ACLで日本勢を苦しめたFWエウケソンが広州FC退団を発表、中国代表でのプレー継続は意欲「僕の誇りだ」
2021.12.15 11:10 Wed
中国スーパーリーグの広州FCに所属する中国代表FWエウケソン(32)がクラブからの退団を発表した。
エウケソンは、ヴィトーリア、ボタフォゴと母国でプレー。2013年1月にボタフォゴから広州恒大(現:広州FC)へと完全移籍で加入した。
加入後、その得点力を生かし、莫大な資金力をバックにヨーロッパからビッグネームを連れてくるチームにおいても重要な役割を担うと、中国スーパーリーグの3連覇に貢献。さらにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を2度制するなど、チームの黄金期を支えた。
2016年1月に上海上港(現:上海海港)へと完全移籍すると、そこでも持ち前の得点力を発揮。リーグ優勝1回と広州FCの連覇を阻む活躍を見せると、2019年7月に広州FCへと復帰。再びリーグ優勝を成し遂げた。
広州FCでは164試合で104ゴール39アシスト、上海海港では117試合で54ゴール29アシストを記録。2019年に中国への帰化が認められると、中国代表として13試合に出場し4ゴール。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選にも中国代表として出場しており、日本とも対戦している。
「今日はクラブと僕をいつも支えてくれたファンに別れを告げたいと思う」
「僕は9年前に中国に来て、広州のチームに加わった。ここで多くの幸せで忘れられない瞬間を過ごした。例えば、2013年と2015年にAFCチャンピオンズリーグで2回優勝し、中国スーパーリーグで5回優勝した(広州では4回、上海海港で1回)」
「僕たちが一緒に過ごした時間が、みなさんの心に残っていることを願う。ファンと一緒に祝う瞬間、それぞれのゴールの後の感性は永遠に僕の心の中にある。だから、感謝の気持ちを伝えたいと思う」
「僕を信頼してくれたクラブに感謝する。チームのみんなに感謝する。チームでは多くの友人と出会った。逆境の中で、僕がブレイクスルーを続けられたのは、みんなのおかげだ」
「今、他のみんなと同じように、僕は中国人だ。そして、これは僕の心の中の国でもある。僕はクラブを去るけど、常に僕たちの国である中国のために戦う準備ができている」
「代表チームが僕を必要としている限り、僕は躊躇うことなくそこへ行き、全力を代表チームに捧げ、チームメイトと最後まで戦うことを約束する。代表チームを代表して、予選に臨むのは僕の責任だからだ。それは僕の誇りでもある」
エウケソンは、ヴィトーリア、ボタフォゴと母国でプレー。2013年1月にボタフォゴから広州恒大(現:広州FC)へと完全移籍で加入した。
加入後、その得点力を生かし、莫大な資金力をバックにヨーロッパからビッグネームを連れてくるチームにおいても重要な役割を担うと、中国スーパーリーグの3連覇に貢献。さらにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を2度制するなど、チームの黄金期を支えた。
広州FCでは164試合で104ゴール39アシスト、上海海港では117試合で54ゴール29アシストを記録。2019年に中国への帰化が認められると、中国代表として13試合に出場し4ゴール。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選にも中国代表として出場しており、日本とも対戦している。
エウケソンは自身のWeiboを通じて退団を発表。感謝を伝えるとともに、中国代表としてはこの先もプレーを続けたいと意欲を示した。
「今日はクラブと僕をいつも支えてくれたファンに別れを告げたいと思う」
「僕は9年前に中国に来て、広州のチームに加わった。ここで多くの幸せで忘れられない瞬間を過ごした。例えば、2013年と2015年にAFCチャンピオンズリーグで2回優勝し、中国スーパーリーグで5回優勝した(広州では4回、上海海港で1回)」
「僕たちが一緒に過ごした時間が、みなさんの心に残っていることを願う。ファンと一緒に祝う瞬間、それぞれのゴールの後の感性は永遠に僕の心の中にある。だから、感謝の気持ちを伝えたいと思う」
「僕を信頼してくれたクラブに感謝する。チームのみんなに感謝する。チームでは多くの友人と出会った。逆境の中で、僕がブレイクスルーを続けられたのは、みんなのおかげだ」
「今、他のみんなと同じように、僕は中国人だ。そして、これは僕の心の中の国でもある。僕はクラブを去るけど、常に僕たちの国である中国のために戦う準備ができている」
「代表チームが僕を必要としている限り、僕は躊躇うことなくそこへ行き、全力を代表チームに捧げ、チームメイトと最後まで戦うことを約束する。代表チームを代表して、予選に臨むのは僕の責任だからだ。それは僕の誇りでもある」
エウケソンの関連記事
広州FCの関連記事
中国スーパーリーグの関連記事
|
|
エウケソンの人気記事ランキング
1
“中国の雄”広州FCが経営難で崩壊…多くのタイトルに貢献したブラジル人帰化選手5人が全員退団
中国スーパーリーグの広州FC(旧:広州恒大)は16日、5人のブラジル人選手との契約終了を発表した。 契約終了で退団するのは、FWエウケソン(32)、FWリカルド・グラル(30)、FWアラン(32)、FWアロイージオ(33)、FWフェルナンジーニョ(28)の5名だ。 5選手はいずれも中国国籍を取得し、エウケソン、アラン、アロイージオ、フェルナンジーニョは帰化選手として中国代表に招集。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選にも出場していた。 エウケソンは2013年1月にボタフォゴから広州恒大へと加入。2016年1月に上海上港(現:上海海港)へと移籍。2019年7月に復帰していた。 広州では、公式戦164試合に出場し104ゴール40アシストを記録。4度のリーグ優勝に加え、2度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を経験していた。また、中国代表として13試合に出場し4ゴールを記録している。 グラルは、2015年1月にクルゼイロから加入。2019年1月から6月まではパウメイラス、2020年7月から11月までは河北華夏(現:河北FC)へとレンタル移籍を経験したが、それ以外は広州でプレー。今年1月にサントスへと移籍が既に発表されていた。 広州では公式戦174試合に出場し110ゴール54アシストを記録。3度のリーグ優勝、1度のACL優勝を経験していた。 アランはザルツブルクから2015年1月に加入。天津天海、北京国安へのレンタル移籍を経験していた。広州では公式戦113試合で61ゴール32アシストを記録。3度のリーグ優勝、1度のACL優勝を経験。中国代表としても10試合に出場し3得点を記録していた。 アロイージオは2020年1月に広州へと加入。公式戦18試合で4ゴール1アシストと一番歴は浅かった。また、山東魯能や河北華夏などでもプレーしていた。中国代表としては5試合で1ゴールを記録していた。 フェルナンジーニョは重慶力帆、河北華夏でプレーした後、2020年1月に広州へと加入。公式戦18試合で5ゴール6アシストを記録していた。また、1月の日本代表戦に向けた中国代表に招集されていたが、家族の事情で直前で辞退していた。 広州FCは、経営権を保有する中国の不動産大手である「恒大集団」の経営破綻によって、クラブ存続の危機に瀕し、ファビオ・カンナバーロ監督が辞任。その後選手給与が払えないなど、苦しい状況が続いていた。 かつてはACLで2度優勝、中国スーパーリーグの絶対的な王者として君臨し、ヨーロッパでプレーするビッグネームを“爆買い”で集めていたが、今回のブラジル人選手5人の退団でその栄華を終えることとなった。 2022.02.17 11:25 Thu広州FCの人気記事ランキング
1
“中国の雄”広州FCが経営難で崩壊…多くのタイトルに貢献したブラジル人帰化選手5人が全員退団
中国スーパーリーグの広州FC(旧:広州恒大)は16日、5人のブラジル人選手との契約終了を発表した。 契約終了で退団するのは、FWエウケソン(32)、FWリカルド・グラル(30)、FWアラン(32)、FWアロイージオ(33)、FWフェルナンジーニョ(28)の5名だ。 5選手はいずれも中国国籍を取得し、エウケソン、アラン、アロイージオ、フェルナンジーニョは帰化選手として中国代表に招集。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選にも出場していた。 エウケソンは2013年1月にボタフォゴから広州恒大へと加入。2016年1月に上海上港(現:上海海港)へと移籍。2019年7月に復帰していた。 広州では、公式戦164試合に出場し104ゴール40アシストを記録。4度のリーグ優勝に加え、2度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を経験していた。また、中国代表として13試合に出場し4ゴールを記録している。 グラルは、2015年1月にクルゼイロから加入。2019年1月から6月まではパウメイラス、2020年7月から11月までは河北華夏(現:河北FC)へとレンタル移籍を経験したが、それ以外は広州でプレー。今年1月にサントスへと移籍が既に発表されていた。 広州では公式戦174試合に出場し110ゴール54アシストを記録。3度のリーグ優勝、1度のACL優勝を経験していた。 アランはザルツブルクから2015年1月に加入。天津天海、北京国安へのレンタル移籍を経験していた。広州では公式戦113試合で61ゴール32アシストを記録。3度のリーグ優勝、1度のACL優勝を経験。中国代表としても10試合に出場し3得点を記録していた。 アロイージオは2020年1月に広州へと加入。公式戦18試合で4ゴール1アシストと一番歴は浅かった。また、山東魯能や河北華夏などでもプレーしていた。中国代表としては5試合で1ゴールを記録していた。 フェルナンジーニョは重慶力帆、河北華夏でプレーした後、2020年1月に広州へと加入。公式戦18試合で5ゴール6アシストを記録していた。また、1月の日本代表戦に向けた中国代表に招集されていたが、家族の事情で直前で辞退していた。 広州FCは、経営権を保有する中国の不動産大手である「恒大集団」の経営破綻によって、クラブ存続の危機に瀕し、ファビオ・カンナバーロ監督が辞任。その後選手給与が払えないなど、苦しい状況が続いていた。 かつてはACLで2度優勝、中国スーパーリーグの絶対的な王者として君臨し、ヨーロッパでプレーするビッグネームを“爆買い”で集めていたが、今回のブラジル人選手5人の退団でその栄華を終えることとなった。 2022.02.17 11:25 Thu2
かつての広州恒大まで…2004年以降に消滅した中国のプロサッカークラブは「127」
中国では、2004年からのおよそ20年間で「127」ものプロサッカークラブが消滅した。中国『新浪』が伝える。 中国サッカー界では6日、“広州恒大”時代にアジア最強クラブと言われた広州FC(甲級)、給与未払いが常態化していた滄州雄獅(超級)など、プロクラブ3つのライセンス不認可を発表。当地でこれは、問答無用のクラブ解散を意味する。 2023年に経営難で解散した広州富力なども含め、中国からプロサッカークラブが消えていく様子は、ハッキリ言って珍しくもない光景。 中国のトップディビションが1部超級・2部甲級・3部乙級で構成される「中国スーパーリーグ」となった2004シーズン以降、20年間で合計124ものプロクラブが消滅し、今回そこに広州FCなど3つが追加されることに。実に「127」ものクラブが消え去ったのだ。 中には、例えば2004年創設で2006年消滅…といったクラブもあるが、1955年創設で2019年に解散した延辺富徳など、それなりに長い歴史を有しながらもメインスポンサーの歯車が狂って解散を余儀なくされたクラブも存在。 それにしても、およそ20年で127ものプロクラブが消滅…尋常ではない数字である。 2025.01.16 20:25 Thu3
中国スーパーリーグが年俸上限を設定、外国人の年俸は3億8000万円
中国スーパーリーグが、2021シーズンからのサラリーキャップ制度導入を発表した。 かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグのクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。 また、クラブの給与未払い問題や、クラブの消滅などを繰り返した中、今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて変則的なシーズンを過ごしていた。 その中国スーパーリーグは、2021シーズンからサラリーキャップを導入することを発表。外国人選手の年俸は300万ユーロ(約3億8000万円)を上限、国内選手は500万元(約8000万円)を上限とすることになった。 なお、この制限を超えたチームに関しては、最大で勝ち点24が剥奪されることとなる。また、選手はCFA主催の試合への出場停止措置を受ける可能性もあるとのことだ。 中国スーパーリーグではチェルシーなどでプレーした元ブラジル代表MFオスカルが6000万ユーロ(約75億5000万円)で上海上港で加入。年俸は2300万ユーロ(約29億円)であり、今回も受けられる上限のおよそ8倍をもらっていた。 CFAがサラリーキャップ制度を導入する理由は「マネーフットボール」の抑制と中国代表への「投資バブル」をもたらしたいとのことだ。 CFAの陳戌源会長は、「中国スーパーリーグのクラブの支出は、韓国のKリーグの約10倍、日本のJリーグの3倍となっている。しかし、我々の代表チームははるかに遅れをとっている」とコメントしている。 FIFAランキングで見れば、中国は75位に対し、韓国は38位、日本は27位となっており、会長の言葉通りコストに対して代表強化が進んでいないのが現状だ。 なお、1月1日から有効となり、2部と3部でもサラリーキャップ制度が導入されるとのことだ。 2020.12.16 13:05 Wed4
