【CLグループC総括】アヤックス圧巻全勝突破、本命ドルトムント敗退
2021.12.11 14:00 Sat
ドルトムントが本命と見られたグループCだったが、アヤックスの強さが際立つ結果となった。ベスト16常連のドルトムントがまさかのグループステージ敗退となった中、アヤックスに続いたのはポルトガル王者スポルティング・リスボンとなった。
■グループC順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.アヤックス[18/6/0/0/15]
2.スポルティング・リスボン[9/3/0/3/2]
3.ドルトムント[9/3/0/3/-1]
4.ベシクタシュ[0/0/0/6/-16]
◆アラー爆発で圧巻の全勝突破~アヤックス~

ウェストハムで泣かず飛ばずだったFWアラーがアヤックスを牽引した。フランクフルト時代の輝きを取り戻したストライカーは、ゴールランキングトップの10ゴールを記録。オランダ王者を首位通過に導いた。そのアラーを軸に、5シーズン目を迎えたテン・ハグ監督の下、3シーズン前のCLベスト4メンバーも健在で、MFタディッチやDFブリント、DFマズラウィらがチームを牽引。完成度の高いサッカーを披露した。
◆ポルトガル王者がGS突破~スポルティング・リスボン~

5季ぶりCL出場のポルトガル王者スポルティングがドルトムントを上回って2位通過を果たした。36歳の青年指揮官アモリム監督に率いられたチームは、2連敗スタートと躓いたが、その後のベシクタシュとの連戦、ドルトムント戦を制して最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。[3-4-3]の攻撃的なシステムを駆使し、ベシクタシュ相手にはいずれも4ゴール、ドルトムントとのホーム戦では3ゴールを叩き込んでの快勝劇を収めた。攻撃サッカーでポルトガルのみならず欧州の舞台でも旋風を巻き起こして見せた。
◆GS突破常連が躓き~ドルトムント~

ローゼ新監督を迎え、期待の高かったドルトムントだったが、2連勝スタートからの3連敗で5シーズンぶりとなるグループステージ敗退に終わった。とりわけ痛かったのが主砲FWハーランドの負傷離脱。彼を欠いた中で戦ったアヤックスとの連戦で連敗し、一気に戦局が悪化した。そして第5節スポルティング戦では力負けし、最終節を前に敗退が決まってしまった。

2位争いをする実力があるかと思われたトルコ王者だったが、全敗での敗退となった。4季ぶりのCL出場となったベシクタシュは、MFピャニッチやFWバチュアイをレンタルで獲得。初戦のドルトムント戦、アヤックス戦こそ接戦を落とした格好だったが、スポルティングとの連戦でいずれも4失点と守備が崩壊。勝負弱さも露呈し、勝負にならなかった。
■グループC順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.アヤックス[18/6/0/0/15]
2.スポルティング・リスボン[9/3/0/3/2]
3.ドルトムント[9/3/0/3/-1]
4.ベシクタシュ[0/0/0/6/-16]
◆アラー爆発で圧巻の全勝突破~アヤックス~

Getty Images
ウェストハムで泣かず飛ばずだったFWアラーがアヤックスを牽引した。フランクフルト時代の輝きを取り戻したストライカーは、ゴールランキングトップの10ゴールを記録。オランダ王者を首位通過に導いた。そのアラーを軸に、5シーズン目を迎えたテン・ハグ監督の下、3シーズン前のCLベスト4メンバーも健在で、MFタディッチやDFブリント、DFマズラウィらがチームを牽引。完成度の高いサッカーを披露した。

Getty Images
5季ぶりCL出場のポルトガル王者スポルティングがドルトムントを上回って2位通過を果たした。36歳の青年指揮官アモリム監督に率いられたチームは、2連敗スタートと躓いたが、その後のベシクタシュとの連戦、ドルトムント戦を制して最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。[3-4-3]の攻撃的なシステムを駆使し、ベシクタシュ相手にはいずれも4ゴール、ドルトムントとのホーム戦では3ゴールを叩き込んでの快勝劇を収めた。攻撃サッカーでポルトガルのみならず欧州の舞台でも旋風を巻き起こして見せた。
◆GS突破常連が躓き~ドルトムント~

Getty Images
ローゼ新監督を迎え、期待の高かったドルトムントだったが、2連勝スタートからの3連敗で5シーズンぶりとなるグループステージ敗退に終わった。とりわけ痛かったのが主砲FWハーランドの負傷離脱。彼を欠いた中で戦ったアヤックスとの連戦で連敗し、一気に戦局が悪化した。そして第5節スポルティング戦では力負けし、最終節を前に敗退が決まってしまった。
◆実力及ばず全敗のトルコ王者~ベシクタシュ~

Getty Images
2位争いをする実力があるかと思われたトルコ王者だったが、全敗での敗退となった。4季ぶりのCL出場となったベシクタシュは、MFピャニッチやFWバチュアイをレンタルで獲得。初戦のドルトムント戦、アヤックス戦こそ接戦を落とした格好だったが、スポルティングとの連戦でいずれも4失点と守備が崩壊。勝負弱さも露呈し、勝負にならなかった。
アヤックスの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
アヤックスの人気記事ランキング
1
ブライトン、アヤックスから身長2m超のU-21蘭代表GKを獲得!
ブライトン&ホーヴ・アルビオンは16日、アヤックスからU-21オランダ代表GKキエル・スヘルペン(21)の獲得を発表した。契約期間や移籍金等については明らかにされていない。 スヘルペンは地元クラブのエメンから2019年に引き抜かれる形でアヤックス入りした2m超えの大型GK。今季もリザーブチームでのプレーがメインだったが、トップチームで公式戦4試合に出場した。 また、2018年から世代別のオランダ代表でも活躍。先のU-21欧州選手権では5月下旬から6月上旬にかけての決勝トーナメントこそ出番なしに終わったが、3月のグループステージ3試合に先発した。 グラハム・ポッター監督はクラブ公式サイトで「キエルをこのクラブに迎え入れることができ、嬉しい限りだ。以前から注視してきた選手であり、多くの特長を持っている」と活躍を期待した。 「彼のサイズだけじゃなく、イングランドのフットボールに慣れるにつれ、すべての面で良くなろうとしてくれると考えている。一緒に働けるのが楽しみだ」 2021.07.17 11:25 Sat2
欧州5大リーグ以外で最も市場価値が高い選手は…やはり際立つポルトガル勢
欧州5大リーグ以外で最も市場価値が高い選手は…。 15日、スイスのスポーツ研究国際センター(CIES)サッカー観測所が、欧州5大リーグ以外でプレーする選手の中から、市場価値が最も高い10選手を発表した。 10人中6人を占めたのがプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)勢。またトップ3はいずれもポルトガル代表選手。若手の登竜門として名高いベンフィカ、スポルティングCP、ポルトは、市場価値が高い選手を生み出し続けているようだ。 一方で、欧州外から唯一ランクインしたのは、今夏のレアル・マドリー移籍が決定しているパウメイラスのブラジル代表FWエンドリッキ(17)。ポスト・ネイマールは4位に食い込んでいる。 1位 DFアントニオ・シウバ(20) 所属:ベンフィカ 市場価値:1億1400万ユーロ(約187億円) 代表チーム:ポルトガル代表 2位 MFジョアン・ネヴェス(19) 所属:ベンフィカ 市場価値:9500万ユーロ(約156億円) 代表チーム:ポルトガル代表 3位 DFゴンサロ・イナシオ(22) 所属:スポルティングCP 市場価値:8700万ユーロ(約143億円) 代表チーム:ポルトガル代表 4位 FWエンドリッキ(17) 所属:パウメイラス 市場価値:8000万ユーロ(約131億円) 代表チーム:ブラジル代表 5位 DFウスマーヌ・ディオマンデ(20) 所属:スポルティングCP 市場価値:7800万ユーロ(約128億円) 代表チーム:コートジボワール代表 6位 ヨレル・ハト(18) 所属:アヤックス 市場価値:7800万ユーロ(約128億円) 代表チーム:U-21オランダ代表 7位 アナトリー・トルビン 所属:ベンフィカ 市場価値:7200万ユーロ(約118億円) 代表チーム:ウクライナ代表 8位 GKジオゴ・コスタ(24) 所属:ポルト 市場価値:7100万ユーロ(約116億円) 代表チーム:ポルトガル代表 9位 FWブライアン・ブロビー(22) 所属:アヤックス 市場価値:6900万ユーロ(約113億円) 代表チーム:オランダ代表 10位 MFケネス・テイラー(21) 所属:アヤックス 市場価値:6600万ユーロ(約108億円) 代表チーム:U-21オランダ代表 2024.03.22 14:35 Fri3
名門アヤックスが大ピンチ?150名程度のリストラなど、大幅なコスト削減は必須な状況に
オランダの名門クラブであるアヤックスが、大規模な再建計画を立てており、大量に人員削減などを行う可能性があるようだ。オランダ『NRC』が伝えた。 オランダのエールディビジでは最多となる28度の優勝を誇り、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はチャンピオンズカップ時代に3連覇を含む4度の優勝を経験。オランダでは最も人気のあるクラブとしても知られているアヤックス。ファーストチームの実績だけでなく、その優れた育成システムも特徴の1つだ。 しかし、近年は成績の低迷が目立ち、ライバルであるPSVやフェイエノールトに押されている状況。加えて、かつては有望な若手を国外へ高額で売却するなどして利益を得ていたが、移籍市場も近年は苦しんでいる状況が続いていた。 『NRC』によると、クラブの経営者は運営コストの削減を余儀なくされているとのこと。少なくとも従業員の20%が削減されると予想されており、現在は約500名が働いていることから、100〜150名程度がリストラに遭う可能性があるようだ。 この人員削減は、アカデミーからファーストチーム、スカウトやトレーニング、マーケティングなど、あらゆる部門に影響がでるとのことだ。 また、アヤックスの広報担当者も。クラブが構造的にコストを削減する方法を検討していると認めたという。 財務ディレクターが数カ月をかけて再建計画を策定。関係者によれば、各部門の削減目標はほぼ明確となり、具体的な部分を今詰めている段階だという。 昨シーズンの赤字は4000万ユーロ(約65億4000万円)とのこと。また、今後も選手を高額で売却できる可能性に疑問を抱いているとされ、ビッグクラブに狙われているオランダ代表DFヨレル・ハト(18)らも売却に応じなければいけない状況だという。 選手の年俸も昨シーズンは6000万ユーロ(約98億円)程度だったが、これを4000万ユーロに減らすことは必須。また、今後の補強もままならず、移籍金が1500万ユーロ(約24億5000万円)を超える選手の獲得はなくなるものと考えられ、育成以外での有力選手の獲得は難しくなりそうだ。 2024.11.18 21:45 Mon4
名手ファン・デル・ファールトの長男ダミアンがアヤックスと長期契約…世代別オランダ代表に名を連ねる18歳
アヤックスがラファエル・ファン・デル・ファールト氏の長男と長期契約を結んだ。 絶大なタレント性でサッカーファンを魅了した左足の名手、元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏。アヤックスやハンブルガーSV、レアル・マドリー、トッテナム等で活躍した。 その長男は、元日本代表FW高原直泰氏とともにプレーしたハンブルガー時代に生まれた、ダミアン・ファン・デル・ファールト(18)。 少年時代は父親の移籍に伴い、ドイツ、デンマーク等で生活し、2023年にアヤックスのU-18チームへ入団。昨夏U-19チームに昇格し、世代別のオランダ代表にも名を連ねている。 父の古巣でもあるアヤックスとはU-19昇格と同時に新契約を締結も、7日、新たに2029年6月までの契約延長にサイン。近い将来のトップチーム昇格が念頭にあるのは間違いないだろう。 アヤックスのフットボール・ダイレクター(FD)を務めるマリジン・ボイカー氏いわく、ダミアンは父ラファエルと同じく攻撃的MFで、より守備にも協力的な現代型のフットボーラー。 「彼との契約延長を嬉しく思う。ダイナミックな攻撃的MFで、ボックス内への侵入も多い。何より優れたキック精度とテクニックがあり、エネルギッシュなプレッシングも魅力的だ」 「次のステップはヨング・アヤックス(オランダ2部/セカンドチーム)に上がること。今後数年間でさらなる成長があると確信しているよ」 <span class="paragraph-title">【写真/2枚目】ファン・デル・ファールト親子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="hu" dir="ltr">It’s a ‘Van der Vaart’ thing <br><br>Damián 2029 </p>— AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1876698684404207889?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.08 14:20 Wed5
