南野が終盤出場もリバプールは2点のリードを守れずホームでドロー…《プレミアリーグ》

南野拓実の所属するリバプールは30日、プレミアリーグ第10節でブライトン&ホーヴ・アルビオンとホームで対戦し2-2の引き分けに終わった。南野は87分から出場している。

無敗で首位チェルシーを追走する2位リバプール。ミッドウィークに行われたEFLカップ4回戦のプレストン戦では先発メンバーを全員変更しながらも南野とオリジのゴールで完勝し準々決勝進出を決めた。

公式戦5試合未勝利と調子を落としているブライトンとの一戦に向けて、クロップ監督はプレストン戦からC・ジョーンズ以外の先発10名を変更。3トップはサラー、フィルミノ、マネが並んだ。
リバプールが開始早々にピンチを迎える。2分、トロサールのパスで抜け出したマーチがボックス左から侵入し左足でシュート。しかし、これは好反応を見せたGKアリソンが弾き出して難を逃れた。

失点のピンチを凌いだリバプールはすぐに反撃。4分、ファン・ダイクのロングパスを右サイド高い位置で受けたサラーがボックス右から侵入すると、マイナスの折り返しを走り込んだヘンダーソンがゴール左に突き刺した。先制したリバプールだが、15分にカウンターから再びピンチを迎える。中盤でフィルミノからボールを奪ったビスマがそのままドリブルで持ち上がりミドルシュート。しかし、このシュートは右ポストに弾かれ、事なきを得た。

ポストに救われたリバプールだったが、18分にアクシデント。右もも裏を痛めたナビ・ケイタがピッチに座り込むと、プレー続行不可能となりオックスレイド=チェンバレンが緊急投入した。

早い時間に交代カードを使ったリバプールだが、24分にチェンバレンがチャンスを演出する。中盤でパスを受けたチェンバレンがバイタルエリア右までドリブルで持ち上がり右クロスを供給。これをゴール前に走り込んだマネが頭で流し込み、リバプールが追加点を奪った。

リバプールは34分にも、ゴール前でバックパスを受けたGKロベルト・サンチェスのパスを狙ったマネがスライディングブロックからゴールネットを揺らしたが、VARでマネのハンドが確認され、ゴールは取り消された。

VARに救われたブライトンは41分、ララナのパスをボックス右横で受けたマーチがマイナスにボールを送ると、エムウェプがボックス右手前からわずかに前に出ていたGKの頭上を狙いループシュート。これが決まり、ブライトンが1点を返して前半を終えた。

迎えた後半もリバプールは早い時間に決定機を作る。48分、ドリブルで中央を持ち上がったマネのスルーパスに反応したサラー冷静に飛び出したGKをかわして無人のゴールへシュートを流し込んだが、これはオフサイドでゴールが認められなかった。

膠着状態が続く中、リバプールは65分に失点する。左サイドを持ち上がったククレジャがバイタルエリア中央へボールを送ると、これを受けたララナのラストパスから最後はゴール前に抜け出したトロサールが冷静に流し込んだ。

同点に追いつかれたリバプールは、76分にも右サイドから斜めに持ち上がったランプティのラストパスからゴール前に抜け出したトロサールにゴールネットを揺らされたが、これはオフサイドの判定に救われた。

勝ち越しを狙うリバプールは、78分にフィルミノを下げてジョタを投入。さらに87分には、C・ジョーンズを下げて今季リーグ戦初出場となる南野をピッチに送り出したが、最後まで勝ち越しゴールは生まれず、打ち合いは2-2で決着。

2点のリードを守れず引き分けたリバプールは、首位チェルシーとの勝ち点が3ポイント差に広がった。