フランクフルトSD、来月で38歳の長谷部誠を称賛 「チームの中で最高の選手」

2021.12.01 20:58 Wed
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フランクフルトのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるマルクス・クレシェ氏が、元日本代表MF長谷部誠を称賛した。ドイツ『キッカー』がコメントを伝えている。

フランクフルトでの8シーズン目を過ごしている長谷部。今季はオリヴァー・グラスナー新監督の下、序盤はなかなか出番が与えられなかったものの、10月以降は出場機会を増やし、第12節では同メディアによるブンデスリーガベストイレブンにも選出。ここまで公式戦11試合に出場し、3バックの一角としてチームを支えている。

その長谷部を、今シーズンからクラブに加わったクレシェ氏が「チームのカギ」であると手放しで称賛。豊富な経験を活かしたチームメイトへのコーチングについても言及している。

「誠はチームの中で最高の選手の1人だ。特にビルドアップの面ではすばらしい役割を果たしている。ここ数週間、彼は我々のサッカーのカギとなっているよ」

「彼は非常に知的で、経験豊富な選手だ。自分が長所を出せるように、他の選手たちを上手くコーチングしている」

「それに、さまざまな状況をよく予測している。彼はチームを前進させてくれるのだ」

来月には38歳を迎える長谷部。チームは現在リーグ12位に低迷しているが、ここからの巻き返しに貢献できるだろうか。


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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/Cddudg3D7nR/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Eintracht Frankfurt Official(@eintrachtfrankfurt)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.05.13 21:15 Fri
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マインツがフランクフルトからレンタル中のMFコールを完全移籍で獲得、2026年まで契約

マインツは11日、ドイツ人MFドミニク・コール(28)を完全移籍で獲得することを発表した。 コールは、フランクフルトから2021年1月にレンタル移籍で加入。今年6月までのレンタル期間だったが、完全移籍に切り替え。2026年夏までの4年契約を結んだ。 コールはレバークーゼンの下部組織出身で、2012年7月にファーストチームに昇格。2014年1月にアウグスブルクへとレンタル移籍。2015年7月に完全移籍すると、2017年7月にレバークーゼンへと復帰。2019年7月にフランクフルトへと完全移籍した。 レバークーゼンでは公式戦69試合で4ゴール7アシスト、アウグスブルクでは公式戦102試合で3ゴール8アシスト、フランクフルトでは39試合で1ゴール5アシストを記録していた。 マインツに加入してからも主軸としてプレーし、ここまで40試合で1ゴール5アシスト。ケガで離脱する時期もあったが、今季もブンデスリーガで21試合に出場し3アシストを記録していた。 完全移籍が決まったコールは、クラブを通じてコメントしている。 「マインツのジャージを着続けるのは僕の心の問題だ。僕は初日からここで特別な家族の一員のように感じ、マインツの意味を自分で体験することができた」 「厳格なスポーツ哲学に加え、ここには特別な家族の絆がある。チームとして、僕たちは僕たちを結びつける多くの特別な瞬間を経験した。過去1年半の間、クラブにすべてを捧げてきた。次の4年間も、そうしていく」 2022.05.12 21:04 Thu
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「見聞色の覇気」フランクフルト長谷部誠のゴールライン上クリアに驚きの声「今まで何度も見た」

フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠がピンチを防いだ。 フランクフルトは8日、ブンデスリーガ第33節でボルシアMGをホームに迎え、長谷部はマルティン・ヒンテレッガーの負傷を受けて3バックの中央で先発出場した。 しかし、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝直後の試合でメンバーを落としたフランクフルトは押し込まれ、4分に早くも失点。その後も押し込まれる展開が続き、前半を0-1のビハインドで折り返した。 それでも、後半にはMF鎌田大地ら主力も投入されると、65分には長谷部の縦パスを鎌田が落とし、最後はFWゴンサロ・パシエンシアのシュートで同点に追い付く。 しかし、71分に再び大ピンチ。カウンターからチャンスを作られると、一度は長谷部がマークを外してしまい、FWブリール・エンボロがフリーに。それでも当たり損ねたシュートのこぼれ球を再びエンボロが狙うと、今度は長谷部がゴールラインぎりぎりのところで頭でクリア。GKケビン・トラップも前に飛び出しており、長谷部がいなければ確実にゴールを決められる場面を防いだ。 このシーンには、日本のファンからも「今のクリアヤバすぎる」、「見聞色の覇気」、「是非代表に戻ってきてほしい」、「計算されたクリア」、「今まで何度も見た」と反響が集まっている。 ゴールシーンの縦パスやこのクリアだけでなく試合全体でも十分なパフォーマンスを見せた長谷部。今シーズンは出場機会こそ減っているものの、与えられた機会ではしっかりと結果を残している。 <span class="paragraph-title">【動画】長谷部誠がゴールライン上で神クリア</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Vn9CyDG1W8c";var video_start = 251;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.05.10 20:15 Tue
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ELとCL決勝の日本人対決? 不安はDF陣のベテラン/六川亨の日本サッカーの歩み

5月9日は森保一監督が4月28日以来となるズームでの会見に応じ、なかなか興味深いコメントを発した。フランクフルトをEL決勝へ導いた鎌田大地については、今シーズンから監督に就任したオリバー・グラスナー監督のもと、「求められるもの、役割が変わり、選手として成長していると思う」と高く評価。 W杯予選でも2次予選は攻撃の中心選手だったが、最終予選に入ると他チームの「一気にギアが上がった」ことで、2次予選とは「違う戦いをした方がよかった」との判断から出場機会が激減した。 それまでの森保ジャパンはほとんどの試合で4-2-3-1を採用していた。しかし左FWの南野拓実、トップ下の鎌田、ダブルボランチの柴崎岳は言うまでもなく攻撃を得意とする選手で、インテンシティの高い守備は苦手としている。このためミドルサードでは、格下相手にボールを保持して攻めているときはいいが、最終予選のように拮抗した相手との試合で守備に回ると劣勢を強いられるのは否めなかった。 そこで森保監督は4-3-3にして遠藤航、守田英正、田中碧の攻守にハードワークできるユニットにモデルチェンジした。 この傾向は今シーズンのJリーグにも当てはまり、4-3-3の布陣から前線の3人が高い位置からプレスをかけるチームが増えていて、タテに速く仕掛けるインテンシティの高いチームが多い。とりわけヨーロッパ出身の監督が率いるチームはその傾向が強いと言っていいだろう(J1リーグでブラジル人監督は柏のネルシーニョ監督1人だけになった)。 話を鎌田に戻すと、4-3-3(あるいは3-4-3)で使うとしたら、やはりフランクフルトと同様に左FWということになり、南野とポジションが重なる。片やチームをEL決勝に導いた立役者、片やCL決勝に勝ち進んだチームを序盤戦で支えた功労者。甲乙つけがたい“共演"と言ってもいいだろう。 そんな2人をもしも森保監督が招集しなかったり、招集しても試合に使わなかったりしたら、ファン・サポーターからはブーイングの嵐かもしれない。これまでの代表チームではあまりなかったことなので、それはそれで日本のサッカー界にとって刺激になるし、一般の人にもW杯の話題を提供するいい機会かもしれない。 それよりも不安なのは、ベテラン選手の現状だ。ACLはグループリーグを突破したものの、J1リーグではついに最下位に沈んだ神戸の大迫勇也は、ケガなどもあり「コンディションが上がっていないなかで、100パーセントでないなかでプレーしている」(森保監督)状態だ。 さらに浦和の酒井宏樹は第5中足骨の手術を受けたため6月の4試合には出場できないし、FC東京の長友佑都は5月8日の鳥栖戦ではベンチにも入っていなかった。アルベル監督によると5月3日の福岡戦で「違和感を覚えたのでスタメンから外した。次の際に間に合うことを期待したい」と述べるに止めている。 彼ら3人に加え、サンプドリアの吉田麻也も直近の10試合でフル出場は1回、スタメンも2回と出場機会が激減し、今夏で契約も切れるため移籍は避けられない状況だ。前述した3人と同様、Jリーグへ復帰するのか。それともヨーロッパで移籍先を探すのか。移籍先がすんなり決まればいいが、長引くようだと6月の招集は難しくなるかもしれない。 これまでも指摘されてきたように、DF陣の高齢化とそれに伴うバックアッパーの不在が暗雲のように森保ジャパンを覆い始めている。ただし、これを好機ととらえ、思い切った起用による若返りが功を奏することもある。過去の日本代表も、そうして世代交代をしてきたからだ。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2022.05.10 12:30 Tue
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