大幅メンバー入れ替えのチェルシーがホームで先勝! コンテがブリッジ初帰還も低調スパーズは2季連続決勝へ暗雲…《EFLカップ》
2022.01.06 06:44 Thu
EFLカップ(カラバオカップ)の準決勝1stレグ、チェルシーvsトッテナムのロンドン・ダービーがスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で先勝した。
準々決勝でブレントフォードを退けたチェルシーだが、直近のリーグ戦では2試合連続ドローと調子は下降気味だ。2022年初勝利を懸けたダービーでは2-2のドローに終わったリバプール戦から先発6人を変更。アフリカ・ネーションズカップ参戦のためチームを離れた守護神メンディに代わってGKケパが起用された他、チアゴ・シウバやカンテ、チャロバーがメンバーを外れ、サール、サウール、ジョルジーニョを起用。さらに、物議醸すインタビューに関して謝罪を行い復帰が許可されたルカクがスタメンに入った。
一方、ウェストハムとのダービーを制してベスト4進出を果たしたトッテナムは、直近のワトフォード戦を後半アディショナルタイムの劇的なゴールで制して新年を白星スタート。アントニオ・コンテ監督はかつての本拠地へ初凱旋となったこの試合で先発2人を変更。新型コロナウイルスの影響かベンチ外となったダイアーに代わってタンガンガ、ベンチスタートのレギロンに代わってドハーティを起用した。
変則的な[4-2-3-1]の布陣で臨んだチェルシーが勢いを持って試合に入ると、相手のミスを突いて早々にゴールをこじ開ける。
5分、タンガンガからエメルソンへの自陣でのパスをマルコス・アロンソが高い位置で引っかけてボックス左に走り込むハヴァーツに絶妙なスルーパスを通すと、うまくタンガンガの背後を取ったハヴァーツが左足を振り抜くと、ゴール前でブロックを試みたDFダビンソン・サンチェスに当たって大きくコースが変わったボールがゴールネットに突き刺さった。
一方、好調ダイアー不在の影響もあり、バックラインでバタつくシーンが目立つトッテナムは、相手の守備に嵌められる場面が目立ちなかなかリズムを掴めない。それでも、ルーカス・モウラのドリブルでの打開、ケインの局面を変えるミドルレンジのパスでチャンスの糸口を見いだそうとする。
ボールを握ってゲームをコントロールするチェルシーは、再び相手のミスを突いて追加点を奪う。34分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのツィエクが左足インスウィングのクロスをゴール前に入れると、タンガンガのヘディングのクリアが味方のベン・デイビスの身体に当たってゴールネットを揺らした。
これで俄然余裕が出てきたチェルシーは、禊のゴールを目指すルカクにボールを集めながら試合を決定付ける3点目を狙う。一方、攻守両面で精度を欠くトッテナムは前半に決定機はおろか、1本のシュートも打てない低調な内容でハーフタイムを迎えることになった。
ホームチームの2点リードで折り返した試合は共にハーフタイムに動きを見せる。チェルシーは得点時に手を痛めていたハヴァーツを下げてヴェルナーを投入。対して大幅な修正が求められるトッテナムはドハーティを下げてエンドンベレを投入。並びを[4-2-3-1]に変更した。
すると、この交代によってようやく攻撃のエンジンがかかり始めたトッテナムは、開始早々に得たボックス手前のFKをケインが直接狙ってこの試合最初の枠内シュートを放ったが、ここはGKケパの好守に阻まれる。
後半はようやくダービーらしい拮抗した展開となったが、チェルシーが守備の局面で高い集中力を見せて決定機を与えない。65分にはチェルシーのカウンターから右サイドのツィエクからペナルティアーク付近のヴェルナーへ絶妙なラストパスが通るが、ループ気味に放ったシュートはGKロリスのファインセーブに阻まれる。
以降は膠着状態が続く中、70分過ぎに両ベンチが動く。チェルシーはマウントとサウール、ツィエクを下げてロフタス=チークとコバチッチ、プリシッチを投入。トッテナムはスキップに代えてウィンクス、ソン・フンミン、ルーカスに代えてロ・チェルソ、ブライアン・ヒルをピッチへ送り出す。
一連の交代によってもうひと盛り上がりが期待された中、88分にはトッテナムにこの試合最大の決定機。左サイド深くで縦に仕掛けたブライアン・ヒルがそのままボックス内に侵入し、マイナスの折り返しを供給。これをゴール前のロ・チェルソが合わせるが、GKケパのファインセーブに阻まれた。
そして、試合はこのままホームチームが前半に奪った2ゴールを守り切り、2-0の先勝。2022年の初勝利を手にした。なお、ファイナル進出を懸けた2ndレグは12日にトッテナム・ホットスパースタジアムで開催される。
準々決勝でブレントフォードを退けたチェルシーだが、直近のリーグ戦では2試合連続ドローと調子は下降気味だ。2022年初勝利を懸けたダービーでは2-2のドローに終わったリバプール戦から先発6人を変更。アフリカ・ネーションズカップ参戦のためチームを離れた守護神メンディに代わってGKケパが起用された他、チアゴ・シウバやカンテ、チャロバーがメンバーを外れ、サール、サウール、ジョルジーニョを起用。さらに、物議醸すインタビューに関して謝罪を行い復帰が許可されたルカクがスタメンに入った。
一方、ウェストハムとのダービーを制してベスト4進出を果たしたトッテナムは、直近のワトフォード戦を後半アディショナルタイムの劇的なゴールで制して新年を白星スタート。アントニオ・コンテ監督はかつての本拠地へ初凱旋となったこの試合で先発2人を変更。新型コロナウイルスの影響かベンチ外となったダイアーに代わってタンガンガ、ベンチスタートのレギロンに代わってドハーティを起用した。
5分、タンガンガからエメルソンへの自陣でのパスをマルコス・アロンソが高い位置で引っかけてボックス左に走り込むハヴァーツに絶妙なスルーパスを通すと、うまくタンガンガの背後を取ったハヴァーツが左足を振り抜くと、ゴール前でブロックを試みたDFダビンソン・サンチェスに当たって大きくコースが変わったボールがゴールネットに突き刺さった。
幸先よくリードを手にしたホームチームは攻撃時にツィエクとマルコス・アロンソが幅を取り、左サイドと中央で流動的にポジションを入れ替えるマウントとハヴァーツを起点にうまく相手のギャップを突いていく。さらに、守備ではハイプレスと素早いトランジションで相手に自由を与えず、完全に試合の主導権を握る。その流れからハヴァーツやツィエクがボックス付近で際どいシュートを続けて放った。
一方、好調ダイアー不在の影響もあり、バックラインでバタつくシーンが目立つトッテナムは、相手の守備に嵌められる場面が目立ちなかなかリズムを掴めない。それでも、ルーカス・モウラのドリブルでの打開、ケインの局面を変えるミドルレンジのパスでチャンスの糸口を見いだそうとする。
ボールを握ってゲームをコントロールするチェルシーは、再び相手のミスを突いて追加点を奪う。34分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのツィエクが左足インスウィングのクロスをゴール前に入れると、タンガンガのヘディングのクリアが味方のベン・デイビスの身体に当たってゴールネットを揺らした。
これで俄然余裕が出てきたチェルシーは、禊のゴールを目指すルカクにボールを集めながら試合を決定付ける3点目を狙う。一方、攻守両面で精度を欠くトッテナムは前半に決定機はおろか、1本のシュートも打てない低調な内容でハーフタイムを迎えることになった。
ホームチームの2点リードで折り返した試合は共にハーフタイムに動きを見せる。チェルシーは得点時に手を痛めていたハヴァーツを下げてヴェルナーを投入。対して大幅な修正が求められるトッテナムはドハーティを下げてエンドンベレを投入。並びを[4-2-3-1]に変更した。
すると、この交代によってようやく攻撃のエンジンがかかり始めたトッテナムは、開始早々に得たボックス手前のFKをケインが直接狙ってこの試合最初の枠内シュートを放ったが、ここはGKケパの好守に阻まれる。
後半はようやくダービーらしい拮抗した展開となったが、チェルシーが守備の局面で高い集中力を見せて決定機を与えない。65分にはチェルシーのカウンターから右サイドのツィエクからペナルティアーク付近のヴェルナーへ絶妙なラストパスが通るが、ループ気味に放ったシュートはGKロリスのファインセーブに阻まれる。
以降は膠着状態が続く中、70分過ぎに両ベンチが動く。チェルシーはマウントとサウール、ツィエクを下げてロフタス=チークとコバチッチ、プリシッチを投入。トッテナムはスキップに代えてウィンクス、ソン・フンミン、ルーカスに代えてロ・チェルソ、ブライアン・ヒルをピッチへ送り出す。
一連の交代によってもうひと盛り上がりが期待された中、88分にはトッテナムにこの試合最大の決定機。左サイド深くで縦に仕掛けたブライアン・ヒルがそのままボックス内に侵入し、マイナスの折り返しを供給。これをゴール前のロ・チェルソが合わせるが、GKケパのファインセーブに阻まれた。
そして、試合はこのままホームチームが前半に奪った2ゴールを守り切り、2-0の先勝。2022年の初勝利を手にした。なお、ファイナル進出を懸けた2ndレグは12日にトッテナム・ホットスパースタジアムで開催される。
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