グループB天王山はドロー! オーストラリア、サウジ共に決定機生かせず《カタールW杯アジア最終予選》
2021.11.11 20:41 Thu
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB第5節、オーストリア代表vsサウジアラビア代表が11日に行われ、0-0の引き分けに終わった。
グループB1位のサウジアラビア(勝ち点12)と2位のオーストラリア(勝ち点9)による天王山。
オーストラリアは10月12日に行われた日本代表との一戦で惜敗し、今回の予選での連勝が「3」でストップ。再びホームで勝ち星を取り戻したいところ。一方のサウジアラビアはグループで唯一無傷の4連勝中。この勢いを活かして、予選突破へ近づきたい。
立ち上がりはオーストラリアがボールを保持。日本戦と同じように片方のサイドにポゼッションを寄せつつ、相手の動きを見計らってサイドチェンジする狙いを見せた。しかし、大雨の影響からか上手くボールを逆サイドまで届けられず、狙った形でゴールに迫ることはほとんどなかった。
一方のサウジアラビアは、GKアル=ヤミもパス交換に絡んで最終ラインから攻撃を展開。だが、オーストラリアの2トップによる執拗なプレッシングに遭い、こちらも狙い通りのビルドアップはできず。
続く35分、またしてもオーストラリアがチャンスを迎える。敵陣中央から左タッチライン際に張ったレッキーへ展開。レッキーはここからカットインし、ボックスの左角辺りから右足を振り抜いたが、枠を捕らえられずゴールの右へ。
お互い枠内シュート0で迎えた後半、再びホームチームにビッグチャンス。59分、自陣左サイドでボールを持ったべヒッチが、裏に抜けたレッキーにロングボールを送る。これを受けたレッキーはマークに付いていたDFを吹き飛ばしボックス左に侵入。体勢を整えて強烈なシュートを放ったが、これはGKアル=ヤミのファインセーブに遭ってしまう。
それでも勢いに乗るオーストラリアは65分、ペナルティアークから10mほど後方の位置でFKを得る。キッカーを務めたレッキーが右足を振り抜くと、ボールは壁を超えてゴール右へと一直線。GKアル=ヤミに弾かれたところをボイルが畳みかけるが、これもGKアル=ヤミが右足でスーパーセーブ。オーストラリアは再三のチャンスを活かしきれない。
一方、なかなか攻撃の機会が訪れなくなったサウジアラビアは75分にビッグチャンス。自陣右サイドからアル=アムリがロングボールを蹴ると、相手の最終ラインの後ろで拾ったアル=シェフリがボックス中央まで侵入。一度はボールを奪われたものの、そのルーズボールをアル=ファラジが拾い、ボックス中央からシュートへ。しかし、GKライアンの正面に飛んでしまい、こちらもゴールが奪えない。
84分にはまたしてもサウジアラビアに決定機。アル=ムワラッドからパスを受けたアル=ファラジがボックス左からクロスを上げると、これにゴール前で合わせたのはアル=シェフリ。完全にフリーでのヘディングだったが、わずかに枠の右に外れてしまい、またしても得点の機会を逃すことに。
その後も一進一退の攻防が続いたが、結局両チームともゴールを奪うことはできず、0-0で試合終了。グループBの天王山はゴールレスドローで幕を閉じることとなった。
オーストラリア代表 0-0 サウジアラビア代表
グループB1位のサウジアラビア(勝ち点12)と2位のオーストラリア(勝ち点9)による天王山。
オーストラリアは10月12日に行われた日本代表との一戦で惜敗し、今回の予選での連勝が「3」でストップ。再びホームで勝ち星を取り戻したいところ。一方のサウジアラビアはグループで唯一無傷の4連勝中。この勢いを活かして、予選突破へ近づきたい。
一方のサウジアラビアは、GKアル=ヤミもパス交換に絡んで最終ラインから攻撃を展開。だが、オーストラリアの2トップによる執拗なプレッシングに遭い、こちらも狙い通りのビルドアップはできず。
それでも29分、オーストラリアにチャンスが訪れる。相手のロングボールを自陣でセインズベリーが跳ね返すと、これを拾ったライトから右サイドを駆け上がったボイルにパスが出る。そしてボイルが右サイドを縦に突破して折り返すと、これにボックス手前で合わせたレッキーが地面に叩きつけるボレーシュート。しかし惜しくも枠の右に外れて先制とはならなかった。
続く35分、またしてもオーストラリアがチャンスを迎える。敵陣中央から左タッチライン際に張ったレッキーへ展開。レッキーはここからカットインし、ボックスの左角辺りから右足を振り抜いたが、枠を捕らえられずゴールの右へ。
お互い枠内シュート0で迎えた後半、再びホームチームにビッグチャンス。59分、自陣左サイドでボールを持ったべヒッチが、裏に抜けたレッキーにロングボールを送る。これを受けたレッキーはマークに付いていたDFを吹き飛ばしボックス左に侵入。体勢を整えて強烈なシュートを放ったが、これはGKアル=ヤミのファインセーブに遭ってしまう。
それでも勢いに乗るオーストラリアは65分、ペナルティアークから10mほど後方の位置でFKを得る。キッカーを務めたレッキーが右足を振り抜くと、ボールは壁を超えてゴール右へと一直線。GKアル=ヤミに弾かれたところをボイルが畳みかけるが、これもGKアル=ヤミが右足でスーパーセーブ。オーストラリアは再三のチャンスを活かしきれない。
一方、なかなか攻撃の機会が訪れなくなったサウジアラビアは75分にビッグチャンス。自陣右サイドからアル=アムリがロングボールを蹴ると、相手の最終ラインの後ろで拾ったアル=シェフリがボックス中央まで侵入。一度はボールを奪われたものの、そのルーズボールをアル=ファラジが拾い、ボックス中央からシュートへ。しかし、GKライアンの正面に飛んでしまい、こちらもゴールが奪えない。
84分にはまたしてもサウジアラビアに決定機。アル=ムワラッドからパスを受けたアル=ファラジがボックス左からクロスを上げると、これにゴール前で合わせたのはアル=シェフリ。完全にフリーでのヘディングだったが、わずかに枠の右に外れてしまい、またしても得点の機会を逃すことに。
その後も一進一退の攻防が続いたが、結局両チームともゴールを奪うことはできず、0-0で試合終了。グループBの天王山はゴールレスドローで幕を閉じることとなった。
オーストラリア代表 0-0 サウジアラビア代表
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