ラングニック「試しだった」…ヤング・ボーイズ戦でメンバー総入れ替え

2021.12.09 11:12 Thu
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドラルフ・ラングニック監督がイギリス『BT Sport』で振り返った。

チャンピオンズリーグ(CL)グループFの5試合を消化した時点で首位通過を決めたユナイテッド。8日の最終節は消化試合となるなか、最下位に沈むヤング・ボーイズを本拠地オールド・トラッフォードに迎え撃った。

先の初陣から2試合目のラングニック監督は先発全員を変更して、MFファン・デ・ベークをアンカーに置いた[4-1-4-1]の布陣を採用。ベンチメンバーにも休養の主力に代わり、アカデミーでプレーする選手が入った。
そんなユナイテッドは9分、脳しんとうから復帰したDFルーク・ショーの左クロスからFWメイソン・グリーンウッドの左足ジャンピングボレーで先制。その後、42分に追いつかれ、守勢に回ったが、1-1で引き分けた。

見慣れない面子だったとはいえ、ビルドアップでのミスも多々あり、不安定な戦いぶりだったが、ラングニック監督は試合後、「慣れない顔ぶれだったのは試合前から承知済みだった」と述べ、感想を続けた。
「最初の30分は順調だったが、自発的なエラーがいつくかあった。2-0、3-0にしてもおかしくなかったが、仕留め切れず、ダラダラしてしまったね。追いつかれてからは高い位置で守備ができなくなってしまった」

「(メンバーは)試しだった。ノリッジ戦に向けても何選手かを温存したかったしね。とはいえ、あの失点は簡単にクリアできたはずだが、それができなかったのが悔やまれる。試合前にそれを伝えておいたのだがね」

なお、この試合のユナイテッドはMFジダン・イクバルやMFチャーリー・サベージのアカデミー選手を途中投入するなどして、一時は10代の選手が6選手もプレー。データ集計サイト『Opta』によれば、CL史上5例目であり、イングランドのクラブだと、2009年のアーセナル以来だという。

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主力起用でチェルシーに惜敗、EL決勝控えるアモリム監督は試合勘を重視「試合を戦って準備をすることが最良だと判断」

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を重視し、主力を起用したことを明かした。 「前回の試合ではフィーリングが良くなかった。そこを改善したかった。そして決勝までの準備期間が5日ある。2日は完全休養とし、次の2日間で決勝に向けて準備をする。今日起用しないと、10日間試合がないまま決勝を迎える選手が居た。それは嫌だった。だから決勝に向けて完全に回復できる時間があると考え、試合を戦って準備をすることが最良だと判断した。それに我々はユナイテッドであり、毎試合戦う必要がある」 プレミアリーグ3連敗でEL決勝を迎えることになった点については次のように述べた。 「それは認めざる得ない。今はEL決勝に向けて準備し、トロフィーを獲得することを目指す。そして次のシーズンへの準備をすることが最善だ。今季は苦戦を強いられているが、どうすることもできない。過去を顧みず、今を見つめる必要がある」 2025.05.17 11:00 Sat

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