ち込まれてしまった。リスボンでのベンフィカ戦では、我々のプレーは悪かったと思う。だが今日は、3本の枠内シュートを打たれ3失点をしてしまった」 「審判の残酷なミスやVARの前に、3ゴールを決められなかったのは我々の力不足だ。3、4ゴールは奪えるシチュエーションがあった良い試合だったが、この大会が求めてくる力強さがなかったと思う」 「チャンスはあったが、PKのせいもあって試合は進むはずのないところに進んでしまった。我々のCLは、2試合で7失点と非常に複雑な状況にある」 2024.10.24 12:20 Thu
3

【ラ・リーガ第10節プレビュー】マドリー&バルサはクラシコ前の重要な一戦! 波乱必至の代表戦明け

インターナショナルマッチウィークの中断前に行われた第9節はバルセロナ、レアル・マドリーが順当に勝利を挙げた一方、アトレティコ・マドリーはレアル・ソシエダとの強豪対決をドローで終えて一歩後退となった。 “FIFAウイルス”懸念の代表戦明け初戦となる今節ではチャンピオンズリーグ(CL)でのドイツ強豪との対戦を挟んで、次節に今シーズン初のエル・クラシコを控えるレアル・マドリー、バルセロナの2強の戦いに注目が集まる。 2位のマドリーは前節、ビジャレアルとのホームゲームをMFバルベルデ、FWヴィニシウス・ジュニオールの2つのミドルシュートによるゴールで2-0の快勝を収めた。これでCLリール戦で喫した今季初黒星を払しょくしたが、同試合ではDFカルバハルが今季絶望の重傷を負い、ヴィニシウスとDFミリトンの負傷も発覚。会心の勝利に水をさすアクシデントに見舞われた。 今週のトレーニングでは守護神クルトワに加え、ミリトンとヴィニシウスが元気にトレーニングする姿が確認された一方、コンディション調整のためにフランス代表からの招集を辞退したFWムバッペに関してはスウェーデンでの性的暴行疑惑というスキャンダルも報じられ、ピッチ外での問題も発覚。選手自身は身の潔白を訴えているが、メンタル面の影響が懸念されるところだ。 週明けにドルトムントとの昨季CLファイナルのリターンマッチも控える中、今節は9位のセルタとのアウェイゲームに臨む。対戦相手では1-0で勝利したラージョ戦でMFイライクス、FWアスパスの2選手が退場しており、今節は不在となる。それでも、FWボルハ・イグレシアスやDFミンゲサといった実力者を筆頭に侮れない相手となり、気を引き締めて戦いたい。 一方、首位のバルセロナは前節、敵地でアラベスに3-0の完勝。FWレヴァンドフスキの圧巻のトリプレーテの活躍によってオサスナ戦での初黒星を払しょくした。週明けに指揮官の古巣バイエルンとのビッグマッチを控える中、今節はホームでセビージャを迎え撃つ。 代表戦期間にFWラミン・ヤマルが過負荷で離脱を強いられており、今節は欠場の可能性があるが、先発復帰も期待されるMFフレンキー・デ・ヨングに加え、MFフェルミン・ロペス、MFガビ、MFダニ・オルモの3選手がチームトレーニングに復帰している点は朗報だ。オサスナ戦では大幅なターンオーバーで痛い目をみたフリック監督のメンバー選考に注目しつつ、しっかりと結果を残したい。 対戦相手のセビージャはここにきて2勝1分けと復調。前節はDFヘスス・ナバスのラストデルビとなったレアル・ベティスとのエル・グラン・デルビを1-0で勝利しており、良い状態で敵地へ乗り込んでくるはずだ。 MF久保建英を擁する15位のレアル・ソシエダは11位のジローナとの強豪対決に臨む。前節は開始直後に失点こそ喫したが、以降はアトレティコを押し込み続けMFスチッチのゴラッソで1-1のドローに持ち込む、まずまずの試合を見せた。とはいえ、順位は下位に低迷しており、ジローナ相手のアウェイゲームでは勝ち点3がほしいところだ。日本代表で2試合合計80分程度のプレーとなった久保に関しては長距離移動を考慮されてベンチスタートの可能性も高いが、アトレティコ戦で掴んだ良いリズムを活かして決定的な仕事を期待したいところだ。 アトレティコはレガネスとのホームゲームで公式戦4試合ぶりの勝利を目指す。前述のソシエダ戦は開始直後にFWアルバレスのゴールで先制に成功したが、以降は後ろ重心の戦いで逃げ切りを図ったが、最終的に追いつかれた。週明けにCLリール戦を控える中、降格圏一歩手前の相手に勝ち切りたい。 なお、マドリード・ダービーでの一部サポーターの愚行によってRFEF規律委員会から処分を科されたが、最終的に異議申し立てが認められて罰金の減額と共に南スタンドの閉鎖も1試合のみに軽減され、今回の一戦のみが部分閉鎖の対象となる。 FW浅野拓磨を擁する7位のマジョルカは、前節エスパニョール戦の敗戦で連勝が「3」でストップ。今回のラージョ戦ではバウンスバックの白星を狙う。なお、代表ウィーク明けの復帰が期待された浅野だが、新たなケガによって1カ月程度の離脱が決定している。 そのほかでは5位のオサスナと10位のベティスの対戦や、開幕初勝利が遠い最下位のラス・パルマスと、18位のバレンシアによる下位対決にも注目だ。 《ラ・リーガ第10節》 ▽10/18(金) 《28:00》 アラベス vs バジャドリー ▽10/19(土) 《21:00》 アスレティック・ビルバオ vs エスパニョール 《23:15》 オサスナ vs ベティス 《25:30》 ジローナ vs レアル・ソシエダ 《28:00》 セルタ vs レアル・マドリー ▽10/20(日) 《21:00》 マジョルカ vs ラージョ 《23:15》 アトレティコ・マドリー vs レガネス 《25:30》 ビジャレアル vs ヘタフェ 《28:00》 バルセロナ vs セビージャ ▽10/21(月) 《28:00》 バレンシア vs ラス・パルマス 2024.10.18 19:00 Fri
4

アトレティコがホームで逆転負け…リールはマドリード勢に連勝!【CL】

アトレティコ・マドリーは23日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でリールとエスタディオ・メトロポリターノで対戦し1-3で敗戦した。 前節のベンフィカ戦で完敗を喫したアトレティコは、直近のレガネス戦からスタメンを4人変更。アンヘル・コレアやバリオス、リケルメらに代えてアルバレスやギャラガー、デ・パウルらをスタメンで起用。最前線にセルロート、シャドーにグリーズマンとアルバレスを据えた[4-3-2-1]の布陣で試合に臨んだ。 前節レアル・マドリーから大金星を挙げたリールに対し、アトレティコは8分にチャンス。リールの最終ラインにハイプレスをかけると、DFトゥーレの不用意なバックパスをカットしたアルバレスがゴール右隅にシュートを流し込んだ。 幸先良く先制したアトレティコは21分、グリーズマンのロングスルーパスで抜け出したセルロートがボックス左まで切り込みシュートを放つが、これは相手GKがセーブ。さらにセルロートは、32分にもグリーズマンの絶妙な左クロスから決定機を迎えたが、このシュートは枠を外した。 アトレティコは直後の33分にも、ショートコーナーの流れからヒメネスがヘディングシュートがゴールに迫ったが、これはGKシュヴァリエが右手一本で弾き出し、前半は1-0で終了した。 迎えた後半は立ち上がりから拮抗した展開が続くなか、アトレティコは61分に失点を許す。12のパスをバイタルエリア右で受けたシェグロヴァがカットインから左足一閃。DFヒメネスにディフレクトしたボールがゴール左隅に突き刺さった。 さらにアトレティコは71分、セットプレーのこぼれ球をボックス内のコケがクリアしようとするが、先に反応したアンドレの足を蹴ってしまい、VARの末にPKを献上。このPKをキッカーのデイビッドが冷静にゴール中央に沈めた。 逆転を許したアトレティコは86分、左サイド深くまで切り込んだリーノのクロスからG・シメオネにチャンスが訪れたが、ボレーシュートはゴールカバーに入ったDFアレクサンドロのブロックに阻まれた。 前がかるアトレティコに対し、リールが89分に試合を決定づける。ボックス左深くから侵入したサハラウィのクロスはGKオブラクが弾くも、こぼれ球をグズムンドソンがボレーシュートで狙うと、ゴール右に逸れたボールをデイビッドが左足でゴールに流し込んだ。 結局、試合はそのまま1-3でタイムアップ。ホームでまさかの完敗を喫したアトレティコはCL連敗、一方のリールはマドリード勢に連勝を飾った。 アトレティコ・マドリー 1-3 リール 【アトレティコ】 フリアン・アルバレス(前8) 【リール】 エドン・シェグロヴァ(後16) ジョナサン・デイビッド(後30)【PK】 ジョナサン・デイビッド(後44) 2024.10.24 06:15 Thu
5

レガネス戦で負傷交代のラングレは1カ月程度の戦線離脱に…

アトレティコ・マドリーのフランス代表DFクレマン・ラングレが1カ月程度の戦線離脱となる見込みだ。 ラングレは20日に行われたラ・リーガ第10節のレガネス戦にセンターバックの一角として先発出場したが、63分に相手選手と競り合い転倒したヴィツェルに巻き込まれる形で交錯すると、この接触で左足を負傷。64分にヒメネスとの交代を余儀なくされていた。 アトレティコは試合翌日に同選手に関するメディカルレポートを報告。左足首と左ヒザのねん挫という診断結果を明らかにした。 現時点で離脱期間は明かされていないが、スペイン『アス』はラングレの離脱期間が1カ月程度になると報じている。 そして、ひとまずは11月のインターナショナルウィーク明けでの復帰を目指すことになるという。 2024.10.22 00:30 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly