「今こそリバプールを倒す時だ」ミランのトモリがCLグループステージ突破を懸けた試合に気合い

2021.12.07 13:20 Tue
Getty Images
ミランのイングランド代表DFフィカヨ・トモリが、チャンピオンズリーグ(CL)への意気込みを示した。『フットボール・イタリア』が伝えている。

ミランは8シーズンぶりの出場となったCLで開幕から3連敗と最悪のスタートを切ったが、第4節のポルト戦をドローで終え連敗を止めると、11月24日に行われた第5節のアトレティコ・マドリー戦は1-0で勝利。これにより、7日に行われるグループB最終節のリバプール戦に勝利すれば、決勝トーナメント進出の可能性が出てくる状況となった。

イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたトモリは、サン・シーロで行われる一戦に何としても勝利したいとコメント。欧州トップクラスのチームを相手に、気を引き締めている。
「激しい試合になるだろうね。スタジアムは僕たちを応援してくれると思う。これが重要な試合になることはわかっているよ」

「僕たちはリバプールをリスペクトしており、近年の彼らのプレーを見てきた。彼らはアグレッシブなチームであり、よくクロスを上げ、ボールの保持力も高い。ゴール数が多く、困難になることはわかっているからこそ、僕たちは個性を発揮して、勝ちたいという気持ちを見せなければならない」
「明日の試合ではすべてをピッチに出すことで、良い試合になると確信している。もし勝てば、グループステージ通過のチャンスがあるんだ。(2-3で敗れたリバプールとの)初戦では、良いプレーができていただけに結果が少しアンラッキーだった。でも、今は予選通過の可能性があるのだから、それを信じてピッチに立つしかない」

また、トモリは1日に行われたセリエA第15節のジェノア戦で、ヒザを負傷して長期離脱となったデンマーク代表DFシモン・ケアーに言及。大きな存在を失ったことを嘆きつつ、チームは奮起する必要があると語った。

「シモンはピッチ内外で僕たちチームにとって重要な一員だ。彼は強い個性を持ち、リーダーであり、今シーズンはその重要性を示してくれた。彼のような選手を失うのは辛いけど、チームとして団結して、彼のためにプレーして、勝利して、良いシーズンを過ごさなければならない時が来たと思う」

「僕はディフェンスリーダーとして、チームでベストを尽くすつもりだ。そして、チームの選手1人ひとりが今以上に何かを発揮する必要があるとも思っている。今こそ、リバプールを倒す時だ。僕たちはすべてを捧げるよ」

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.25“アンチェロッティのピルロシステム”セリエAで圧倒/ミラン[2003-04]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.25</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/ミラン 〜アンチェロッティのピルロシステム〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04milan.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:カルロ・アンチェロッティ(44) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">セリエAで圧倒</div> 1980年代にサッキ、1990年代にカペッロの下で黄金期を築いたミランは、2000年代ではアンチェロッティ監督に率いられて名門としての強さを誇示した。2002-03シーズンにユベントスとの激闘を制してCLのタイトルを獲得したミランは、アンチェロッティ体制下3年目のシーズンである2003-04シーズン、さらに磐石なチームへと昇華する。 まずは、ローマからカフーを獲得し、ウィークポイントだった右サイドバックを補強。さらに、当時まだ無名だったカカをサンパウロから招き入れた。そのカカはすぐさまチームに馴染み、ルイ・コスタからトップ下のポジションを奪った。そして、セリエAでは一貫した強さを披露。第18節以降から首位の座を守り、当時の最多勝ち点記録(勝ち点82)を更新してスクデットを獲得した。 ただ、CLでは思わぬ展開となった。決勝トーナメント準々決勝でデポルティボと対戦したチームは、1stレグをホームで4-1と快勝。しかし、リアソールでの2ndレグでは“スーペル・デポル”の破壊力に屈して0-4の大逆転劇を許し、まさかの敗退。大会2連覇を成し遂げることはできなかった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピルロ・システム</div> 選手時代にもミランで活躍したアンチェロッティはこのシーズン、ピルロを生かすためのスタイルを確立。守備の時間を減らすためにポゼッションを高め、ピルロに自由を与えながらも、その脇のガットゥーゾやアンブロジーニを守備に集中させ、攻守のバランスを保った。 両サイドバックが比較的高い位置を取ったが、ガットゥーゾやセードルフ、アンブロジーニが卓越した戦術眼でうまくカバー。さらに、マルディーニとネスタという当時世界でも指折りのセンターバック2枚が安定した守備を披露し、相手の攻撃を未然に防いでいった。 攻撃面では、ピルロから送られる良質なロングボールを軸に、前線3枚を中心としたカウンターが大きな武器だった。このシーズンのシェフチェンコは確かな決定力を発揮し、自身2度目のセリエA得点王に輝いている。その他、FWとしてマルチなプレーを見せるトマソン、相手DFとの巧みな駆け引きからゴールを奪うインザーギらアタッカー陣の質も高かった。そして、新進気鋭のカカは高速ドリブルで攻撃に幅を持たせ、チームに不可欠な存在となった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFアンドレア・ピルロ(25)</span> インテル時代など、元々トレクァルティスタ(トップ下)を主戦場としていたが、レジスタ(中盤の底)へのポジション変更を機にその才能が一気に開花。卓越したボールコントロールと高精度のパスでピッチにアートを描いた。その決定的なパスは相手DFを絶望の淵に陥れたほど。両脇にガットゥーゾやセードルフといった戦術眼に優れた選手が守備力を補ってくれたことで、自身の能力を思う存分に発揮することが可能だった。 2019.04.15 22:00 Mon

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