チェルシーが元指揮官コンテ率いるスパーズに連勝で決勝進出!《EFLカップ》
2022.01.13 06:45 Thu
EFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグ、トッテナムvsチェルシーが12日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-1で勝利した。この結果、2戦合計0-3としたチェルシーの決勝進出が決定した。
先週末に敵地で行われた初戦を0-2で落としたトッテナムは、逆転を期すホームでのリターンマッチで先発3人を変更。GKをロリスからゴッリーニに代えた他、スキップに代えてウィンクス、負傷のソン・フンミンに代えてロ・チェルソを起用した。なお、直近のFAカップでの振る舞いが物議を醸したエンドンベレはベンチ外となった。
一方、ホームでの快勝によってファイナル進出に王手をかけたチェルシーは、その初戦から先発4人を変更。マルコス・アロンソ、サウール、ハヴァーツ、ツィエクに代えてクリステンセン、コバチッチ、ハドソン=オドイ、ヴェルナーを起用した。
トッテナムが[3-5-2]、チェルシーが[3-4-3]の形でスタートした中、互いに攻守の局面で大きく立ち位置を変えるなど、相手の出方を意識した戦い方を見せる。
ホームサポーターの後押しを受け、トッテナムが序盤から積極的にゴールを目指してケインやルーカス・モウラが足を振っていくが決定機まであと一歩という場面が目立つ。
だが、前回対戦と同様に徐々に攻撃のリズムを掴み始めたチェルシーはセットプレーからゴールをこじ開ける。18分、左CKの場面でキッカーのマウントが滞空時間の長いボールをゴール前に入れると、不用意に飛び出したGKゴッリーニが触れずに流れたボールを後方に飛び込んだリュディガーが頭で合わせた。
1stレグからのGK変更が仇となったトッテナムは逆転での突破に4点が必要な状況に。すぐさま攻勢に出たいところだったが、相手に主導権を握られて押し込まれる苦境を強いられる。
1失点目に絡んだゴッリーニの意地のファインセーブなどで何とか2失点目を免れたホームチームは30分過ぎから押し返していく。31分にはケインのボックス内でのキープからホイビュルクのミドルシュート。このプレーで得た右CKではダビンソン・サンチェスが競り勝ったボールにケインがファーで詰めるが、いずれもゴールとはならず。
さらに、43分にはボックス内へ抜け出したホイビュルクがDFリュディガーに倒されてPKを獲得。だが、VARのレビューの結果、ファウルの位置がボックス外に修正されてFKに変更。これをロ・チェルソが直接狙ったが、壁に阻まれた。
後半はチェルシーが押し込む入りを見せたが、徐々にトッテナムが押し返していく。55分にはボックス内でルーカスとGKケパが交錯し、主審はPKを宣告。だが、オンフィールドレビューの結果、先にケパがボールを処理していたとの判定で再びPKは取り消しに。
その数分後の60分にはベン・デイビスのクロスをエメルソンがドンピシャのヘッドで合わすが、これはケパのビッグセーブに遭う。さらに、64分にはハイプレスで相手のビルドアップのミスを誘い、ケインがゴールネットを揺らす。だが、VARのレビューの結果、これはオフサイドとなった。
再三のVAR判定によってゴールこそ奪えていないものの、良い形の攻めがで始めたトッテナムは直後にドハーティを下げてセセニョン、ロ・チェルソに代えてブライアン・ヒルを投入。
一方、2試合を通じて3点のリードがあるチェルシーは、クリステンセン、マウント、ヴェルナーを下げてチアゴ・シウバ、マルコス・アロンソ、ツィエクとやや守備的な交代策で逃げ切りを意識する。
後半半ばから終盤にかけてはホームで一矢報いたいトッテナムが、攻勢を続けていくが、後ろに重心を置くチェルシーの堅守をこじ開けることができない。
その後、スタンドの観客に要救護者が出たことで数分間の中断を挟んだ試合はこのままタイムアップ。元指揮官コンテ率いるトッテナムとのダービーに2連勝のチェルシーが決勝進出を果たした。
先週末に敵地で行われた初戦を0-2で落としたトッテナムは、逆転を期すホームでのリターンマッチで先発3人を変更。GKをロリスからゴッリーニに代えた他、スキップに代えてウィンクス、負傷のソン・フンミンに代えてロ・チェルソを起用した。なお、直近のFAカップでの振る舞いが物議を醸したエンドンベレはベンチ外となった。
一方、ホームでの快勝によってファイナル進出に王手をかけたチェルシーは、その初戦から先発4人を変更。マルコス・アロンソ、サウール、ハヴァーツ、ツィエクに代えてクリステンセン、コバチッチ、ハドソン=オドイ、ヴェルナーを起用した。
ホームサポーターの後押しを受け、トッテナムが序盤から積極的にゴールを目指してケインやルーカス・モウラが足を振っていくが決定機まであと一歩という場面が目立つ。
対するチェルシーは11分に最初の決定機を創出。リュディガーからの浮き球のフィードをボックス内で収めたルカクがDFベン・デイビスを振り切って強烈なシュートを枠に飛ばすが、これはGKゴッリーニのファインセーブに遭う。
だが、前回対戦と同様に徐々に攻撃のリズムを掴み始めたチェルシーはセットプレーからゴールをこじ開ける。18分、左CKの場面でキッカーのマウントが滞空時間の長いボールをゴール前に入れると、不用意に飛び出したGKゴッリーニが触れずに流れたボールを後方に飛び込んだリュディガーが頭で合わせた。
1stレグからのGK変更が仇となったトッテナムは逆転での突破に4点が必要な状況に。すぐさま攻勢に出たいところだったが、相手に主導権を握られて押し込まれる苦境を強いられる。
1失点目に絡んだゴッリーニの意地のファインセーブなどで何とか2失点目を免れたホームチームは30分過ぎから押し返していく。31分にはケインのボックス内でのキープからホイビュルクのミドルシュート。このプレーで得た右CKではダビンソン・サンチェスが競り勝ったボールにケインがファーで詰めるが、いずれもゴールとはならず。
さらに、43分にはボックス内へ抜け出したホイビュルクがDFリュディガーに倒されてPKを獲得。だが、VARのレビューの結果、ファウルの位置がボックス外に修正されてFKに変更。これをロ・チェルソが直接狙ったが、壁に阻まれた。
後半はチェルシーが押し込む入りを見せたが、徐々にトッテナムが押し返していく。55分にはボックス内でルーカスとGKケパが交錯し、主審はPKを宣告。だが、オンフィールドレビューの結果、先にケパがボールを処理していたとの判定で再びPKは取り消しに。
その数分後の60分にはベン・デイビスのクロスをエメルソンがドンピシャのヘッドで合わすが、これはケパのビッグセーブに遭う。さらに、64分にはハイプレスで相手のビルドアップのミスを誘い、ケインがゴールネットを揺らす。だが、VARのレビューの結果、これはオフサイドとなった。
再三のVAR判定によってゴールこそ奪えていないものの、良い形の攻めがで始めたトッテナムは直後にドハーティを下げてセセニョン、ロ・チェルソに代えてブライアン・ヒルを投入。
一方、2試合を通じて3点のリードがあるチェルシーは、クリステンセン、マウント、ヴェルナーを下げてチアゴ・シウバ、マルコス・アロンソ、ツィエクとやや守備的な交代策で逃げ切りを意識する。
後半半ばから終盤にかけてはホームで一矢報いたいトッテナムが、攻勢を続けていくが、後ろに重心を置くチェルシーの堅守をこじ開けることができない。
その後、スタンドの観客に要救護者が出たことで数分間の中断を挟んだ試合はこのままタイムアップ。元指揮官コンテ率いるトッテナムとのダービーに2連勝のチェルシーが決勝進出を果たした。
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